ドナと絶交状態になってしまったデビッドは、MZAとの契約解消に関する不安とイライラから八つ当たりしたことを反省し、ビーチアパートへ謝りに行った。ドナもデビッドを許して、二人でビーチクラブへ行くことにした。
【クレア&スティーブ】
二人もビーチクラブ親睦パーティへ来ていた。クレアがアイス・アプチーノを買いに行っている間、スティーブは挨拶に寄ったケリーに、ここは自分にとって一生忘れないような特別な思い出のある場所だと言い、ケリーにとっても特別な思い出だろうと強要するスティーブ。ケリーが去った後、嫌な思い出も蘇った。カプチーノを持って戻ったクレアは、スティーブとケリーの過去を話しを聞いて驚いた。二人の関係については初耳で、それを知らなかったのは自分だけ!と。スティーブは、「みんな知っているし、クレアも知っていると思って話した。高校生の頃の話だから」と、クレアを宥めようとするが無駄だった。
クレアはポーカーに夢中になっているスティーブを呼び出し、家に帰りたいから送ってくれとムクれてみせた。クレアはケリーとのことを説明してくれなきゃ気が済まないと訴え、スティーブも「1回寝ただけだし、ここがその場所だから思い出していただけだ」と言った。クレアはなぜケリーとは1回っきりで終わってしまったのか、それを教えて欲しいと食い下がるが、スティーブは自慢できる話ではないし、もう忘れないんだと言って、ポーカーへ戻ってしまった。
ブランドンとケリーが一緒のところにスティーブが現れたが、ケリーとは険悪なムード。スティーブはケリーがクレアに話をしに行った後、ケリーと別れた後にしてしまった「ある事」は、人には言えないようなことだとブランドンに呟いた。そうとだけ聞いたブランドンは、そろそろカタを付けるときなのでは?とアドバイスをした。
スティーブの弟達が女子更衣室を覗いたと知ったスティーブは、彼らを厳しく叱った。そこへクレアがやってきて言った。ケリーと話をして、スティーブとケリーの間になにがあったにせよ、それがスティーブにとってはいい経験だったということがわかった…と。スティーブは、クレアに先に帰るように車のキーを渡し、自分はケリーのところへ行った。クレアも「かたをつけといで」と励まし、キスをした。
【ケリー、スティーブ】
スティーブは、ケリーは自分にとって初体験の人だったとを打ち明けた。自分にとっては特別な出来事だったが、その後ケリーに振られ、腹いせに「ケリーは尻の軽い女」だという、根も葉もない噂を学校中に言い触らしてしまった告白した。スティーブは、ケリーが高校時代にレッテルを張られていたのは自分のせいだと謝罪したが、ケリーはそのせいで傷つき、辛い思いをしたか…たとえスティーブが謝っても、自分の過去は変えられい!!!と怒り、椅子をスティーブにぶつけて、その場から去った。
ビーチクラブへやってきたスティーブは、一緒に卵投げコンテストに出ないかとケリーを誘ってみたが断られた。どうしたら許してもらえるのかと考えるが、その反面、言わなければよかったと考えるスティーブ。
ケリーがビーチを歩きながら、昔のスプリングダンスパーティのことを思い出してると、後ろからスティーブが追いかけてきた。怒るのは当然だと思うが、このことでケリーを失いたくないとスティーブが言うと、スティーブが勇気を出して言ってくれたのだから、もう忘れることにすると言い、二人は仲直りすることができた。
【ケリー、マーク】
新学期からブランドンを、キャンパステレビの新番組のプロデューサーとして採用したいと思っているマークは、ビーチクラブで遭遇したケリーにそのことを話し、ケリーからも勧めて欲しいと頼んでみたが、ケリ−は「ブランドンは自分の考えを大事にするから」と答えた。エイズ・ホスピスへ行くからと車へ向かうケリー。一緒にいたデビッドは。マークに」自分の姉には手を出すなよ」と言うが、マークが「もし振り向かなきゃな…」と言った瞬間、ケリーはこちらを向いてバイバイの合図を送ってみせた。
【バレリー、ケニー】
深夜クラブ経営資金の打ち合わせでケニーのオフィスを訪れたバレリーは、彼からテニスの後ランチしながら打ち合わせを…と誘われた。そこで初めて彼に妻子がいることを知ったバレリー。ケニーは何年も別居しているから関係ないと言う。また、銀行と中小企業庁に貸し付けの申し込みをするので、資金調達はできそうだと告げた。その書類にサインをするため、一緒に夕食を!と誘うケニー。
カーサ・ウォルシュを訪れたケニーは、3年前に食事に招待されたことがあり、ブランドンとブレンダのことも知っていた。リビングの灰皿にマリファナを見つけたケニーは、「気を悪くしたかしら…」と言うバレリーを咎めず、優しい口調で「気を付けた方がいい」とだけ言った。
レストランで食事をする二人。バレリーはどうして別居をすることになったかを尋ねてみた。彼らは大学時代に知り合い、恋愛経験も浅いままに結婚をしたため、二人になった途端に情熱が覚めてしまったのだという。バレリーとケニ−はどちらからともなく顔を近づけ、軽くキスをした。
カーサ・ウォルシュの前まで送ってもらったバレリーは、明日も会おうと誘われ、一緒にビーチクラブへ行くことになった。そして今度は熱いキスを交わした。
ビーチクラブの会員であるケニーは、持ちテントの前で寛いでいた。そこへケリーがやってきた。以前、ケリーはケニーの息子マイケルのベビーシッターをしていたことがあり、奥さんとも仲良しだという。それを知ったバレリーは複雑な気分。
テントで奥さんの水着を見つけたバレリーは「気が咎めるわ」と言うが、悪いことはしていないと言われ、けに−からプレゼントを渡された。中には融資とは別の1万ドルの小切手が入っていた。融資を受けるまでの穴埋めに…というそのお金は、ケニーのものだった。ケニーはバレリーの股に手を置き、バレリーの手を強く握った。
|