ドナとアンドレアがサマーキャンプを終えてやってきた。ブレンダもアルバイトを終えてやってきた。デビッドもやってきたが、自分の下宿先が見つからないと焦っている。ドナとケリーは大学の寮の抽選に当選していた。ブランドンも抽選にはずれていたが、2階の部屋を占有できるからと、全く気にしていない。ブレンダも、自分の部屋はつぶしちゃってと冗談を言っている。一人焦るデビッドは、スティーブに「まだ部屋が決まってないんだけど...」と言いかけるが、デビッドとバスルームを共有する気はないと断られる。
アンドレアは、自分にはもう必要がなくなったからと、ブレンダにマフラーをプレゼントする。彼女はイエール大への進学をやめたのだった。おばあちゃんの体の具合がよくないため、こっちに残ってみんなと同じCUへ通うことにしたらしい。
夜、ビーチハウスにはたくさんの人が集まった。ブレンダのことを好きなトニー・ミラーもやってきた。彼はアリゾナの大学へ進学し、アメフットを続けるらしい。やはり今夜もブレンダに振られてしまう。
ブランドンとアンドレアが夜の海でひと泳ぎしていると、ケリーから電話が入った。近くにいて、自動車電話からかけているという。
しばらくしてケリーがパーティへやってきた。ブレンダ達は静かな場所を求めて外へ出て、ケリーの旅の話しをきく。ディランはギリシャへ、ケリーはバルセロナにいる彼女のパパに会いに行くため別々に行動し、そしてケリーだけ先にこっちへ戻ってきたらしい。
マリブのビーチに朝日が昇った。ブランドンはみんなよりも少し早く目覚め、テラスで海を眺めているブレンダに近寄った。ブレンダはみんなと一緒にいたいからと、マリブに残っていたが、あまり眠れなかったという。出発までは十分時間はあるが、ピーチピットへ寄るために、ビーチハウスを後にした。
ピーチピットへやってきたブレンダは、今夜から画期的な新メニューを置くと、ナットさんから知らされる。ナントそれは、「ラバーンのハニーパイ」。ブレンダがラバーンという女の子になりすましパートタイムで働いた事があったのだが、顔写真の入ったメニューまで用意されていた。またナットさんは、いつでも戻ってこられるようにと、ブランドンのシャツ(ピーチピットの)も額にいれて飾っていた。そして、学生生活を思いきり楽しむように言った。自分の部屋へもどってきたブレンダは、3年間過ごした自分の部屋とお別れをした。
【ビーチハウスにて】
ビーチハウスに戻ったブランドン。相変わらず散らかった部屋を見て、片づけようと提案するが、スティーブはあとでやるからといって、食事へ行くことにする。アンドレアも誘うが、彼女はビーチを散歩するからといって断る。ビーチの近くには、ウエストビバリー高校の国語の先生、ギルの自宅があった。テラスで本を読んでいるギルを見つけて、アンドレアは話しかける。イエール大学への進学を諦めたことを打ち明けた。ギルはCUもいい大学だが、イエール大学ではないと言う。彼もイエール出身だった。ギルはアンドレアの為に必死に推薦状も書いたし、合格するように祈ったりもした....とアンドレアに話す。怒っているように見えたギルだった。
食事を終え、ビーチバレーを楽しんだブランドンとスティーブ&セレステ。一足先にビーチハウスに入ったブランドンは、見知らぬ女性と出くわす。お互いに怪しい相手と思いこんでいる二人は、落ちつけと言ったり、催眠ガス噴霧機を手にしたり。ブランドンの悲鳴に気づいたスティーブは、部屋へ急ぐ。その女性は、ジル・フレミングで、ビーチハウスの持ち主の娘だった。散らかった部屋でトースターを持っていたブランドンを、泥棒と勘違いしていたのだった。スティーブより2つ年上の幼なじみ。ブランドンはまだ興奮し、泥棒扱いされたことを怒っている。
やっと部屋を掃除したあと、スティーブ、ブランドン、セレステ、ジルは軽い食事をとった。セレステは、スティーブがジルに気に入られようと、おべっかを使っていると言って怒っている。ブランドンは、その後ビーチを散歩しながら、2週間しかいないジルの為にセレステと別れるのか?と迫り、我に返るスティーブ。実は、ジルは、ブランドンのことを気に入った様子。
ビーチにはアンドレアも残っていた。またギルに家へ向かう後ろ姿があった。
アンドレアはギルを見つけるなり、先生に言っておきたいことがあるといって、自分がどんな気持ちでイエール大学への進学を諦めたか、自分の人生は自分のものだと、息をつく暇もなく言い迫った。しばらく言ったあと、アンドレアは自分がなんて馬鹿なことを言ったのかと笑いながら謝る。ギルも、CUへの進学は反対しないし、アンドレアの人生を決めるのはアンドレアだと力づける。
ギルはマギーにツナサラダを用意させるからと、アンドレアを食事に誘う。マギーとはギルの婚約者だ。彼女の存在を知らなかったアンドレアは、「サイテー」とつぶやいた。
【デビッドのお部屋探し】
その頃デビッドは、ケリー、ドナにつき合ってもらって、部屋探しをしているが、ビーチの側はどこも家賃が高いからと文句をいっている。ケリーは自分で頼んでおいて自分の意見を聞かないなら帰ると言い出すが、一人では不安なデビッドは、なんとか一緒に探してもらおうと必死。デビッドが飲み物を買いに行っている間、ケリーはドナに本当のことを話した。実は旅行が楽しかったのも最初だけで、途中にディランの大学不合格通知がやってきたのを機に、ケンカが耐えなくなり、黙って帰ってきてしまったのだった。ディランとは別れたという。
ビーチの側にあるアパートを下見する3人。とてもいい部屋だし、テラスからの眺めも最高。しかし家賃が高い上に、ベッドルームが2つもいらないデビッドは、話しにならないという顔。するとケリーは「ここに決めたわ」と言い出す。大学の寮に住みたくないと思っているケリーは、自分も一緒に住むと言い出し、ドナはびっくり。自分一人で寮に住めというのかと興奮するドナに、不動屋の男が、上の階ならベッドルーム3つあるから、3人で住めると勧めてくる。ドナもついに誘惑に負けてしまい、親が許してくれたら契約にくるからといって、アパートを後にした。...難関は、ドナのママだった。(ちなみに住所は、ライトハウス通り1610 第6アパート)
ピーチピットでケリーとデビッドが食事をしていると、ドナがやってくる。アパートの件で集まったのだが、ドナのパパがヒューストンにある大学の研究員として呼ばれ、それにママもついていくことになったらしい。だからアパートに住むのは、なんとか説得してOKとなったのだが、ベッドルームが2つの部屋にケリーと一緒ならという条件らしい。しかも、ドナはママに、デビッドは住まないと言ってしまった。
【ミネソタにて】
ブレンダは、ママと一緒にミネソタ州ミネアポリスに到着した。
おばあちゃんと、いとこのリンゼが迎えにやってきていた。彼女は車の中でビバリーヒルズでのことを聞きまくってくる。
車がミネソタ州立大学へ到着した。相変わらずしつこくビバリーヒルズのことを聞いてくるリンゼに、こっちに慣れようとしている時に、ビバリーヒルズのことを聞かれると辛いと話し、もうその話しはしないように頼んだ。
そんな時...中学時代の大親友で、大学ではルームメイトになるダーラと再会。同じ階には別の友達も大勢いるそうだが、その中のジャンから、是非聞いて欲しいことがあると頼まれ、ダーラはブレンダに「トム・クルーズに会ったことある?」と聞いてしまう。困惑するブレンダ。
寮の部屋で、ブレンダとダーラ、別の友達2人と、履修科目のプランを立てている。そのうちまたビバリーヒルズの話しになり、有名人にあったことがあるかなどを聞かれた。ブレンダはサマンサ・サンダースの息子スティーブは友達だと話すと、みんなはイカれてる奴とか、いい加減な人だと言いたい放題。ブレンダはいい加減ビバリーヒルズのことを聞かれるのはうんざりだと怒りをぶつけた。
自分はブレンダ・ウォルシュで、ブレンダ・ビバリーヒルズではないと・・・
ブレンダとママ達は、昔住んでいた家を訪ねてみることにした。あいにく現在の持ち主は不在だったが、庭の木を見ながら幼いころの思い出に浸る。そろそろ帰ろうというママに、ブレンダは「戻ってきてよかったのか迷っている」と言い出すが、最初だけで学校が始まればうまく行くと、ブレンダに言い聞かせる。
家族との食事を住ませ寮に戻ってきたブレンダは、部屋にいたダーラと話しをする。ダーラは自分が行くパーティにブレンダと一緒に行こうと思って、待っていたという。断るブレンダに、ダーラは、ブレンダを怒らせてしまったようだけれど、ルームメイトになれたことを心から喜んでいると話す。そう聞いたブレンダは、自分もパーティに連れていってもらうと言って、2人で部屋を出た。
明かりが消された部屋に、1本の電話がかかってきた。ブレンダ宛のディランからの電話だった。部屋にいないと交換手に言われたディランは、またかけると言って電話を切った。