Episode Guide

07-13:プレゼント・ゲーム
(Gift Wrapped,1996/12/18,1997/7/16,1999/3/6)

ピーチピットで、スティーブ達がクリスマスプレゼントの話題で盛り上がっていた。そこで、ドナは"くじびきで決めた者同士、プレゼント交換をしよう"と提案し、予算を5,000円以内に設定して、余ったお金は寄付することに決めた。早速ドナの作ったくじでペアを決めることに... スティーブ&ナットさん、クレア&ドナ、ブランドン&トイレイシー、デビッド&ジョーン。そして、よりによって残ったペアは<ケリー&バレリー>だった。ブランドンは「ケリーとバレリーがプレゼントを交わすとは、これまた素晴らしい」と茶化し、「何を買うか決めたわ...性格を治す薬」とバレリー。ケリーは「メリークリスマス、バレリー」と返事をした。

【ケリー&バレリー/クリスマスの奇跡?】
早速、バレリーとトレイシーがショッピングセンターへ買い物にやってきた。二人は、鉄琴でクリスマスソングを弾く女性(おばあさん)に「ジングルベルを!」と言ってお金を募金し、バレリーは「途中で居なくなっても悪く思わないで...魔女にプレゼント買わなきゃならないから!」と買い物に向かった。 
トレイシーがケリーによさそうな白いブイネックのセーターを見つけてバレリーに勧めたが、バレリーは「彼女に似合いすぎ!雑貨売り場にでも行って、ホウキのバーゲンでもやってないかチェックしなぁい?」と、結局ケリーへのプレゼントは買えずじまいだった。しかし、帰り際に鉄筋のおばあさんに「クリスマスの素晴らしいところは、その時こそ過去のわだかまりを水に流す絶好の機会だってことよ!」と声をかけられたバレリー−は、売り場へ戻って白いセーターを買うことに決めた。

ところが、ブランドンと一緒にピーチピットに来ていたでバレリーは、そこへやってきたクレアの態度から、ケリーが自分へのプレゼントを適当に済ませたらしいと察して、ブランドンに「プレゼント返してくるから」と、ピーチピットを出ていってしまった。そんなバレリーを見たブランドンは、「バレリーとケリーに対立問題は、中等情勢より複雑さ」とつぶやいた。
しかし、バーゲン品だったセーターは返品も交換もできなかった。仕方なく紙袋を提げて店を出ようとしたバレリーは、昨日の鉄琴のおばあさんを見つけた。そして、「私の代わりにメリークリスマスを...」と、紙袋に入ったセーターをダウンタウンへ寄付するよう頼んだ。セーターを預かったおばあさんは、バレリーの後ろ姿を見つめながらセーターを握り締めていた。

クリスマス・イブ、山のようなクリスマスプレゼントを買って、クタクタになって戻ったバレリーに、ブランドンはケリーがバレリーに素敵な贈り物を用意したらしいと吹き込み、それを知ったバレリーは「てことは悪者は私だけか!」と、再度買い物へ出かけていった。しかし、前日に見た白いセーターはもう売り切れてなかった。仕方なく店を出ようとしたバレリーは、鉄琴のおばあさんを見つけて「クリスマスの奇跡だわ...代わりにお金を寄付するのでセーターを返してもらえません?」と聞いてみた。運良くまだセーターを持っていたおばあさんから、クリスマスとイブはかき入れどきなので夫婦ともに働かないとね!と聞き、イブにも頑張っているのだから...と、セーターをおばあさんにプレゼントすることにした。バレリーの優しさに感動したおばあさんは、代わりに持っていたプレゼントになりそうな箱を手渡した。中身は何だかバレリーも知らなかった。

プレゼント交換はカーサ・ウォルシュで行われた。クリスマスが誕生日にドナには、みんなからのプレゼントが贈られた。その素敵なブレスレッドは、デビッドが選んだものらしい。ナットさんとジョーンさんが到着し、プレゼント交換が始まった。

スティーブ(料理の本)←→ナットさん(類語字典)
デビッド(ハンカチ)←→ジョーンさん(モンキーズ再結成ラ<イブのチケット)
ブランドン(イヤリング)←→トレイシー(万年筆)/nobr>
ドナ(フランス印象派画家展のチケット)←→クレア(ドレス満載の本)

最後にケリーとバレリーが交換した。先にバレリーが箱を開けると、とても素敵な日記帳が入っていた。ケリ−は自分でも欲しくなるくらい気に入ったものだと言い、ケリーも箱を開けてみると...ナント箱から出てきたものは同じく日記帳だった。ケリーはバレリーも中身を知らなかったので驚き、ケリーも驚き&喜び、どこで買ったのか尋ねると、バレリーは「サンタにもらったの」と答えて、二人は"メリークリスマス"と抱き合った。それを見たブランドンは、「クリスマスの奇跡です!」と茶化した。

【ケリー&ジョーイ/妹の出現】
買い物が出来ずに戻ったケリーは、ドナから<お父さんがクリスマスにL.A.へ来るので連絡するように>という伝言を聞き、そろそろ本気で叱らねば-_-;;;;;と思っていた。
20時の約束にやってきたケリーは、案内された席に座っているのが父でないとわかると、その女性が父の恋人か何かと思い込んでいた。ところが、ジョーイというその女性から「ビル・テイラーは私の父よ」と聞いてびっくり! ジョーイが腹違いの妹と知ったケリーは、気まずい雰囲気になって店を出たあと、一人でドライブしていた...とドナに打ち明けた。妹がいたと知って驚いたドナは、戸惑うケリーに「妹さんは悪くないわ...それに、彼女にとっても困った父親だろうから」とアドバイスした。

このことをジャッキーに知らせにきたケリーは、実はジョーイの存在を知っていたというジャッキーを避難した。知っていたのに真実を教えなかったのは、ケリーに心配をかけまいとするジャッキーの思いがあったからなのだが、ケリーには理解できなかった。ジャッキーはジョーイとは関わらないで欲しいと頼んだが、ケリーは「自分の妹に変わりない...もうママを信じないっ」と言って出ていってしまった。

ドナに言われた通り、問題はジョーイではないと気付いたケリーは彼女のホテルを訪ね、ジョーイもケリーの訪問を喜んだ。二人は会話をするにつれ、それまでお互いを誤解していたらしいことに気が付いた。ジョーイは日頃からケリーの事を聞かされていたので、ケリーがビルを良く思っていないことが意外だった。ケリーは最後にビルに会った時の話(ビルがL.A.に拠点を移すと言っておきながら帰ってしまったこと)をすると、それは ジョーイの母が急遽手術をすることになってL.A.へ来た時で、ジョーイもそれ以来ビルには会ってないという。話しているうちに、お互いにいい姉、妹だと思うようになり、二人は乾杯した。

ケリーとジョーイはショッピングセンターにクリスマスの買い物にやってきた。
ケリーはジョーイがしているイヤリングを見て、どうやらビルが二人の誕生日やクリスマスには同じものを贈っていたらしい...とわかった。全く言語道断だというケリーは、これまで誕生日やクリスマスをビルと過ごしたことがあるか尋ねてみた。答えはノー。これで、お互いがお互いを誤解していたことがハッキリとわかった。ジョーイは、ビルが自分の側にいないのはケリーのせいだと思っていたし、ケリーもジョーイの存在を知ってからは嫉ましく思ったこともあった...と打ち明け、二人の側にいないとしたら、一体どこへ???と、「テイラー家の娘だけでホッケーチームが組めたりして」と冗談を言って笑った。ケリーは「酷い親だけど、二人が出会えたことに感謝する..おかげで今年もハッピーなクリスマスが過ごせそうね!...さっき言った友達に(バレリー)、スペシャルギフトを買わなくちゃ」と、売り場へ戻った。

【ドナ&デビッド vs フェリース】
デビッドはドナの両親としっくりいかず、特にフェリースとの接し方で悩んでいた。上手くやっていけばドナも喜ぶと思う...と、メルに相談すると、明日のクリスマス・ディナーにドナの両親も誘うことを提案された。
両親がデビッド達とのディナーにOKしたのが信じられないドナは、特にフェリースが二つ返事でOKしたことが驚きだった。ビーチアパートでドナと話しをするデビッドは、「(フェリースが)僕を好きになってくれた...」と心配するが、ドナは「一番大切なのは私の気持ちよ」とキスした。

メル&ジャッキーのもとへ、マーティン夫妻とドナ、デビッドがやってきた。フェリースがメルにシャンパンを注文すると、ドナ達はぎくりとした。そして、フェリースは「大丈夫...子供達にお酒を勧めた話しは持ち出さないから」と、ワザワザ口に出して言う始末(シャンパンに関するエピソードはこちら...)。それから後も、ジャッキーに対する嫌味を続けたり、メルの宗教の話しをし出して、その場の雰囲気は最悪に(メルとデビッドはユダヤ教徒)。手伝いを...と、その場を離れたデビッドは心配し、なんとかなる!とドナが励ました。ところが、二人がリビングに戻ってみると、事態は悲惨な方向へと進んでた。懸命にメルに気遣うマーティン氏とは裏腹に、フェリースはメルとジャッキーについて「私には理解し難い...結婚してるようでしてないカップルは特に!」とつぶやき(メルとジャッキーは離婚して、その後も上手くやっているが復縁はしていなかった)、そして、ついに「これじゃデビッドがハイになるのも無理ないわね」とまで言ってしまった。

家族とのイブのディナーに来なかったドナを心配したフェリースが、ビーチアパートへやってきた。ドナは夕べのこともあり、フェリースに不信感を抱いていた。失礼な態度をとったことをドナから謝っておいて...というフェリースに対し、悪いと思うのならメルとジャッキーに謝ったらどうだ!と怒った。そして、自分はもう子供ではないのをいい加減にわかって!!!と怒鳴り、この問題に宗教も持ちだすのか?と付け加えた。ついに切れたドナは、フェリースこそ消えて欲しいと言ってしまった。

【総長&サマンサ】
クレアと総長が庭でクリスマスの飾り付けをしていると、スティーブがやってきた。総長はスティーブにパーティへ来るよう言うが、既に先約のあるスティーブは誘いを断った。しかし、約束の相手がサマンサだと知った総長は、二人で一緒にパーティに来るように勧め、早速新しいネクタイ新調に&床屋へ行くと言い出した。しかし、ネクタイは沢山ある上に、先週床屋へ行ったばかりだとクレアにツッコまれた総長は、「おめかしせんと、有名女優に悪いだろう」とソワソワして出かけてしまった。

スティーブがサマンサを連れてパーティへやってきたが、総長は緊張のあまりサマンサを避けてばかりいた。避けられている??と心配するサマンサを思って、クレアは総長にサマンサと一緒にクリスマスソングを歌うよう勧めた。二人は意気投合し、仕舞いにはディナーへ出かけると行って出ていく始末。

【クリスマス in the P.P.A.D.】
プレゼント交換を終えたみんはな、P.P.A.D.のクリスマスパーティへやってきた。ステージでは「クラーレンス・ファウンテン&ザ・ブラインドボーイズ オブ アラバマ」のライブを行っていた。
そこへニューヨークへ戻ったはずのサマンサと総長がやってきた。クレアは自分達はあと少しで兄妹になるのでは!と冗談まじりに心配している。 ドナの両親の席へ挨拶に行ったデビッドは、フェリースから夕べの件に関して謝罪を受けた。クリスマスだから...とフェリースを許したデビッドは、フェリースからドナとの仲裁役を頼まれた。前夜、ドナとフェリースは大喧嘩をしてしまったのだ。
デビッドは席に戻り、ドナに両親の席へ行くように勧めた。自分の誕生日にはしたくないことはしない!と、一度は誘いを断ったが、デビッドが「僕の為にもどうか...」とドナに言うと、ドナは両親の元へ向かった。そして、ドナはフェリースと抱き合った。

ジョーイもパーティにやってきた。どうやら、今回もビルはドタキャンのようだ。ジョーイが来ているのを知ったジャッキーは、メルから「仕方ないさ...正直に話せば?」とアドバイスされ、ケリーの元へ近寄った。そして、20年もの間、ケリーにジョーイのことを言わなかったのは自分なりに考えてのことだったが、それは失敗だった...とケリーに気持ちを伝え、仲直りすることができた。

ステージの上では「みなさんもご一緒に」と<We Wish your Merry Xmas...We Wish your Merry Xmas ~>が歌われ、バレリーからクリスマスプレゼントを受け取った子供達は大喜びした。


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