Episode Guide

5-32:P.S."愛してます" パート.2
(P.S. I Love You,1995/5/24,1995/12/9,1997/4/11)

彼らは、パーム・スプリングスへ来ていた(米では「P.S."愛してます" パート.1」と合わせて、2時間スペシャルとして放送)。
このエピソードから、毎週土曜11:40の放送に。

【ブランドン、ケリー、バレリー】
二日酔いのブランドンは、プールに入って酔いを覚ましていた。そこへ、一日遅れてやって来たデビッドとクレアが姿を現した。ケリーが一緒でないと分かったブランドンは、ケリーが予定を変更したことはドナから聞いていたが、今日になっても来ないのは、もしやディランと一緒なのでは?と、デビッドに訊ねた。プールの落とすぞと脅されたデビッドは、ケリーがアリソンと一緒にいる事を見たと話した。ブランドンは、二日酔いの薬を持ってきたスティーブに、「ビールを持ってきてくれ」と頼んだ。

ハメを外すブランドンは、スティーブ達とイタズラ電話大会をしていた。ブランドンは、「コールデン先生の診療所ですか?僕はリチャード・ジュニアで、僕の○*△は巨大。小さくする手術をして欲しいので、先生に確認して頂けます?」と電話して、45秒を記録・・・1位となった。それを脇から見ていたケリーが、「馬鹿丸出し」と声をかけ、ブランドンも「男に興味ないんだっけ?」と言い返した。ケリーはレイとの会話で、ブランドンがここへ来ていることを知ったのだった。
話し合うため、二人きりになったブランドンとケリー。アリソンの関係を否定しないケリーに、ブランドンは「女性に興奮できた?」と訊ね、ケリーは「アリソンはタダの友達。文句ある?」と答えた。そこへカートに乗ったバレリーがやって来て、「空きになったスウィート・ルームへ移ろう」と、ブランドンに声をかけた。ベッド・ルームは2つだから安心するよう言うバレリーに、ケリーは「ブランドンが何をしようと、別れたたのだからどうでもいい。勝手にすれば」と言って、その場を去っていった。

バレリーの車で街へ出ようとするブランドン。車にガソリンを入れ、薬局でコンドームを購入するのが目的らしい。スティーブも同行した。
2人は、ガソリン・スタンドで知り合った美女エルとで、レストランへやって来た。スティーブとエルはカラオケに夢中。コーヒーを飲みながらステージ上の2人を眺めるブランドンは、再びジムとシンディの幻を見た。

ジム:
結局は、バレリーと過ごすよりもココに来ることを選んだのだろう?
ブラ:
バレリーには電話で遅くなると伝えたが、待ってると言っていた
ジム:
では、考え直してバレリーと一夜を過ごすことに?
ブラ:
何度も考えた。若いんだし、気をつけて楽しめば、別に何の問題もない。
シン:
バレリーは、あなたを尊敬してる。信頼を裏切ることにならない?
ブラ:
今日は本能に従うつもりなので、現れないで欲しい・・・ショックが大きいから。
シン:
でも、やっぱりいけない事だわ
ブラ:
僕を心配してくれるなら、どうして置き去りで香港へ行ったのさ?
スティーブが戻ってきた。「100%落ちる」と聞いたブランドンは、スティーブの成功を祈って消えた。

ケリーは「なぜ、自分がアリソンと付き合ってるとブランドンに言ったのか」と、デビッドとクレアを責めた。クレアの言い分は、早とちりしたのは悪いが、ケリーがコソコソとしているのも悪いと言った。ケリーの心配は、ブランドンがどうリアクションするかが心配らしいが、デビッド曰く「アリソンとの事を知る前から、ブランドン先輩は落ち込んでいた」とのこと。

その頃、ブランドンはラジオを聞きながら車で走っていた。赤信号で止っていると、後ろにはパトカーが続いていた。ラジオをいじっていた為、信号が青になったのに気付かなかったブランドンは、後ろから合図されて走り出したが、パトカーはサイレンを鳴らして、ブランドンに車を止めるよう合図をした。ビールを飲んでから半日は経っているというブランドンに、警官は免許証と登録証の提示を供給し、ブランドンは免許証を提示した。しかし、自分の車ではないため、登録証はどこだか・・・と探していると、バレリーがサンバイザーに隠してたマリファナが落ちてきてしまった

早朝、寝ているバレリーをたたき起こすブランドン。自分はバレリーが隠していたマリファナのせいで、留置場へ入れられていたと怒って言った。それを聞いたバレリーの開口一番は「車、車はどうしたの?」。ブランドンは、まくら元に置かれていたマリファナをトイレに流し、「もし僕がマリファナを吸っていて、ドラッグ検査にひっかかっていたらどうなっていたと思う!」と怒鳴った。 「でも吸ってなかったんだし、無罪放免になったのだからいいじゃないの」と、バレリーはブランドンに迫ろうとしたが、ブランドンは「自分はお目付け役なんだ」と言って拒絶。バレリーは「そんなの要らない、あんたももう要らないっ」と怒りだし、ブランドンは車のキーを投げ付けて、勝手に帰るように言い放った。

ブランドンがチェック・アウトをすると、ロビーでケリーと遭遇。ブランドンは酷い事を言ったと謝罪し、ケリーはホテルを出ようとするブランドンを手で引き止めた。

ケリ:
結婚はしなくても付き合えるはずでしょう?どうして何もかも終わりにするの?
ブラ:
僕はプロポーズしたんだよ?
ケリ:
それはディランが世界旅行へ誘ったからで、馬鹿げた競争・・・私の身にもなって!
ブラ:
ただ張り合うためにプロポーズしたと思う?
ケリ:
そう感じた
ブラ:
僕の考え・・・僕は一生君の側にいたいと思ったし、君も同じ気持ちだと思ってプロポーズした。でも、君は僕ほど愛していなかった。
ケリ:
そうじゃないわ、信じて。
ブラ:
とにかく、これからは別々の道を歩もう。僕は君を理解してなかった。
ケリ:
許してくれない気?
ブラ:
許す、許さないの問題ではなく、元通りになることは出来ないよ。
ケリ:
私はそうは思わないけど・・・
パーム・スプリングス発の長距離バス・ターミナルへやって来たディランは、ベンチへ眠りこけてるブランドンを発見。二人は一緒のバスに乗り込み、ブランドンは自分にあった事を話した。ディランは、誘惑に負けなかったディランを尊敬すると言い、行き着くところはケリーの話しになった。ディランは旅行の件はマジだったと言い、ブランドンは指輪のローンが4年も続くと言った。そして、ケリーの何が自分たちを駆り立てたのかを考えた。

2人は、L.A.のバス・ターミナルからタクシーに乗り、まずはブランドンの家で止った。二人は近々会う約束をした。
ブランドンが玄関前の「売り家」看板に目をやると、「売約済み(SOLD)」の張り紙がしてあった。複雑な気分で家の中へ入っていった。 不動産屋によると、下見に来ていた香港のMr.チュウが、高条件で家を買うことになったという。しかも、支払いはキャッシュ。
幼い頃のビデオを見ていたブランドン。そこへバレリーが帰ってきた。バレリーも家が売れた事を知り、ブランドンがビデオを見ている理由は聞かないことにした。ビデオの内容は、ブランドンとブレンダのお誕生日会で、大好きだったスマーフ柄の大きなケーキ、幼い頃のバレリーも映っていた。バレリーは自分を許してくれるか?と訊ね、ブランドンは、こんなに子供の頃からの付き合い・・・と呟いた。バレリーは、セックスとドラッグで台なしにするなんてもったにない!と言い、お互いに友達でいることを約束した。
ビデオが終わり、二人は現実に戻った。バレリーは「あれが夢だったらいいのに・・・」と呟いた。
ブランドンは「あと2週間で出ていかねばならない」と言い、バレリーは「この2週間いろんな事が置きそう」と言った。ブランドンは、バレリーの首に手を回しキスをした・・・長く。

【スティーブ】
ロビン親子とのテニスの試合に負けたスティーブ親子。スティーブは、ロビンと何かあったのかと訊ねるラッシュに、「自分に都合で女の子を紹介するのは辞めて欲しい。○との仕事のために、自分とロビンを付けようとしている事は知っている」と告げた。しかし、「○と一緒になやろうとしているのは、チャリティのイベントで、ロビンを紹介したのは、彼女となら長続きすると思ったから!」と言うラッシュ。

ブランドンとガソリン・スタンドへやって来たスティーブは、そこで再び美女に遭遇した。声をかけたスティーブは、マニキュアを塗ったばかりで困っていた美女の代わりに、給油してやることにした。美女の名はエルで、パーム・スプリングの住人だった。

意気投合した二人は、ブランドンと共にレストランへやって来た。エルとカラオケを楽しんだスティーブは、「100%落ちる」とブランドンに言い、気を聞かせたブランドンは先に帰った。
エルの家まで待ちきれないスティーブは、駐車場に停めてあった車の脇でキスをした。スティーブは、エルの体をボンネットに押し倒した・・・が、手にした胸から「シリコン」が出てきて、エルが男性である事にやっと気付いた。驚いたスティーブに、エルは地声で「あら、あなた知らなかったのぉ〜?」と言い、エルの下半身に目をやったスティーブは、悲鳴をあげて逃げ帰った。

エルとは上手く行かなかったスティーブは、ロビンにテニスのコーチをしてやった。二人が一緒に所を目撃したブランドンは、エルが男だったことを聞かされた。「もしも話したら、立ち上がれなくなるまでボコボコにするっ」と、必死のスティーブ。

【ドナ、レイ】
ドナは、フェリースのパネル・ディスカッションが終わる直前になって、会場へやって来た。来ていたケリーから、フェリースががっかりしていたと聞いたドナは、早速フェリースに謝った。レイもドナをかばったが、自分の娘が来ていない会場で、家族や礼儀について話さねばならなかった自分の立場も考えて欲しいと言って、会場を出ていった。ドナは、「話しの内容を教えるので、ランチの時に話題にしたら?」と言って、ケリーから慰められた。一方、レイはここから出ていくと宣言。

ブランドンが外出している間、部屋で荷物整理をしていたバレリーは、窓の外からレイとドナが言い争う声を聞いた。怒りながら階段を昇るドナ。それを追いかけるレイは、ドナをこちらに向かせようと手をかけたはずみで、ドナを階段から突き落としてしまった。レイは、「こんな目に遭わせるはずじゃなかった」とドナに寄り添った。レイはドナから「あっちへ行って」と言われるが、現場を目撃して駆けつけたバレリーに、医者を呼ぶよう命令した。

「DESERT SPRINGS HOAPITAL」に運ばれたドナ。知らせを受けたケリーが病院へやって来て、原因をレイに訊ねた。レイは、「部屋へ昇る階段の途中で、足を滑らせて落ちた。自分が駆けつけた時には、下で腕を抱えていた。」と答えた。そこへ左腕を吊られたドナが、車椅子の乗せられて戻ってきた。ドナは、ケリーがレイから真実を聞かされてないと知ったが、階段から落ちたのは自分がドジだからと話した。

ロビーで「オブラディ・オブラダ」を弾きながら、みんなと歌うレイ。それを見たフェリースは、レイが周囲に溶け込もうと頑張っているのだから、ドナも側に行くよう勧めた。しかし、明日はスピーチがあるからと、ドナは一人で部屋へ戻ってしまった。

翌日。ドナのスピーチ原稿をチェックするフェリースは、少し手直しをすれば完璧になる・・・とアドバイス。フェリースが氷を取りに出て、レイと二人きりになったドナは、「近づかないで」と睨み付けた。フェリースが戻ってきて、レイは二人の邪魔にならないよう出ていった。

ドナが、バレリーと話しながらスピーチ会場へやって来た。

バレ:
レイが突き落とす所を見たのよ
ドナ:
それはバレリーの勘違い。あの時の事は自分でもわからない、だから、誰にも言わないで
バレ:
誰にも言わないけど、自分が味方であることは忘れなでよ、友達でしょ?
ドナ:
そうかしら?あなたがレイにちょっかい出してたの知ってるのよ。見てればわかる。言わないから知らないとは思わないで。あんた友達じゃない。あんたに友達なんていないわ。
バレリーがく然。ドナ、「アルファの新しい女性像」というタイトルで、スピーチを始めた。

スピーチを終え、ドナが部屋でうたた寝をしている間、フェリースがチェック・アウトに準備をしていた。ドナが目覚めた。

フェ:
スピーチは大変よかった。ドナを心から誇りに思っている。レイの事でドナに厳しくあたるが、レイを理解しようと努力している。この週末、レイが周りと上手くやっていけそうだった。ドナの怪我を心配する様子を見て、私でさえ心を動かされた。パパは最初から気付いていたが、私は認めたくなかった。愛は全てに勝るってことね。
ドナ:
でも、信じられなくなってきた。
フェ:
それは、言葉で言うほど簡単じゃないけれど・・・
ドナ:
とてつもなく難しい事よ
フェ:
もう愛してないわけじゃないでしょ?
ドナ:
愛している
フェ:
一番大切なのは、その気持ちよ。
そこへ、レイが迎えにやって来た。フェーリースは、レイにドナを頼んで出ていった。

【ディラン】
トム、ルー、アンジェラを含めてセリフ合わせをするディランとチャーリー。ディランはカール役で、チャーリーは監督。休憩中、トムは「銀行についての並みの知識しかないが、カールの詐欺には無理がある」と言い出した。しかしその手口は、実際にディランの父ジャック・マッケイが使ったもので、それで大金を騙し取ったのだった。ディランがそう説明すると、トムはそれがディラン・マッケイである事を言い当てた。そして、「ジャックが考えた手口なら買った!」と言って、中断していたセリフ合わせを再開した。

早朝。映画にピッタリなロケ地があるからと、車に乗せられたディランは、チャーリーは先に行ってるとのこと。ディランが連れて来られたのは、営業前で貸し切りにされた「パーム・スプリングス ロープウェイ(PALM SPRINGS AERIAL TRAMWAY)」だった。冷え込むからと、コートを渡されたディランは、ここでパラグライダーのチェイスを撮影すると聞かされた。高い所は苦手・・・と、ディランが乗ることを躊躇うと、トム達はディランをロープ・ウェイの中に押し倒した。サンハシント山を昇るロープウェイからの眺めは最高だったが、口をガムテームで塞がれたディランにとっては危機だった。ロープ・ウェイは途中で止められ、扉が開けられた。前の晩、ディランが車の電話からFBIのクリスティン・エリスへ電話したのを、盗聴した警備員から連絡を受けていたトムは、自分がジャックを殺したのかを聞こうとしたのだろう?と言った。トムは自分が殺したのではないが、犯人を知っていると言って、ディランをロープ・ウェイから落とそうとしながら、詮索しないよう脅した。ディランに手出しをしないと約束させたトムは、扉を閉めて地上へ戻った。
ディランの戻りを出迎えたチャーリーに、自分が死にかけ、トムと話した結果、自分は映画から手を引くことを告げた。

パーム・スプリングス発の長距離バス・ターミナルへやって来たディランは、ベンチへ眠りこけてるブランドンを発見。二人は一緒のバスに乗り込み、ブランドンは自分にあった事を話した。ディランは、誘惑に負けなかったディランを尊敬すると言い、行き着くところはケリーの話しになった。ディランは旅行の件はマジだったと言い、ブランドンは指輪のローンが4年も続くと言った。そして、ケリーの何が自分たちを駆り立てたのかを考えた。

2人は、L.A.のバス・ターミナルからタクシーに乗り、まずはブランドンの家で止った。二人は近々会う約束をして別れた。自宅に戻ったディランは、再生した留守番電話には、クリスティンからのメッセージが入っていた。ディランが問い合わせをしてきた人物は危険・・・勝手に行動しないよう忠告するものだった。しかし、ディランは、救急箱に仕舞っておいた銃を再び手にしていた。

5-32 STAFF
  • Exective Producer:DARREN STAR
  • Co-Producer:CHIP JOHANNESSEN
  • Producer:KENNETH MILLER
  • Supervising Producer:LARRY MOLLIN
  • Co-Exective Producers:STEVE WASSERMAN & JESSICA KLEIN
  • Co-Exective Producer:PAUL WAIGNER
  • Written by:LARRY MOLLIN & CHIP JOHANNESSEN
  • Directed by:VICTOR LOBL
  • Exective Producer:CHARLES ROSIN
ALSO STARRING
  • JOE E. TATA
  • KATHLEEN ROBERTSON
  • JAMIE WALTERS as Ray Pruit
Special Guest Star
  • JAMES HANDY
Guest Starring
  • KATHARINE CANNON
  • JED ALLAN
  • JEFFERY KING
  • RYAN THOMAS BROWN
  • SARA MELSON
  • AMY HESS
  • MONIKA SCHNARRE
  • ELAINE JOYCE
  • DICK DALE
  • JENNIFER BARLOW
  • JUSTIN LORD
  • D.K. KELLY


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