Episode Guide

4-17:思い乱れて
(Thicker Than Water,1994/1/12,1994/1/12,1997/4/13)

【ドナ&デビッド】
ドナが特注のスキーブーツをケリーに自慢していると、デビッドが深夜放送から戻ってきたので、自分達と一緒にスキーへ行かないかと誘った。しかし、今さら誘われても遅いし、今日はエリンのお守りがあるからと行かない。そして、もう自分の生活に首を突っ込まないで欲しいとも...。ドナはまだ一緒に生活をしているし、このところ様子がおかしいのでケリーと2人で心配していると言うと、デビッドはドナがもっと大人の付き合いをしてくれればこうはならなかった!!!と怒鳴った。
デビッドは、テストが終わっても薬のせいで眠れぬ日々が続き、深夜放送でも愚痴ばかりで、ハワード部長からも注意されてイライラしていた。

その頃、スティーブは、試験休暇を利用してスキーに出かけるために、朝早くウォルシュ家にやってきた。ブランドンとブレンダは出かける前に、一緒に行くドナへ電話を入れたが、デビッドと大喧嘩したから行きたくないと言い出した。ブレンダは「ドナの家の別荘に泊るんだし、行けば気が晴れるわよ!」と言って、3人でドナを拾ってからビッグベア(スキー場)へ向かった。

ドナは足型をとって作った特注ブーツを履いていたが、2回ほど滑っただけで足がいたくなって休憩しに戻ってきた。そこでスキーショップで働くチャドに声をかけられ、ブーツを脱がしてもらった。そして、今日は足を休めるために滑らないというドナは、彼とランチを一緒にすることになった。そこへスキー初心者のブレンダがやって、尻もちばかりついていると話すと、チャドは明日、スキーのインストラクターをしている友人4人と、滑らないか?と誘ってきたので、ドナは了解した。

ブランドンとスティーブ、ブレンダがゲレンデから戻ってきた。すぐに別荘へ戻って食事にしようとなったが、ドナはお腹は減っていないし、誰かに別荘まで送ってもらうから!と、先に戻るように言った。ブレンダはチャドとは知り合ったばかりでしょうと心配するが、大丈夫だからと言って、一人で残った。

チャドは暖炉の前でドナとキスをしながら、これから住居(サンバナディーノ)へ帰ると時間がかかるので、ドナの別荘へ行ってもいいかいと尋ねた。ドナはチャドのことは大好きだけど、別れた彼のことをまだ愛していると打ち明けた。チャドはドナ話をしばらく聞いたあと、ドナを別荘まで送っていった。

【デビッド&ケリー/ドラッグ発覚】
気温が5度以下になると冬眠しちゃうの!と、スキーへ行かなかったケリーは、メルがエリンのお守りをしないからと電話でヒステリーを起こしているジャッキーに、落ち着いたらかけ直して!と電話を切った。
今日はデビッドと二人でエリンの子守をすることになっていた。ケリーはデビッドがピリピリしているのを見て、ドラッグをやっているのでは?と尋ねたが、悩みがあれば相談するし、眠れば解決するからと怒りっぽく言われてしまった。ケリーがデビッドを呼び止めて抱きしめながら「ゴメンネ」と言うと、デビッドも「心配してくれてありがとう」と答えた。

メルの診療所でエリンを預かって、3人は公園へやってきた。デビッドはエリンにアイスを買ってやろうとすると、「外で物を食べる習慣を付けないようにしているし、お守りをする気があるなら注意して」とケリーに言われる。デビッドは兄として甘やかす権利もあるんですよと言うと、ケリーは1時間ほど用があるので、その間エリンのお守りをヨロシクと行って、公園を出ていった。

1時間してケリーが戻ると、デビッドはベンチで居眠りをしていた。2人は公園内を探したが、エリンの姿がどこにもないので、二人は警察へ捜索依頼を出した。メルもエリンの写真を持ってやってきた。ミラー刑事はジャッキーと連絡がつかないが、最近会ったかどうかを質問した。メルは自分達はエリンの親権裁判で争っていると答えた。ミラー刑事はさらに最近彼女と話したことは?とたずねると、ケリーが今朝電話で話したと答えた。ケリーは子供が公園へ行くこと教えたか、精神状態はどうだったかを聞かれ、少し興奮をしていたが、子供を連れ去ることはしません!と答えた。特に養育権がからんでいる場合は、家族が関わっていることが多いらしい。
しばらくしてジャッキーが警察にやってきた。かなりの興奮状態なうえに、いろいろと質問されて自分が疑われているのかと思ったジャッキーは、メルにメキシコ旅行の次はこれ?と、物凄い剣幕だが、しばらくしてやっと落ち着いた。

エリンが見つかった。公園のそばにある家で保護されていたという。その家のメイドが発見したのだが、英語が話せない上に不法滞在者だったために通報できないでいたという。女性の警官に抱かれて戻ったエリンを抱きしめるケリー達を見ながら、デビッドも安心した様子。

アパートに戻ったデビッドは、「公園で居眠りしていた時、自分は意識を失っていたんです。薬に手を出していたんです。」と、ケリーに打ち明けた。公園に行く前に寄った診療所からも、鎮静剤を持ち出しして飲んだと泣きながら話した。ショックを受けるケリーに、「僕を嫌いにならないで」と訴え、助けてと泣きながら抱きついて泣いた。ケリーも嫌いになんてならないわと、デビッドを抱き寄せた。

【ディラン/スザンヌの正体?】
海へやってきたディランは、エリカにサーフィンを教えようとするが、泳げないの...と聞いて、ガッカリ。では泳ぎの練習をしようと、二人はプールへやってきた。エリカは顔を水につけるのが怖いし、お腹もいたいから帰ると言ったが、ディランに説得されてチャレンジしてみた。ほんの数秒だが水に潜ることができたエリカとディランは大喜び。

なかなか更衣室から出てこないエリカを心配したディランは、中にエリカ以外には誰もいないと知ると、中へ入っていた。トイレにこもって出てこようとしないエリカは、後から入ってきた女性に警備員を呼ぶと言われているディランを心配して外で出てきた。ディランは自分が力になるから、どうしたのか言うように説得し、エリカは深呼吸してから一言「生理が始まっちゃった...」と打ち明けた。戸惑うディラン。

二人はウォルシュ家へやってきた。シンディは「とても大切な日になったわ」と言い、ディランもありがとうと抱き合った。そして、シンディはジムもディランに話すことがあるそうなので、今夜は夕食も食べていったら?と誘った。ディランも誘われるのを待ってました!と、申し出を受けた。

ディランは、ジムからスザンヌの社会保険番号を調べた結果を報告された。彼女の銀行口座には25,000ドルの残高があるという。彼女の事情はわからないが、何かを企んでいるのではと心配するジム。突然現れて、預金があるのに困っていると言って騙したのだから...と。 ディランは何かわけがあるのだろうと言い、ジムもくれぐれも用心をと忠告した。

スザンヌが予定より早くL.A.へ戻ってきた。ディランが25,000ドルのことを切り出すと、自分も逆の立場なら同じことをしたわと言って、事情を説明しだした。あのお金はトレーラーハウスに対する保険金だが、いつ支払われるかも不明だったし、もらえるかもわからないお金だったという。保険会社から3日まえに支払われたばかりだった...迷惑をかけたので明日には出ていくと言って、1枚の写真をディランに見せた。荷物を整理していたら出てきたという写真には、若いころのスザンヌとジャックが写っていた。
スザンヌは全てを話し出した。エリカにはジャックが本当の父親だと言ってきたが、本当はどうなのかわからない。実際にジャッケイとは付き合っていたが、自分も若かったし...もし証拠を探そうとしても何もないわ...と言いかけると、エリカが起きてきた。エリカを見たディランは、「証拠なんて糞食らえだ! 俺には妹ができた」と言った。

【アンドレアの妊娠】
体がだるくお腹がゴロゴロするので、大学の診療室へやってきたアンドレア。寮内で流行っている風邪だと思うが、一応血液検査をしましょうと言われ、アンドレアは念のためにエイズ検査もやって欲しいと希望した。いつも注意しているので心配はないと思うが、知っておきたい!という。結果は明日出るので、また診療室へ来るように言われて、アンドレアは寮へ戻った。

翌日、検査の結果を聞きにきたアンドレアは、エイズの結果なんでもないと聞いて安心したが、体の変化は9か月続くと告げられ、自分が妊娠している知った。


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