Episode Guide

1-06:初体験
(The First Time,1990/10/25,1992/7/11,1995/5/14)

【ブレンダ/ベビーシッター】
ブレンダは、お気に入りの数学教師ブロディ先生から、土曜の夜にベビーシッターを頼まれた。
約束の時間にブロディの家へやってきたブレンダは、ブロディが妻ナンシーの尻に敷かれているのを知った。リサ、エリオット(子供達)も生意気で、遊んでいてもすぐに飽きてしまう。すると、そこへケリーとドナが遊びにやってきた。
ブレンダが子供達が寝かしつけてリビングに戻ると、ケリー達は下着の引き出しから見つけたというアルバムを見て盛り上がっていた。ブレンダがそんなことをして...と心配していると、案の定、ブロディ夫妻が早めに戻ってきてバレてしまった。ブロディは自分がアルバムを出しっぱなしにしていたんだ...とかばい、アルバイト代はいくら払えばいいかとブレンダに聞くと、ブレンダは適当と思う額で...と答えた。
ブレンダは、帰りの車の中で「奥さんの尻に敷かれた彼を見てがっくり。熱が覚めたってことよ。」とケリー達につぶやいた。

【ブランドン&シェリル/初体験】
ブランドンがミネアポリスにいる頃に付き合っていたシェリルが、週末ブランドンの家に泊りに来ることになった。彼女とは1年間付き合っていて、2カ月ぶりの再会となるブランドンは、アンドレアと約束していたフットボールの試合の取材を断り、一日中そわそわしていた。
ブランドンはディランにもシェリルの話し、ディランは彼女をベルエイジホテルに連れておいでよと誘った。

緊張しながら車で帰宅したブランドンは、予定よりも早くきていたシェリルに驚いた。シンディとブレンダが邪魔者は消えようと言って、部屋の中へ入っていくと、二人は抱き合ってキスをした。
夜になり、シェリルはブレンダの部屋で寝ることになったが、ブランドンは「1時間だけ自分の部屋へこないか?両親は泥のように眠っているから、大丈夫。」とシェリルを誘った。ブランドンは「僕はこの日を待っていた。僕たちに訪れた特別の夜なんだ。」と言うが、シェリルは「考えてみる」と言って部屋へ戻った。
まだかまだか...とソワソワするブランドンの部屋にシェリルやってきた。胸騒ぎがして眠れないシンディは、物音を聞くとジムを起こし、「もしかして2人は...」と心配するが、ジムは明日の朝話すから大丈夫だと言って眠ってしまった。

ブランドンは、「In the Mood」を大音量で再生して超ご機嫌の朝を迎えた。
今日はシェリルのリクエストで、映画スターに会えることを期待して、L.A.見物に出かけることにした。芸能人宅めぐりや名所めぐりをした後、二人はベルエイジホテルの朝食を取りにやってきた。ブランドンは自分と初めての体験はどうだったかと聞くと、シェリルは言葉では言い表わせない程ハッピーだと言った。二人がキスをしていると、そこへディランがやってきたので、シェリルにディランを紹介した。
ブランドンがトイレにいっている間、3人でナイトクラブ「コンタクト」に行こうということになった。そこはよく芸能人がやってくるらしい。

シンディはジムに、家では許されない行為だということを話すよう頼むと、ジムは「許す許さないではなくて、肝心なのは責任だ」と言い、そのことをブランドンに話そうとしたが、ディランが迎えにきたので言いそびれてしまった。
シェリルはディランの車を気に入り、クラブまでディランの車で行きたいと言い出した。仕方なく、ブランドンはブレンダだけを乗せて、ベビーシッター先のブロディの家へ行き、それからクラブへ向かうことにした。

【ブランドン&シェリル/口論】
「コンタクト」にやってきたブランドンは、ディランとシェリルが抱き合って踊っているのを見つけ、二人の側に近寄ったが、トゲトゲしいブランドンの口調に呆れたシェリルは、化粧室へ行ってしまった。ブランドンは、「学校中の誰とでも気安くデートが出来るのに、なぜ自分の彼女に手を出すんだ!」とディランに言うと、逆に「言いたくはないが、さっき誘ってきたのは彼女の方だ。」と言われ、ディランを殴ってしまった。ディランは「いい加減に目を覚せ。誰が友達かもわからないのか!」と言って、その場から去った。
ブランドンは、お酒を飲んで浮かれているシェリルと話しているうちに口論となり、シェリルは夕べが初体験ではなかったと聞かされた。ブンドンはすっかり変貌したシェリルを非難し、ミネソタへ帰れと怒鳴ってしまった。冷静になったブランドンが外へ出た時は、タクシーに乗って行ってしまったあとだった。

ブランドンは、シェリルがいなくなった...と、ディランの部屋を訪れると、彼女もディランの所にきていた。 ディランは、二人で話し合うべきだと思うと、部屋を出ていった。
シェリルは二人目の父親のことを嫌い、母親も父親の味方だった。本当の父親も電話すらかけてこない状態だった。ブランドンがミネソタにいる頃は、幸せだったので気が紛れたし、自分を安全と思っていた。しかし、ブランドンがL.A.に引っ越すことになって以来、ブランドンは新しい環境に馴染もうと自分をかまってくれなくなり、お酒を飲んで気を紛らわしたりと、自分が変わる他なかったと話した。また、自分は3日前から家出してきたと打ち明けると、ブランドンはこういう時はこれに限るさと言って、ルームサービスで山盛りのアイスクリーを注文した。

その頃、ウォルシュ家もアイスクリームを食べながら、シェリルの家出の話をしていた。義理の父親に罵られて家出をしてきたとなると、夕べの事もうなずけるわとシンディが言ったのを、ブレンダが何のこと?とジムにたずねた。ジムが答えられずにいると、「シェリルは夕べあなたの部屋で寝てないのよ」とシンディに言われて、驚くブレンダ。

【ブランドン&シェリル/別れ】
二人が帰ってきた。シェリルは寝室の電話で実家へ連絡するようシンディに言われ、2階へ上がっていった。
ブランドンはブレンダに、自分は何でも知っているつもりだったのに、本当のシェリルを知らなかった。自分で作り上げた彼女を見ていただけだった。悩んでいるのに気づきもしなかったし、わかろうと努力もしなかったと話し、「隠していることはわからない。まだ間に合うわ...」と励ますブレンダに、自分がいま一番言いたいのは"さよなら"だと言った。

翌日、シェリルはミネソタへ戻ることになり、何年かしたら家を出るとブランドンに話した。そして、「二人で愛を交わしたことを忘れない...自分は初めてではなかったが、あの夜は自分にとって思った通りで、いまでもブランドンを思う気持は同じだし、その時感じた気持は忘れない。 でもひとつだけわかったことがある...」と言おうとしたところで、迎えの車がやってきた。シェリルは1階に下りていった。ブランドンはその続きを階段の上からたずねると、シェリルは「あなたは本当最高だった」と言って出ていった。リビングでそれを聞いていたブレンダは、ニヤニヤしながらブランドンを見つめた。

バスケコートで、ジムはブランドンに「責任は持たなければならない」と話を切り出すと、自分が10歳の時に話してくれた(SEXについての)内容に付け加えることはある???と言われて、「ない」と答えた。ブランドンは「ちゃんと気を付けたから大丈夫だとママに伝えておいて」と言って、シュートした。


前エピソード次エピソード第1シーズン