離婚するかも・・・落ち込むブランドンは、ナットさんから「人間、時には一人で考える時間も必要だ」と、長い目で見るようアドバイスを受けた。そして、ウォルシュ家でのイブのパーティにナットさんも出向き、直接シンディと話しをしてくれることになった。
リビングでブランドンは、7歳の時ブレンダと一緒に作ったトナカイのオーナメントなどを箱から出していた。そこへやって来たシンディは、「悪いのは自分。新しい人生を見いだしたジムに自分が着いていけない。二人の間に共通点がなくなってしまい、一緒に暮らす意味がないの」と話し、せめて我が子とのクリスマスだけは全てを忘れて楽しく過ごさせて欲しいと頼んだ。
イブのパーティには、約束通りナットさんもやって来た。シンディは、ナットさんが毎年必ず夜中のミサへ行くという話しを聞いて、一緒に行くことにした。
クリスマスの朝。ブランドンは、リビングの暖炉にかけておいたソックスの中のプレゼントを開けにやって来た。入っていたのは、オレンジとクルミと緑色の靴下、そしてホイヤーの時計セットだった。
シンディは、教会へ行った事で心が安らかになり、一人で生きて行く自信がついたと言い出した。でも、本当にそうしたいかはシンディにも分からなかった。ブランドンは「22年も一緒に生きてきたのだから二人で努力して歩み寄って欲しい。簡単に夫婦生活を止めないで。もう愛しあってないなら何も言わない。でも、まだ愛しあっているならば・・・」と言った。シンディはジムを愛していたが、愛されてるかどうかは分からない・・・そう答えた時、玄関のチャイムが鳴った。シンディに郵便物が配達され、中身はジムからのメッセージ付きのクリスマス・プレゼントだった。カードには「I Love you my angel. Merry christmas. Hurry home. Jim」と書かれており、ゴールドのエンジェルのブローチが入っていた。それを見たシンディは、早速帰りの飛行機の予約の電話をかけることに。
クリスマス・パーティの途中、シンディは香港へ戻るために空港へ。見送るブランドンに「私にとって我が家とか、パパの居るところなの」と言って、二人は空港へ急いだ。
【サンダース父子の和解】
父ラッシュの命令でゴルフ場に呼び出されたスティーブは、ラッシュと一緒にプレイをするバイト先の社長スコット・コブニーの頼みごとを聞くことになった。車に積んである2つのクリスマス・プレゼントを代わりに届けて欲しいとのこと。
スティーブはコブニー氏が居なくなった後、クリスマス・イブに仕事をせねばならない上、予定があったのだから先に言っておいて欲しかったと、ラッシュに文句を言った。
最初のプレゼントは大きな箱に入ったもの。届け先の玄関から出てきたのはセクシーな女性だった。スティーブは付添いのクレアと一緒にプレゼントを渡したが、包みの中から出てきたのは「おもちゃのレンジ」だった。
次のプレゼントを届ける車中、スティーブはラッシュが自分をこき使うことに我慢の限界を感じていた。しかし、どんな不満であっても自分は養子だから仕方ないと思ってしまう...とクレアに告げ、クレアはスティーブが養子である事を初めて知った。
2件目のプレゼントは、コブニー氏の姪ダーラ・ミッチェルへのものだった。
ウォルシュ家でのイブのパーティの途中、ラッシュがスティーブに会いに来た。ラッシュはスティーブの大失敗を怒っていた。届けたクリスマス・プレゼントが入れ違ってしまい、愛人に渡すはずだった革の下着を姪のダーラに渡してしまったのだ。よりによって、奥さんの妹の子供に・・・コブニー氏は大金を支払って離婚する羽目になり、ラッシュも仕事の契約を破棄されてしまったらしい。スティーブは、箱にあった住所通りに配達しただけだと主張するが、人のせいにするのか?と逆に責められ、さらに火事の話しまで持ち出されてしまった(詳細はこちら)。別れ際、「我が息子かと思うと恥ずかしい」と言われたスティーブは、「どうせ本当の父親じゃないのだから縁を気ってくれ」と去っていった。
クレアは、謝らないと悲惨なクリスマスになる...と、翌日ラッシュに謝ることをスティーブに勧めた。
クリスマスの朝、スティーブはラッシュと会うためにピーチピットへやって来た。少々言い過ぎた事を謝ったスティーブは、ラッシュからある真実を告げられた。一通の封筒を渡されたスティーブは、中に入っていた書類を見て驚いた。それは「養子手続き決定書」で、養父:ラッシュ・サンダース、養母:アイリス・サンダース(書類にもIRISと書かれたいたが、恐らく"サマンマ"の間違い)と書かれており、実父の欄にもラッシュの名前が書かれていた。実母は、3年前のクリスマスに会いにニューメキシコへ会いに行ったが、事故で亡くなっていたカレン・ブラウン。これが真実。つまり、これまで本当の父親は誰だか知らなかったスティーブは、ラッシュが本当の父親であることを知ったのである。昔、ラッシュが映画の撮影でニューメキシコへ行き、父親の仕事を手伝ってウェイトレスをしていたカレンを妊娠させてしまった。ラッシュはすでにサマンサと結婚していたが、その頃子供を産めないサマンサも養子を探していた。そこで、ラッシュは自分の子供を金で買ったのだった。10/12のことだった。
真実は知ったスティーブはショックを受け、これまで自分がどんな思いをしてきたか・・・とラッシュに訴えた。小さい時から周りに養子だと言われ続け、そのおかがで人の顔色を伺って生きるようになったなどなど。ラッシュは金で与えられるものは何でも与えたと言うが、一番大切な「真実」はくれなかった!というスティーブ。真実を言えなかった理由、それは、ラッシュが浮気して作った子供を養子にしたという事を、養父サマンサは何も知らないからだ。ラッシュは、これまで酷いことを言ったのもスティーブを愛しているが為だと言うが、スティーブは泣いたままだった。
スティーブ率いるご一行様は、ヨット・ハーバーの雪山からピーチピットへやって来た。スティーブはみんなを席に着かせて、実の父親がラッシュだった事、今日が自分の第2の誕生日であることを話した。そして、スティーブは「今日の自分は世界一幸せ」と断言した。
ウォルシュ家でのクリスマス・パーティで、スティーブとラッシュは和解の乾杯をした。
【コリン、ケリー】
キッズ・ケアのチャリティー・オークションで、「コリン・ロビンスに肖像画を描いてもらえる権」を600ドルで落札したバレリー。クリスマス・イブ、出来上がった肖像画を見せられたバレリーは大喜び。これは、バレリーがデビッドに渡すことにしているクリスマス・プレゼントだった。
二人が離していると、コリンのアパートに怪しげな男性がやって来た。肖像画を取りに来ていたバレリーは、「例のモノ持ってきたぜ」と言われてお金を渡すコリンを見て、それがコカインだとピンときた。コリンは友達のだと言うがバレリーは信じない。すると、自分はお酒を飲まないし、たかが1gのコカインは唯一の気晴らしだと言い出した。コリンはケリーには内緒にして欲しいと言い、バレリーも内緒にすると約束。その途端、コリンはバレリーの目の前でコカインを刃で細かく砕いて吸い出した。
ウォルシュ家のイブのパーティに来ていたコリンは、デビッド曰く「超明るいコリン」だった。バレリーは「クリスマスにはその人のいい面が出てくるのよ」とフォローするが、その頃コリンは2Fのトイレでコカインを吸っていた。
クリスマス。ドナが子供たちへのクリスマス・プレゼントとして、ヨット・バーバーの脇に雪を運び入れて、そこで遊べるようにしてやった。仲間達はそこで雪合戦に夢中。バレリーは見学していたケリーに、コリンがコカインをやっていることを匂わせた。ケリーは、バレリーが与えたのか?と訊ねたが・・・。
仲間達と一緒にピーチピットへやってきたケリーとコリン。ケリーは、トイレへ立ったコリンの後を追い、トイレから出てきたコリンに「鼻の下を拭いたら?」と言って去った。
ウォルシュ家でのクリスマス・パーティ。コリンはケリーが自分に冷たい理由を訊ね、コリンの薬の話しになった。夏にもコカインを吸っているのがバレていたコリンは、止める事を約束をしていたが破っていたのだ。コリンは持っていた空瓶をテーブルに置き、もう吸わないと強く誓い、ケリーも許すことにした。
【ドナ、ジョー】
ドナは、ジョーからもらった大きなクリスマス・プレゼントの中身を見たくて我慢できず、「こっそりと開けて中身を見たら、用意した同じ赤いリボンをかければバレない!」作戦を立てた。ドナと、それを隣で見守るケリー。二人は箱を開けた途端、中からバネ入りの虫形をした人形が沢山飛び出てきた驚いた。中には、ジョーからのメッセージ「やったぞ(GOTCHA)」も入っていた。ジョーの方がドナより一枚上手だったらしい。
ウォルシュ家でのイブのパーティ。ジョーは、ドナが決まりを破ってプレゼントを開けてしまったので、もうプレゼントはナシ!と脅していたが、最後にはもう一つのプレゼントがあることを白状した。それを用意するのは2、3週間もかかったらしい。どんなプレゼントか気になるドナは、必死にヒントを得ようとするが、ヒントは与えたもらえなかった。
日が変わってクリスマス。寝ているドナは、ジョーからのバースデイ・コールで目を覚ました。相変わらずプレゼントが何か知りたいドナの為に、ジョーは2つのヒント「素敵なグレー&インタラクティブ」を出したが、やっぱり分からないまま。
ウォルシュ家でのクリスマス・パーティ。ジョーが大きな包みを持って現れた。やっと誕生日プレゼントがもらえるドナは、ジョーの合図で閉じていた目を開いた。そこに居たのはアフリカン・グレー(オウム)の雄。ドナは早速「キューティ・パイ」という名前を付けて声をかけたが、ジョーのプレゼントはそれだけでなかった。ジョーはここ数週間の間に、一生懸命にある言葉を教え込んでいた。「ジョーはドナを愛してる」と言うはずなのだが、なかなか言ってくれず「バカ鳥め」と言い出す始末。訓練中、苦戦していたジョーが、「バカ鳥め」と愚痴をこぼしていたのを覚えてしまったらしい。、しまいには、「バカ鳥ドナ愛してる」とまで言い出した。ジョーのプレゼントにドナも喜んだ。
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