Episode Guide

07-01:すれちがいの再会
(Remember the Alamo,1996/8/21,1997/4/9,1998/12/5)

【バレリー&ケニー/出会い】
バレリーは、ライバル店に押され気味の深夜クラブを盛り上げるべく改装計画を立てていたが、先立つものがなかった。そこで、ジム(ブランドンの父)に相談し、優秀な会計士を紹介してもらうことになり、旅先から電話をかけてきたブランドンにも報告した。

会計士・バンナーマン氏は若くてハンサム。彼はお互いをファーストネームで呼び合おうと提案。バンナーマン氏の本名はケンだが、「ケンはお人形さんの彼氏だろ」と、自分をケニーと呼ぶよう言い、深夜クラブを思うバレリーの熱意を感じた彼は、帳簿をチェックして融資を受けられるか判断すると約束した。
翌朝。バレリーが寝ていると、ケニーからの電話が!「深夜クラブの帳簿をチェックしたことろ、うまくいけば銀行の融資を受けられる!」とバレリーに伝え、お互いにもっと打ち合わせることがあるだろうと、また会うことになった。ハンサムなケニーが気になるバレリーは、「楽しみにしているわ、電話を…」と言って、ベッドの上を見つめた。

【ケリー&タズ】
次週からボランティア活動のために、エイズホスピスで研修を受けることになっているケリー。旅から戻ったクレアと一緒にネイルサロンへ行き、バレリーと遭遇した。会話はしても、互いに気持の行き交わないケリーとバレリー。一人身でかわいそうと言われたバレリーは、「そしたらまたアンタの恋人を奪ってやるわよ」とケリーに対抗した。

ビーチアパートへ戻ってきたケリーは、撮影から一時戻っていたドナと話していた。タズ・ボトルの仮眠のために戻ったらしく、目覚めたタズが二人のいるリビングへ起きてきた。タズはケリーを見た瞬間に口説き始めた。「どこかで会ったことがある…顔は忘れても身体は覚えている」と。ドナが「ケリーよ」と紹介した瞬間に彼は口走った。「本物に会えるとは…あのカバーガールに。『セブンティーン・マガジン』94年5月号は最高だった」と。ケリーもずいぶん昔のことをと思っていたが、タズは本人に会えた!と感激していた。

撮影に戻る時間となり、ケリーを気に入ったタズのご機嫌を保つために、ケリーにも撮影に付いてくるよう頼んで、3人はビーチへ向かった。
撮影中、デビッドや他のスタッフが見守っている中、あと少しというところでタズが「ケリー」と言いながら手を降って、そのテイクはNG。いらつくデビッドや、八つ当たりされるドナの為に、なんとか撮影に戻るようになだめて、撮影はようやく終了した。

打ち上げパーティには、バレリーやナットさん、お腹の大きなジョーンさんも来ていた。別の女性2人に囲まれてデレデレしていたタズは、ケリーを見つけて近寄ってきた。ケリーはナットさんやバレリーを紹介するが、タズは無視してケリーをデートに誘おうする。しかし、ケリーから「エイズホスピスで介護実習がある」と告げられと、別の女性の方へ行ってしまった。「結局あっちがいいんだ」と、バレリーの一言。

【ドナ&デビッド/再び喧嘩】
再び交際をはじめたドナとデビッド。二人はこの四週間を、MZAのトップスター「バッドカウ」のプロモ撮影に費やしていた。ボーカルのタズ・ボトルは超わがままの気分屋さんで、撮影が計画通りに進まず、デビッドはかなりイラついていた。そのおかげで、ドナに八つ当たりをしてばかり。なんとか撮影も終了し、その打ち上げパーティで仲直りをした。
その矢先、デビッドの不安が現実となってしまった。MZAのスタッフが誰も姿を現さないのは変だと思っていたが、エリックの秘書バーバラがやってきて、「人員整理があって…」と告げた。デビッドは、彼が解雇されたことを知った。自分達の契約更新も迫っているため、今後の仕事に影響が出てくる。不安が募るデビッドをドナは抱きしめた。

翌日、溜めてしまった洗濯物やら、今日はリラックス・デイだ!と決めていたドナの元にデビッドが現れ、これから一緒にMZAのオフィスへ行こうと言い出した。デビッドが言うには、「自分達が捨てられる前に、別のスタッフに売り込んでおかないとならない。だからそういう人達と話しをしに行こう」というのだ。だが、ドナは心配しなくても大丈夫だと楽観している。そんなドナの態度に腹を立てたデビッドは、またドナを怒らせること言ってしまい、ドナも自分は共同プロジェクトから身を引くと言いだした。

【クレア&スティーブ/すれちがいの再会】
ヨーロッパを旅して戻ったクレアは、すぐにでもスティーブを抱きしめたい一心で、2、3日後にテキサスから戻る予定のスティーブを驚かそうと、テキサスへ発ってしまった。その計画は、ネイルサロンで会ったバレリーとケリーも知っていた。
しかし、ハドリー・シティで車が故障して立ち往生をくらったスティーブは、ブランドンと別れて一人だけビバリーヒルズへ向かっていた。スティーブもまた、少しでも早くクレアに会いたい気持ちでいっぱいだった。

誰もいないはずのカーサ・ウオルシュに鼻歌が響き渡っていた。バレリーは、それがバスルームから聞こえてくるスティーブの声だと知り、彼の帰宅を喜んだが、「これからクレアを驚かすんだ!」と言うのを聞いて、クレアもスティーブの後を追ったことを思い出した。その事をスティーブに告げると、彼は驚きのあまりバスタオルを落としてしまい、その変にあった洋服で△@#を隠して「飛行場まで乗せてぇ」とバレリーに頼んだ。バレリーはそんなスティーブのあられもない姿を見ないように、落としたバスタオルを手渡し、飛行場へ向かった。

打ち上げパーティで、ナットさんから「スティーブはビバリーヒルズへ戻っている」と聞いたバレリーは、「クレアがテキサスに発ったと知って、スティーブもテキサスへ向かった」と言った。しかし、クレアから電話を受けたケリーは、スティーブがビバリーヒルズに戻ったと言ってしまった。完全に行き違いになってしまった二人。

ヒューストン周辺の気象状況が悪いため、飛行機の出発便は全て回復待ちとなっていた。スティーブはカウンターで必至にグランド・スチュワーデスに状況を聞くが、飛ばないものは飛ばない。仕方なく公衆電話へ向かった。ところが、その反対側にはクレアがいた。彼女も飛行場で立ち往生してしまっていた。お互いに気づけないまま翌日の朝を迎えた。
スティーブがふと立ち上がると、クレアの後ろ姿を見つけた。そして「クレア」と呟くと、クレアも振り向いた。二人は走り出し、やっとの再会に抱きしめ合い、キスをした。

【ブランドン&マライア】
ブランドンとスティーブは、アトランタでオリンピックを見たりと、3週間の旅を続けていた。しかし、ハドリー・シティでブランドンの車が故障してしまった。リーさんという整備士(廃車置き場を経営)の親切で、すぐにでも車を直してもらえそうだったが、修理を担当する彼の息子(ラバール)と友人のフレッドは、L.A.から来た二人を快く思わないでおかげで、どうやらL.A.へ戻れるのは先になりそうだった。少しでも早くクレアに会いたいスティーブは、そこからヒューストン行きのバスが出ていると知り、一人で戻ることになった。
一人残ったブランドンは、街の図書館で
「アラモの砦」(下記参照)についての文献を探すことにした。

文献を探す手伝いをしてくれたマライアは、自分も砦に興味があるからと親切にいろいろな資料を持ってきてくれた。しかし、二人がおしゃべりをしていると、司書である女性が仕事をしろと言いにきて、反発するマライアに対してクビにするわよ!と脅したが、その前に自分からやめてやる!とマライアは図書館を飛びだしてしまった。ブランドンは自分とのことで図書館を辞めることになって...と思い、マライアを外まで追いかけたが、前から辞めたいと思っていたからと言った。それでもブランドンはお詫びに昼食をごちそうしたいと、二人はマライアの馴染みの店でランチをした。彼女はニューヨークへ行って小説家になる夢があり、そのために自分でいろいろリサーチを続けている話をして楽しんだ。

そんな二人が店へ向かう姿を見ていた、ラバールとフレッドは、L.A.の野郎が!と、おもしろくない。そのせいもあって、マライアとリーさんの所を訪れたブランドン達は、いちゃもんをつけられ、リーさんが出かけていることをいいことに、車の修理にもなかなか手を付けてもらえずにいた。

マライアはブランドンを自宅の夕食へ誘い、いろいろな話をした。ブランドンが恋人に振られた話をすると、マライアはブルースを聞きに行こう!と誘い、二人は出かけることになった。「GABE's BAR」のステージを見入っていると、黒人二人がやってきた。一人はダニエルといい、マライアの別れた恋人だった。マライアとダニエルは話をしにその場を離れたが、すぐに戻ってきた。そして、マライアはこれ以上話すことはない!と言い残し、ブランドンと一緒に店を出た。

翌朝、マライアの家へ泊めてもらったブランドンは、朝食だとマライアに起こされたが、自分はここから追いだされようとしていることを知った。もっと街を案内しているつもりだったと告げると、彼女もそうしたい気持ちでいっぱいだが、あと数時間でセントルイス行きのバスがやってきて、そこからニューヨーク行の飛行機に乗ると言い、彼女はブランドンといろいろな話をしたおかげで、夢の為に旅立つことを決心することができたと告げた。

バス停まで見送ったブランドンは、そろそろバスが出発するという時に、ラバールとフレッドが歩道の向こうから見ているのを発見。するとブランドンは、これみよがしにマライアへキスをして、それをみた二人はブランドンと数秒見つめあった後、行ってしまった。
ブランドンも、マライアの口添えのおかげで早く修理の上がった車に乗り込んで、L.A.へと向かった。

7-1 STAFF
  • Consulting Producer:PHIL SAVATH
  • Producer:JOHN WHELPLEY
  • Producer:JASON PRIESTLEY
  • Producer:KENNETH MILLER
  • Co-Executive Producer:JOHN EISENDRATH
  • Executive Producer:LARRY MOLLIN
  • Executibe Producer:PAUL WAIGNER
  • Created by:DARREN STAR
  • Written by:LARRY MOLLIN
  • Directed by:JAMES WHITMORE,JR.
  • Executive Producers:STEVE WASSERMAN & JESSICA KLEIN
  • Executive Producers:AARON SPELLING, E.DUKE VINCENT

Special Guest Star
  • JOEY GIAN

Special Appearance by
  • ROY GAINES

Guest Starring
  • JULIE PARRISH
  • MAIA CAMPBELL
  • RANDALL SLAVIN
  • KENNETH WHITE
  • LUCY LEE FLIPPIN


第6シーズン最終話次エピソード第7シーズン