Episode Guide

4-23:動物実験とその死(100話目)
(A Pig Is a Boy Is a Dog,1994/3/2,1994/9/10,1997/5/25)

ブランドンからルシンダと付き合っていると聞いたブレンダはビックリ。誰にも言わないと誓うが、ブランドンが部屋へ戻ろうとした瞬間、 「まさか兄貴とルシンダさんがアツアツだったとわねぇ...」と言い、ブランドンに振り替えられたブレンダは、ちょっと大きな独り言よ!と。

【四角関係/ブランドン&ルシンダ、ケリー&ディラン】
ディランは大学のカフェで、「特別プロジェクトのお熱いカップル(ブランドンとケリー)」という、写真入りのコンドル紙に目を通していた。そこへやってきたケリーは、その写真はダンスの時のものだと弁解をし、話しはルシンダの映画への投資へと変わった。ケリーは、ディランが映画の投資を辞めたのは、女性の地位向上を目指す彼女とはやってられないからだ!と思っており、もう一度チャンスを...とディランに頼んだ。ルシンダと食事でもして、それでも駄目なら諦めるから言って、キスをした。その様子を見ていたリッチランドは、ケリーにブランドンの恋人と声をかけるが、ケリーは彼とは単なる友達だ!と答えた。そして、「あんたみたいな人は死んだ方がマシよ!」と言って去った。

ケリーがブランドンを訪ねてきた。ディランがルシンダの映画に投資しないと言い出したので、ケリーは再びルシンダを夕食に招待して、ディランの考えを改めようと計画していた。そのディナーにルシンダと一緒に来て欲しいと言われたブランドンは、ルシンダとのことは内緒のはずと返事をした。しかし、ディランはケリーとブランドンの仲を気にしており、そこへ二人が来れば誤解も解けるし、ディランはルシンダに引け目を感じて投資を断ったのであれば、ブランドンが対等に接しているのを見たら考えが変わるかもしれないと期待していた。

ルシンダは、自分達のことを他人に話したとブランドンから聞き、それが二人とも自分生徒だと知わかると、「約束も守れない人だったの?」とブランドンを責めた。ブランドンが、「ディランの投資で映画に専念できれば、自分達もコソコソと会わずに済むんだ!」とルシンダに言うと、ルシンダも「あなただって辛い思いをしているのよね...」と、ブランドンに寄り添いながら言った。だから食事でもすれば、きっと上手くいくというブランドンに、ルシンダも考えを改めた。

ディナーの支度をするケリーから、ルシンダが連れてくる恋人はブランドンだと聞いたディランは、とうとう秘密がバレてしまいましたかというブランドンに、これからまだまだ化けの皮が剥がれるゼという。食事も終わり、お茶を飲みながら本題に入った4人。映画ができれば、アメリカ中の女性が飛び付けば、テレビ局も喜ぶだろうとケリーが言い、「だったら投資を頼むのは女にしたら?」とディランに言われたルシンダは、そろそろ帰ろうというブランドンと、その場を後にした。
ケリーは、お金を出したくないならいいけれど、失礼な態度をとることはないと怒っていた。そして、ケリーとブランドンがキャンプでダンスをしている間、ルシンダはガテマラ人の儀式と生じて自分をベッドへ引きずり込もうとしてきた!と聞くと、「勝手にすれば」と言って出て行った。

ルシンダが講義を始めようとすると、ケリーは「裏切りの概念についても話して欲しい」と言いだした。浮気は頻繁に?と質問すると、イヌイットの文化では、自分が狩りに出かける間、妻に別の男をあてがう夫もいるといい、それを聞いたケリーは、女が家を留守にすると、手を出す女もいるか?と返した。いるという答えに、けりーは「自分達の文化とイヌイットの文化は違う」とルシンダに食い下がった。自然の法則だというルシンダに対し、友人の夫を寝取るのも自然の法則なのか?と問うと、「イヌイットみたいに男女間はもっと単純であるべきで、性的衝動に素直になるのは素晴らしいことだ」と、ルシンダは率直な意見を述べた。ルシンダの答えを聞いて考えるケリー・・・

ピーチピットにやってきたケリーは、ブランドンに全て話した。自分達は抑制することができたというブランドンに対し、ケリーは自分達も「心の浮気」には代わりない...と、ディランにブランドンとのことを打ち明けることを決めた。
ブランドンもルシンダに別れを告げ、自宅へ戻ってきた。明日はスティーブ親子とゴルフの約束をしていた為、スティーブがブランドンの家に来ていた。そこへディランが血相変えてやってきた。先に部屋へ入ってるように言われたスティーブは、気になってポーチへ戻って、二人の間で話しをきいていた。ディランは文句があるなら受けて立つとブランドンを挑発したが、親友であるディランを殴ることは出来ないが、ディランが殴りたいのなら殴ってくれ!と叫んだ。ディランは、遠慮なしに左拳をブランドンの頬めがけたが...除けたブランドンの代わりにスティーブの鼻に直撃!!! 顔を見合わせたディランとブランドンは、鼻血を出したスティーブを間に、「ルシンダのことを思いだしたら殴る気も失せた」、「あやうく友情まで壊されるところだった」と仲直りしてしまった。そして、「ブラウニーとアイスがなくなるわよ」というシンディの声に、2人は家の中へ入っていった...ヨロオロのスティーブを抱えて。

ケリーは自分のためにディランとブランドンがやりあったと知り、嬉しいわ...と、ディランとキスをした。

【ロッキーの死、ブレンダの逮捕】
動物保護集会から戻ったブレンダは、晩御飯がお肉だと知ると、「とても動物のお肉なんて食べられない」と拒否した。他の動物を殺す権利は私達にはない!と力説するが、ブランドンに「ベジタリアンになるのは素晴らしいが、いま履いている革靴は?」と言われ、「まずは食生活から...革製品はそれから」とニッコリ顔。

アーラン(グループのリーダー)から、実験を受けた大概の動物は病気になると聞かされた通り、ロッキーは病気にかかっていた。 ロッキーの様子がおかしいと、デビッドが獣医に診せたところ、末期ガンで既に手の施しようはなくなっていた。デビッドはドナには言い出せず、ブレンダにだけ打ち明けた。

明日の講義集会への参加を求めるビラ配りをしている所へアンドレアが通りかかり、「馬鹿げているし考え方が違う...何かを主張する時は、まず自分の目で確かめるのね!」と、ブレンダとドナを33実験実へ連れていった。そこは行動調査を行う実験室;シィズ(幼児突然死症候群=生まれて一年以内に赤ちゃんが死んでしまう病気)の原因を追及するために(毎年1万人以上が死んでいる)、睡眠中の能と呼吸の関係を調べていた。
それを聞いたブレンダは、だからといって動物に電極を流していいとか限らないと反論するが、この実験によって赤ちゃんの命が救えるならと言われ、返す言葉を一瞬失った。しかし、「どんなにスバラシイ実験でも、賛成できないわ!人それぞれに考え方は違うのよ」と答え、実験室を出ていった。

ロッキーの元気がどんどん無くなっていった。デビッドはブレンダから話すべきだと言われ、ロッキーが癌で手遅れであることを告げた。

講義集会では評議会での勝利が叫ばれていたが、理事会が評決を棚上げし、投票を延期した。結論が出ないということは、動物実験は続けられるということである。それを知った集まった学生は、「動物実験反対」と腕を上げて叫びだした。そこへ理事会のメンバーが出てくると、「うそつき」と詰りはじめた。アーランは自分達は暴力団体ではない!と、彼への体への接触を辞めるよう叫ぶが、その騒ぎはおさまらなかった。ドナとブレンダはその場を後にした。

ロッキーは看病の甲斐もなく、死んでしまった。ドナは「あの実験がいけないのよ。ロッキーは殺された。」と泣きながらブレンダと抱き合った。
アーラン達は強行手段を取ろうとしていた。外部の過激活動家が加わると知ったジャネットは、自分はこの件から抜けると出ていってしまった。それと入れ代わりで入ってきたブレンダは、「戦うわ」と誓ったとおり、話し合いだけではなく、行動を起こさねば!と訴えた。ブレンダは彼らがしようとしていることが飛んでもない事だと知らないまま、なにかをしたいとう気持ちで、参加することになった。

一番最初に疑われそうなアーランはアリバイを作るため、実際の行動には加わらないよう命令され、ブレンダは実験室の外で見張りをするように言われた。彼らが、あの33実験室へ突入しようするのを知り、ブレンダは必死にここは違うと訴えるが、その甲斐なく、みんなはゲージを壊して動物達を逃がし、実験室を荒らしだした。
言われた通り廊下に立っていたブレンダは、明かりのついた廊下の向こうから走ってくる人々に驚いた。そして、F.B.I.だと名乗る男がブレンダの腕に手錠をかけ、黙秘権について唱えだした。なにが起こったのかわからないブレンダは、涙を浮かべながら黙秘権は放棄しないと首を振った。


前エピソード次エピソード第4シーズン