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3-30:いよいよ卒業式 パート.2
(Commencement,1993/5/19,1993/12/18,1996/11/23)

みんなは、ウォルシュ家の庭で例の計画を進めている。
そこへウォルシュ夫妻がやってきた。ペンキだらけのディランを見たジムは、初めて会った時も汚い格好をしていたとと言い、ブレンダはその頃の事を思い出す。ブランドンの友達だったディランは、ブランドンの車の修理をしたいた。彼は油や汗で汚れた体を洗う為に、ブレンダと共用のバスルームを使用していたが、ドアを閉めないでシャワーを浴びていた。ブレンダはシャワーを浴びているのをディランとしらずにシャワールームへ入っていく。しかし「ごめん」と顔を出したのは、ちょっと気になっていたディランだった。あいにくベビーシッターのアルバイトがおやすみになったブレンダは、ディランと一緒に映画を見に行くことになったのだった。

電話のベルで現実に戻ったブレンダ。その電話はディランのママ(アイリス)から電話だった。ジム宛だったが、ディランはあとはみんなに任せたと言って帰ってしまう。ドナとケリーも卒業式の為に美容院に行くといって帰ることにする。ブレンダもみんなの見送りに行ってしまったので、ブランドンとスティーブはバスケットコートでシュートしながら話しをする。
スティーブとブランドンがナンパした女の子2人に車をだましとられてしまった夜のことや、アルバラド小学校に寄付したのは自分だが、あとからそれがスティーブだとわかるように小細工をしたことなど(おかあさんの番組名で送金した)。 しかしブランドンは、そのおかげで楽しい夏休みが過ごせるのだからと、スティーブをほめる。

卒業式の朝、ケリーの部屋でデビッドは死んでしまった親友スコットのことを思い出す。彼は自分の誕生日にデビッドの目前で銃を暴発させてしまい死んだのだった。彼の死後、デビッドは校内を歩くたびに知らない人からでさえも声をかけられていた。新聞部は、彼の追悼記事を書きたいからと、デビッドに思い出話をするように迫った。みんな生きているときはスコットを無視していたのに...デビッドは「死んでからじゃ遅い。大切なのは生きている間」だとマイクのスイッチが入ったまま放送室で怒りを爆発させたのだった・・・

ケリーはディランへ電話をするが、すぐに切られてしまった。実はブレンダがディランを訪ねてきていたのだった。ブレンダはミネソタ大学のことをディランに打ち明け、迷っていると相談する。そういう時はコイントスで決めるというディランの答えに、自分とケリーのどちらかを選ぶときもそうやって決めたのかとつい言ってしまうが、ディランはケリーがいなくてもブレンダと続いていたかはわからないが、ブレンダをとても愛していたと言う。ブレンダは、ディランのことをジムに認めてもらえずにディランの家へ転がり込んできた頃のことを思い出していた。すべてはあれが別れの始まりだったと・・・
さっきの電話で、なぜ自分がいることをケリーに言わなかったのかと尋ねると、聞かれなかったからとディランは答え、逆になぜここに来たのかとブレンダに尋ねた。ブレンダは2人だけでお別れが言いたかったと言って、ソファの上で見つめ合っていた。そこへ卒業式に参加するためアイリスがやってきた。ブレンダはアイリスに挨拶をして戻っていった。

自宅へ戻ったブレンダは、ブランドンと一緒に卒業式へ行く準備をしながら、二人がビバリーヒルズに来たばかりの頃のことを思い出す。そして、「悲しい時も辛いときもそばにいてくれて兄貴こそ親友よ」と言う。これからもずっと...とブランドンはブレンダの肩を抱いた。

アンドレアは総代スピーチの原稿を必死に繰り返し練習している。ドナはみんなの助けがなければ自分は卒業できなかったとケリーと話している。試験の回答欄を間違って最悪の事態だったデビッドも、そのおかげでナント良い成績をおさめることができて、みんなと一緒に卒業式に参加することができるようになったのでご機嫌。
そんな中ディランは水飲み場で、死んだはずの父ジャックを見る。そしてお前の好きなように生きろと告げられた。

卒業生入場。みんなは両親達の間を抜け、舞台へと上がっていく。席についた途端にアンドレアは頭の中が真っ白になってしまう。ブランドンとブレンダは励ますが、アンドレアはパニック状態。あいさつの順番が回ってきてマイクの前に立ったアンドレアだが、なんとしゃべっているのは手直しする前の原稿だった。しかしアンドレアは、どもりながらも心にジーンとくるスピーチを行い、会場員のスタンディグオベーションを受けた。
卒業証書授与。デビッドはドナを見ながら、結婚するまでバージンでいるとドナに告げられた時のことを思い出す。ブランドンはディランが証書を受け取るのを見て、出会ったころを思い出す。スティーブもデビッドもケリーも無事に証書を受け取った。席に戻ったケリーの目に涙が浮かんでいた...来ないはずだったパパが卒業式に来てくれたのだった。ブレンダを見ながら、ジムはブレンダが妊娠判定検査をしているのを知ってショックを受けた頃を思い返していた。最後にアンドレアも証書を受け取り、彼女の合図で全員が起立して、かぶっていて帽子を空高く放りあげた。

卒業式のあと、庭ではみんな写真を取り合ったりしている。ジムとシンディはみんなの写真を取り歩いている。ケリーは来てくれたパパの元に走りより強く抱き合った。ディランも久しぶりに会うアイリスに、式の前に現れたジャックに話しをする。

ウォルシュ家にディランより電話が入る。ディランは、手に入った信託財産をまた預かって欲しいとジムに頼みにきた。ジムも意外な申し出に嬉しい驚き。

その夜、みんなは丘の上に集合していた。ドナ、ブレンダ、デビッドが到着した時は、すでに例の計画の作業は終了していた。みんなはランタンやシュラフを持ち込んで夜を明かす予定。そこでいろりろな話しをする。アンドレアはイエール大学への進学を決めた。ディランも夏休みはヨーロッパを旅することにした...ケリーを連れて。ブレンダも自分はミネソタ大学へ進学することにしたと話す。みんなはカリフォルニア大学へ進学するものとばかり思っていたため、急な知らせに驚く。ブレンダは卒業式までずっと悩んでいたが、アンドレアのスピーチを聞きながら決めた。同じ道を進まなくても友情は永遠だから...と。

夜が明けた。みんなは車へ乗り込んだ...その丘を見渡せる場所...自分達の傑作な計画を見に行くために。車を止め、みんなの目に映ったものは、L.A.のの象徴「HOLLYWOOD」という白い看板の代わりに、W BEV HI'93と書かれた文字。みんなはその文字を見つめながら、自分たちの長く短かった高校生活にわかれを告げた。


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