Episode Guide

1-01:双子の兄妹は転校生
(パイロット版,1990/10/4,1992/6/1,1995/4/9)

ウォルシュ家は、父ジムの仕事の関係でミネソタ州ミネアポリスからビバリーヒルズへ引っ越してきたばかり。家の中は片付け終わっていない荷物でめちゃめちゃ。
妹のブレンダは初めての高校に着ていく洋服選びで大忙しだが、どれもダサくて気に入らない。「最初が肝心!学校をお休みして買い物へ行きたい!」と言い出すが、母シンディに「そのままで十分かわいい」と言われてしまうが、「新しい自分になる!」と、ここビバリーヒルズでの新しい生活にかけていた。3人がビバリーヒルズでの忙しい朝を迎えるなか、今だにベッドの中にいるのは双子の兄ブランドン。

【ウエストビバリーヒルズ高校】
今日は新学期。ブランドンとブレンダは、新しい学校「ウエストビバリーヒルズ高校(WBH)」へ車で向かった。そこは高校とは思えないくらい、リッチな高級車に乗り付けてくる生徒でいっぱいだった。ファッションだって全然違う。そんな光景を見たブレンダは「おこづかいを上げてもらわなきゃ、やってけないわね!」と言う。

お気に入りのBMWで登校したのは、ブロンドヘアのケリー・テイラー。そんな彼女に声をかけているのは、つい最近までケリーと付き合っていたスティーブ・サンダースだ。夏休みの間に鼻を整形したケリーを「前よりは30cmは低くなったもんな」とからかい、ケリーに煙たがられている。
バスで登校したのは、WBHの新聞部のチーフを勤めるアンドレア・ザッカーマン。
新入生のスコットとデビッド・シルバーは学校が広すぎて、教室がわからないと迷子になっている。
ブレンダは初登校の手続きをしに行く途中、一人で暗く食事をする変な子と思われたくないからと、ブランドンにお昼は一緒に食べようと誘った。

ミネソタでの成績は優秀だった。ブランドンは新聞部のスポーツ記者を勤め、成績は3.8だった。ブレンダも演劇クラブ、生徒会の役員、成績はほとんど5だった。二人はそれぞれ1限の授業へと向かった。
ブレンダは、科学のクラスでたまたま隣になったケリーと仲良くなった。隣になった者同士が実験のパートナーを組むことになっていたのだが、飛んでもない生徒がケリーの隣に座りそうになったので、ぼーっと立っていたブレンダを呼んで座らせたのだった。
ブランドンはスペイン語のクラスでスティーブと隣り合せになった。アンドレアも同じクラスを選択していた。

授業のあと、ブランドンは新聞部の部屋を訪問し、アンドレアにWBHでも記事を書きたいと申し出た。2つのうちどちらが書きたい?と質問され、ブランドンは女子水中ポロの試合についてだと返事をすると、完璧に失格だと言われてしまった。記事を書きたいという男子生徒には必ず同じ質問をするが、誰一人として有毒物廃棄処分についてを書くと言った者はいないらしい。とりあえずは、雑用係として入部することになった。

【新学期パーティ】
一人でランチをしているブランドンは、変な人として周囲から避けられている。その頃ブレンダはケリーにビバリーヒルズでのしきたりやら何やらを伝授してもらっていたが、あんなのは最悪よ!と、一人で食事をしているブランドンを指差されてしまった。
空からパラグライダーの飛ぶ音が聞こえてきた。「新学期パーティ、金曜、サミット・レーン150にて」と書かれた札が下げられていた。パーティの会場はマリアン・ムーアという生徒の家で、ケリーも羨むほどの超金持ちのお嬢様らしい。
パーティは「新入生お断り」らしいが、デビッドとスコットはこっそり入り込む作戦をたてていた。

帰りの車中、転校1日がトラブルなく過ごせたとホッとする2人。パーティへは行くのかい?と聞かれたブレンダは、すでに女の子グループで行く約束をしてしまったとブランドンに話し、ブランドンは一人でも行けるから気にするなと返事をした。
ブレンダを迎えにやってきたケリーたち(ドナ、キャリー、ミッシェル)は、玄関からブレンダと一緒になって出てきたシンディを見て、「うちのママにあんなことされたら死んじゃわ」とか「ミネソタからきたんだから...」と笑っている。シンディが門限が何時かをケリーに尋ねると、またもやみんなに笑われてしまった。はずかしいブレンダ...

ブランドンは会場のそばで会ったスティーブと一緒にいた。ケリー達とつるんでいるブレンダに気付いて、お互いに手を振り合った。誰に手振ってるのよとケリーに聞かれたブレンダは、それが兄のブランドンだと答えた。ケリーはキュートねと言ったが、隣にいるのがスティーブだと気付くと、自分がスティーブを振ったのに相手がそれを認めないのよね〜と愚痴をこぼした。スティーブの方も、ケリーのことは自分の方が振ったやったんだとブランドンに言っている。

「新入生はお断り」を無視してパーティへもぐり込んできたデビッドとスコット。デビッドはケリーに興味があるらしく、スコットを置いてケリーの方へ行ってしまった。スコットは上級生にプールに突き落とされ、ずぶ濡れ状態。デビッドを置いて先に帰ってしまった。

【デビッド無免許運転で...】
デビッドは酔っ払っているスティーブに話しかけた。スティーブのファミリーネームがサンダースだと聞くと、「ハートリー・ハウス」の母親役で出演しているサマンサ・サンダースがお母さんであることに気付いた。デビッドはその番組の大ファンで、自分はそれを見て育ったんだと力説する。スティーブは、母親としては失格だし、ケリーもダメな女だとデビッドに言って去って行った。デビッドがふと時計に目をやると、すでに門限の時間になっていた。デビッドはスコットを探したが、見つけたのは彼の被っていた帽子だけ。そこへデロデロに酔っ払ったスティーブがやってきた。仲間に運転は無理だなと言われたスティーブは、目の前にいたデビッドに「待っててくれたのかぁ」と言い、みんなもスティーブをデビッドに預けて行ってしまった。デビッドは無免許だったが、仕方なくドヘニーロード4203
(だいたいこの辺り...go map)にあるスティーブの自宅まで運転することにした。
なんとか無事に自宅へついたデビッドは、スティーブを玄関前まで連れて行った。ホッと一安心したのも束の間、サイドブレーキを入れ忘れた車が坂道の私道を逆走し出してしまった。車は車道に止めてあった別の車に衝突し、スティーブの車のバックもメチャメチャ。青ざめたデビッドはその場から走って逃げてしまった。

【ブランドン&マリアン】
新学期パーティで、ブランドンはパーティの主催者であるマリアンと出会った。マリアンは両親が好きでやっているだけのパーティには興味がないという。マリアンは「たまに電話をしてもいい?」と言うブランドンの腕に、口紅で電話番号を書いて「こすっちゃだめよ」と言って去っていった。

月曜日、一人で寿司ランチをとっているマリアンを見つたブランドンは「金曜の夜に出れば1日学校を欠席するだけOKだから、週末はパリまで行かないか?」と冗談を言うと、マリアンも「不可能じゃないわよ!」と計画に乗ってきた。からかっただけだと白状したブランドンは、とりあえず今週末はどこか近くでデートしないかと誘い、土曜の夜8時にマリアンを迎えにいくことになった。
早速ブランドンは、デートにうってつけのCOOLなお店をアンドレアに聞きにやってきた。そこで先週のパーティに来なかった理由も聞いてみると、アンドレアはパーティへは出ない主義だという。みんなと一緒に遊んでいたら、念願のアイビーリーグへ入るための勉強ができないとのこと。 新聞部室を出かけたブランドンは、アンドレアに「ムーンシャドウ」というマリブにあるロマンティックなレストランを紹介してもらった。アンドレアはブランドンに「相手は特別な人?」と聞かれ、「どうなな?」と答えて、部室を出ていった。

【偽造免許証】
土曜の夜、ブレンダは「ブルーイグアナ」(クラブ)へ行くためのお化粧をしていると、シンディに「今夜は誰のパーティなの?」と尋ねられた。免許証の年齢を偽造してクラブへ行くことはもちろん内緒。「ビバリーヒルズでは子供の好きなようにさせている」というブレンダだが、まだ子供よとシンディに言われ、ケリーの電話番号を教えるから...と言ってケリーの車へと向かった。
ブレンダは年齢の部分を細工した免許証がバレずに中へ入ることができたが、ケリーは駄目だと言われた。ドアマンは、21歳だと言い張るケリーの免許証の年齢の部分を擦ったあと、偽造した身分証明書だと言って破ってしまった。残りのみんなも中へは入れなかった。
みんなは、ブレンダ一人で大丈夫か...?と言いながら、その場を去った。


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