Episode Guide

08-10:DNA鑑定
(CHILD OF THE NIGHT,1997/11/12,1998/6/17,1999/9/25)

【スティーブ】
夏休み中に関係を持った女性ジョディから、「妊娠した」と告げられたスティーブ。その場に居合わせたカーリーは、よく考えてから結論を出す事、スティーブがDNA鑑定を受けない限りジョディに分がある事をスティーブに忠告した。しかし、スティーブはきちんと避妊をしていたため、絶対に自分の子供ではないと確信しており、お金を出してDNA鑑定してもらうのは無駄だと思っていた。

スティーブは、ビバリービートのオフィスでジョディと話し合った。 避妊をしたので自分の子供ではないと主張するスティーブだが、だからこし、ジョディも自分が妊娠した事に戸惑っていると答えた。 付き合っていたボーイフレンドと昨年12月に別れて以来、付き合った男性はスティーブだけ。だから、子供の父親はスティーブなのは確かだという。

ステ:
自分はまだ父親になるわけには行かない・・・シングルマザーは身近にもいるが大変だ。
ジョ:
どんな苦労にも耐えるし、お腹の中の子供を愛しているからこそ産む。
ステ:
本当に愛しているなら、産まないほうがその子の為かもしれない・・・この子に、無償の愛情を注いでくれる家族を与えてあげよう。自分も養子だが、育ての母親には感謝している
スティーブはジョディが考えを改めるように説得するが、ジョディの決心は固かった。

スティーブは、シングルマザーであるカーリーからジョディに説得してもらおうと考えた。カーリーは自分には無理だと断り、「その子がスティーブの子供だとしても、フルタイムのパパになる以外に、責任の取り方に選択の余地はある」と、スティーブを説得しようとした。しかし、高校生の頃5カ月付き合ったボーイフレンドとの間にザックを妊娠し、最後まで出産を反対されたと話すと、スティーブから「選択の余地は無かったのか…彼には」と言われ、カーリーはジョディと話してみることにした。
ザックはプレステで「クラッシュバンディク2」にはまっていた。

カーリーの家にジョディがやって来た。カーリーは、ジョディが妊娠の喜びを感じているのを見ているうちに気が変わったのか、「一人で子育てをするのはキツイ。でも、どんなに世話がかかろうとも、子供は宝物。スティーブは自分の責任を投げ出すような人ではないので、きっと分かってくれる」と、逆にジョディを励ましてしまった。
その事をスティーブに報告するカーリー。「ジョディの決断には賛成なので、説得は出来なかった。ザックは父親を知らないが、いつも「どんな父親か?」とカーリーを質問攻めにしている。子供は絶えず「自分がどんな立場にいるか?」を、まず両親を知ることによって探そうとしている。ジョディの子供もそうするに違いないだろう。もしスティーブが父親だとしたら、子供の人生に一部にならなくてはいけない」、「それによって、自分の人生が犠牲になったとしても」と、言われたスティーブはショック。

スティーブはDNA鑑定を受ける決意をして、オリンピック通りの病院へやって来た。そこへカーリーがやって来た。今、スティーブが幸運を必要としていると知ったザックから、大切にしているお守りを預かってきたと言って、緑色のビー玉が渡された。
スティーブの名前が呼ばれた。結果は・・・

【エリカ】
カーサ・ウォルシュの金品を盗んで出ていってしまったエリカ。警察がエリカの行方を追っていたが、なかなか見つける事は出来なかった。ケリーは「バレリーがきちんと見張っていれば!」とブランドンに言うが、バレリーにも予定はあるし、バレリー自身もネックレスを盗まれたのだと言われて、ケリーはそれ以上バレリーを責めることはなかった。

毎週、何千という10代の若者が、スターになる事を夢見てハリウッドへやって来る。しかし、その夢が破れた若者たちは街をうろつき、盗み、薬に手を出し、体を売って暮らしていくしかない。エリカも手遅れになる前に探さねば!。ケリーとドナは街を探し始めた。

その夜、サンセット大通りで客を取っていたエリカが逮捕された。警察へやって来たブランドンとケリー。本来、未成年者の場合は法定代理人の保護がないと釈放できないことになっている。しかし、代理人が不在の場合はワイアット財団が面倒を見るという条件で釈放してもらえるらしく、ケリーの財団の代表としてやって来たと主張。
刑事はエリカが持っていたブレスレッドをケリーに見せ、「もしこれが君のだったら、窃盗で訴えることもできるが?」と訊ねた。ケリーは「それは自分のだが、エリカにあげた」と答え、刑事もケリーがエリカをかばってると気付きながらも、エリカの身柄をケリーに引き渡した。エリカは、一緒に逮捕された友人のジュリーに別れの挨拶を言って去った。

朝9時半に起こされたエリカ。ブランドンとケリーは、エリカの一日のスケジュールを伝えた。10時までに朝食を食べ、11時に産婦人科、13時にセラピストへ行くこと。その間、ハワイにいるアイリスへ電話をして、無事であることを連絡すること。エリカは従うと返事をして、他の盗品の在り処も二人に教えることになった。
質屋に入れられた物以外は、パビリオンホテル(ウエストデッカー305−210号室)に隠されていた。ブランドンは、返された物の中にディランから貰ったシルバーの懐中時計がない事に気付いたが、エリカも知らないと言い張った。
部屋では、エリカと一緒に警察に捕まったジュリーが薬でラリっていた。今日はジュリーの18歳の誕生日。エリカはブランドン達に背を向け、小さな声で「兄からのプレゼントなの。あなたが持ってて」と言って、シルバーの懐中時計をそっと手渡した。
部屋の環境やジュリーの様子を見たケリーは、ジュリーも助けが必要だし、置いて帰れないと呟いたが、ブランドンは「仕方ない」と答え、ジュリーを残して部屋を出た。

ブランドンは、エリカをビバリービートのオフィスへ連れ来た。エリカがこれまでに体験した事を、実名を伏せ&写真も掲載しないという条件で、ストーリーだけを新聞に掲載するつもりだった。その記事によって救われる人がいるかもしれないのだ・・・エリカのような事をしていた子は新聞は読まないかもしれないが、たとえ一人でも読んで救われれば掲載する価値はあるというのだ。
ブランドンの話しを聞いたエリカは協力することにしたが、出来上がった記事には、リッグスの名前が実名で掲載されていた。ブランドン曰く、「リッグスみたいな悪党は名前を出したほうがいいのだ」。

しかし、その記事が元で、ブランドンは大変な事に巻き込まれることになった。10代の売春に関するブランドンの記事を読んだという、地方検事補デボラ・ミルズという女性がブランドンを訪ねてきた。ミルズ氏は、記事に出てきた売春の斡旋をしている男を起訴したいらしく、記事を書いたブランドンに情報源を明かすよう求めてきた。ブランドンは「実名は伏せる約束だし、もし話したことがリッグスに知れたら、情報源である女性は何をされるかわからない・・・協力したいが無理だ」と答えたが、ミルズ氏は、「起訴する為ならどんな事もする。もし妨害する者がいれば、誰だろうと断固として排除する!」と宣言。

ケリーは、エリカの名前を検事補に教えるべきだと思っていたが、ブランドンは「実名は明かさないと約束した上、危険にさらす真似は出来ない!」と、絶対に名前は言わないつもりだった。検事補サイドで身柄を守ってくれるとは言っているが、もし守ってくれなかったら・・・エリカも不安だった。ブランドンとケリーの考えは反対のまま、その話しはお終いとなった。

しかし、翌朝になり、ケリーは「ブランドンは間違っている。検事補が絶対に守ってくれるから、検事補へ電話した方がよい」と、エリカに無理強いをしようとしていた。そこへやって来たブランドンは、エリカをキッチンに行かせて、ケリーと二人で話し合おうとしたが、勝手口が閉まる音を聞いて会話が止った。エリカがケリーの車のキーを持ち出して、どこかへ行ってしまったらしい。
だが、行き先はわかっていた。二人はブランドンの車でパビリオンホテルへと向った。210号室に入ると、エリカはリッグスが紹介した男に暴力を振るわれ、ケガをしていたジュリーの手当てをしていた。
ケリーが呼んだ救急車が来るまでの間、ジュリーは自分にもコロラドに住んでいる兄がいて、口も聞いてくれないが会いたくて仕方がない・・・そう言って泣きだした。そして、「やっぱりアンタが持ってなよ」と言って、エリカから渡されたシルバーの懐中時計をエリカに返した。その裏には「TO A SPECIAL FRIEND DYLAN」と刻まれていた。自分は持ってないと嘘を付いていたエリカは、ブランドンの方を見た。ブランドンは「君が持っていれば、きっとディランも喜ぶ」と言い、エリカは「ありがとう」と礼を言った。

リッグスが部屋へやって来た。もうじき警察が来ると言われたリッグスは、エリカに「行くぞ!」と怒鳴るが、エリカはそれを断った。次第にパトカーのサイレンが大きくなり、リッグスは「お前には俺が必要なんだ」と言い残して出て行った。

ウォルシュ家に戻ってきたブランドン、ケリー、エリカ。エリカは質に入れた物を一緒に取り返しに行くと約束した。また、ジュリーの面倒を見てもらえるよう、協会に頼んで欲しいとケリーにお願いした。ケリーから「頼んでみる」と言われたエリカは、安心して、自分もハワイへ電話することにした。
そこへミルズ氏がやって来た。リッグスは売春組織の中心人物だ。情報源を明かさねばならないという法律はないが、ブランドンに重罪の疑惑が掛けられているとしたら・・・。情報源を伏せる事によって、リッグスの逮捕・裁判・刑罰を妨害している事になり、リッグスの共犯という事になるという理屈。ブランドンは情報源の女性を守りたいだけだと反論するが、そうすることで犯罪者をも守っていることになるという。もしブランドンが妨害を続けるなら、刑務所へ行くことになるという。しかも、かなり長期に・・・。

【デビッド、ドナ】
デビッドは、6つのクレジットカードを限度額まで使用、ドナの小切手を盗んで深夜クラブのテナント代にあてた事を、父メルに打ち明けた。メルから破産宣告するよう勧められたデビッド。有能な弁護士を紹介してもらい、仕事を続けられるように頼むことになった。また、メルは、ドナから借りた25,000ドルも肩代わりしてくれることになった。しかし、「ドナ以外からも借りたのか?」と聞かれたデビッドは、実際には高利貸のサンズから返済目処のない借金を抱えているにも関わらず、「ノー」と答えてしまった。

その夜、デビッドはビーチアパートを訪ねた。ドナに謝り、借りたお金を返す為だ。ドナは急にやって来たことを快く思っていなかったが、5分だけデビッドの話しを聞いてくれることになった。デビッドは、自分に返済能力がないにも関わらず借金をし、抱え込んだ金銭問題をドナに隠したことを謝った。反省しているとも言った。しかしドナは、「小切手は受け取るが、デビッドの事は許せない。お金を返せば済むと思って反省していない」と答えた。ドナの答えにがく然とするデビッド。一度だけチャンスを与えてくれと頼むが、ドナは、それは無理・・・しばらく離れて暮らすために、明日の自分が不在中に荷物を運び出し、夜まで出ていくよう頼んだ。

翌日。デビッドはスティーブに引っ越しの手伝いをしてもらいながら、悪徳業者から借りた15,000ドルを返済してないことを話した。しかも、期限は昨日・・・。もし見つかったら、ミュージシャンの命である「指」の骨を折るだろうと呟くデビッド。
夜。デビッドはまだアパートのテラスおり、既に居なくなっている思って戻って来たドナは驚いた。デビッドからどこへ言ってたかと聞かれたドナは、「チョットね」とだけ答えた。
デビッドがアパートを立ち退く準備をしている頃、ドナは父親が所有するヨットへ行っていた。それはノアが管理・住居にしているヨットで、スケッチするのに丁度いい場所らしい。デビッドの事をノアに聞かれたドナは、「今のままではクラブを失うだろう・・・」と答えた、ノアはドナを元気づけるためにクルージングに誘い、楽しんでいたのだった。

デビッドが帰った後。ドナが落ち込んでいるだろうと、アイスクリーム(チョコ・チップ、ロッキー・ロード、ファッジ・スワール)とバター入りポップコーン、レンタルビデオ(恋人達の予感、あなたの降る夢)のお土産を持ったケリーが泊まりに来た。ドナは、デビッドと別れるときは切なかったが、デビッドを忘れるほど楽しいことがあった・・・ノアと一緒に過ごし、キスしたと話した。キスの感想は「Wow!」。

その頃、ノアとドナがキスしていた事をバレリーから聞いたデビッドは、深夜クラブに来ていたノアに話しをしようとフロアへ降りたが、サンズが借金取りに来たのに気付いた。異変に気づいたノアは、デビッド達の様子を伺っていた。デビッドは、お金はオフィスの金庫に入れてあると嘘を言って逃げようとしたが、すぐにバレて後を追われた。危険を察知したノアがボトル(35ドル)をバーテンに注文し、首を握って外へ向うと、デビッドは駐車場で殴られていた。ノアはボトルを割り、その破片をサンズの手下の首に突きつけた。ちょうど店から客が出てきたこともあり、借金の返済は翌日の午後まで待ってもらえることになった。しかし、それまでに返済しなければ、次は容赦しないとの事。
デビッドはノアが差し出す手を振り払い、一人で起きて深夜クラブへ戻って行った。

翌日、デビッドはモデル事務所で仕事中のドナを訪ねて、ノアとの事をあれこれ言い出した。ドナは「どこで何をしようとデビッドには関係ない。」と言って、二人の仲はこじれモード。
外出から戻ったデビッド。深夜クラブにはサンズが来ていたが、借金はすべて返済された言われて驚いた。15,000ドルに1,500ドルのボーナスまで付けられた上に、現金で支払われたらしい。
借金を代わりにチャラにしたのはノアだった。

【バレリー、ノア】
ノアの不在中、勝手にヨットの中に入ってディナーを用意したバレリー。ロウソクに火を灯している所へノアが戻ってきたが、「恋人だと言ってヨットの鍵を借りた」と言うバレリーに、「恋人じゃない」と返事した。バレリーはノアにすがるような顔をして、「一緒にいたい。人間は過ちを犯す・・・大目に見てくれても。自分はやり直そうとしているのに」と訴えるが、ノアはバレリーに出ていくよう命じ、「早くっ」と言われたバレリーは、ヨットから出ていった。

ヨットがハーバーに戻って来た。再びレイのヨットへやって来たバレリーは、デッキの中でノアとドナがキスしているのを目撃してしまい、ぼう然と立ち竦んだ。
その夜、早速バレリーはデビッドに告げ口し、深夜クラブのフロアにノアが来ていると教えてやった。案の定、デビッドはフロアに降りて行った。バレリーの予想では、ノアとドナは付き合うのでは・・・?とのこと。

8-10 STAFF
  • Coordinating Producer:BETTY BEARDON
  • Consulting Producer:MICHAEL CASSUTT
  • Producer:JOHN WHELPLEY
  • Producer:KENNETH MILLER
  • Produced by:JON PARE'
  • Executive Producer:JASON PRIESTLEY
  • Executive Producer:JOHN EISENDRATH
  • Executive Producer:PAUL WAIGNER
  • Created by:DARREN STAR
  • Written by:JOHN EISENDRATH
  • Directed by:LES SHELDON
  • Executibe Producer:MICHAEL BRAVERMAN
  • Executibe Producers:AARON SPELLING,E.DUKE VINCENT
Guest Starring
  • MYLES JEFFEREY
  • MATTHEW LAURANCE
  • JOHNA STEWART-BORDEN
  • NEISHA TROUT
  • FATIMA LOWE
  • JESSICA COLLINS
  • KIMBERLY BAILEY
  • ROBERT TORTI
  • DANIEL ZACAPA
  • VINCENT IRIZARRY as Riggs


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