Episode Guide

6-8:愛を呼ぶ薬
(Gypsies, Cramps, and Fleas,1995/11/1,1996/5/25,1998/6/6)

ハロウィン。占い師マダム・レイブンがピーチピットへやって来た。駐車場に停められたキャピング・カーを発見したバレリーは、パーティ客の邪魔だと文句を言うが、ナットさんも「占い師を追い返したら罰があたりそう」と言うだけ。レイブンからは、パーティ会場に占いコーナーを設けたいと提案される始末。占いは1回10ドル、学生証を提示すれば5ドルになるらしい。また、レイブン特製の媚薬(20どる)」も販売される予定。それを飲んだカップルは、愛し合わずにはいられなくなるらしい。

【スティーブ、クレア】
過去・現在・未来を元に、自分が一番知りたいことを占ってくれる・・・という、タロット・カードに凝っているクレア。最後にめくったカードは「恋人達」の正位置。ケリーとドナに、「スティーブと何かあるかも」と冷やかされた。
しかし、なぜかお互い面と向かうと憎まれ口を叩いてしまうのだった。

ハロウィン・パーティ。なぜか、体が火照ってしょうがない二人。クレアは外へ出ようと言うが、スティーブは「控室に忍び込んでエアコンをガンガンにかけて・・・ムフ」と提案。見つめ合う二人は、グラスに残ったお酒を飲み干した。控室へやって来た二人は、お互いに魅かれていると言い合い、我慢できずにとうとうキスしてソファへなだれ込んだ(ドア開けっ放しでしたけど...)。
二人は、デビッドがバレリーに飲ませようと思って用意した媚薬入りのお酒を、間違って飲んでしまったのだった。

稼ぎまくったレイブンは、翌日、ピーチピットのお勘定も支払わないまま姿を消してしまった。が、パトロールの警官から、レイブンの写真を見せられ、「販売免許を持たずに、あやしい薬を売っている」と聞かされた仲間達は、誰もレイブンを知ってると言わなかった。警官が帰ったあと、ナットさんが最後の1本である媚薬を取り出した。スティーブは売って〜とせがむが、ナットさんは自分のものに・・・。

【デビッド、バレリー】
レイブンに占ってもらったデビッドは、「愛の花が咲くこと請け合い」という媚薬についつい魅かれた。それをお酒に混ぜてバレリーに飲ませようとしたが、一緒のテーブルで話していたスティーブ&クレアのグラスと入れ替わってしまい、待てど暮せどその気になれなかった。
パーティも終わり、深夜クラブで二人きりになったデビッドとバレリー。バレリーはデビッドが好きだからとキスをするが、デビッドはバレリーに媚薬を飲ませた罪悪感から、その事をバラしてしまった。しかし、バレリーは、この世にそんな惚れ薬などない・・・と言って、再びキスをした。それを影から見届けるレイブン。

【スーザン、ブランドン】
深夜クラブの駐車場でマダム・レイブンに水を引っ掛けられたスーザンは、その拍子に持っていた書類やファイルを落としてしまった。拾い物を手伝ったレイブンは、ブランドンとスーザンにも媚薬を売ろうとしたが、ブランドンに「それがなくても上手く行ってますから」と言われ、そして、ブランドンの後から深夜クラブへ入ろうとするスーザンに、「シアトルの彼もそう思ってるかしら?」と声をかけた。驚いたスーザンはレイブンと一緒にテントの中へ。占いには半信半疑のスーザンだが、「昔付きあっていたジョナサンが今でも気になって仕方がない」と言い当てられ、すっかりレイブンを信じてしまった。しかし、拾い物を手伝っているブレイブンは、シアトルにいるジョナサンからの手紙を偶然に見つけただけだった。そうとは知らず、スーザンは「ブランドンの事は好きだけど、自分とは正反対。ジョナサンとはしっくり行ってた。」と話し出し、追加の10ドルまで支払った。

ハロウィンのパーティが始まった。ゴッド・ファーザーに扮するブランドンは、ポカホンタスに扮するスーザンが引き止めるのも聞かずに、会場に設置された占いコーナーへ入って行った。昼間のこともあり、スーザンは「最高裁がどんな判決を下すかが知りたい」と誤魔化に必死だが、「誰かへの想いなど、隠し事はないか?」と言われてしまい、自分からブランドンにジョナサンの事をバラしてしまった。ブランドンは、正直に話してくれたから・・・と、スーザンにキスをした。

【ドナ、レイ/ジョー登場】
ハロウィンと言えば、ドナとレイの記念日
(詳しくはこちら)。レイは、沢山のハロウィンかぼちゃをビーチ・アパートへ運んできたが、レイに別れを告げたドナは喜ばなかった。「自分達の新しいスタートのお祝いに・・・精いっぱい努力しているんだ」とドナにアピールするレイだが、ドナの心は戻る気配なし。レイが「記念日おめでとう」と言っても、ドナは無言のままだった。

ドナには新しい出会いがあった。CUのアメフット・チームの名クォーターバック、ジョー・ブラッドリー。チームメイトのタイニーは試合前に縁起をかついで大食いをしていたが、ジョーが注文していた必勝メニュー「トマト抜きのWチーズ・バーガー、特製ベイクド・ポテト、チェリー・パイ」も出来上がってきて、ジョーも縁起をかついでる事がドナにバレてしまった。ジョーは「縁起をかついでパンツを取り換えない時もある」とからかうが、「また会いたい」とドナに告げ、深夜クラブのハロウィン・パーティで会うことを約束した。

パーティでジョーと会う約束をしたドナは、レイに「パーティで誰かと話していても、自分の事は放っておいて」と頼んだ。友達として振る舞えないなら、パーティへは来ないで欲しいというのがドナの願い。レイは約束は守ると返事をするが、「距離を置きたいというなら仕方ないが、必ずドナを取り戻す。」と自信たっぷり。

ハロウィンのパーティが始まった。悪魔の仮装をしたドナがジョーと仲良く踊っていると、遠くから二人を見ていたレイが被っていたピエロのお面を外して、「自分は変わろうと努力しているのに、その仕打ちがコレか!」と言いに来た。「そのうちこの女に捨てられるぜ」とジョーに警告して去ったが、ジョーは気にせず踊り続け、帰りはドナを送る約束をした。

アパートのテラスまでドナを送ったジョーは、いまは交際する時期ではないだろうと言って去った。部屋へ入ろうとしたドナは、籐棚の影から姿を現したレイに驚いた。パーティでのことを謝りに来たらしいが、ドナから拒絶されたレイは、カッとなって腕を掴みながら怒鳴った。そこへ、心配で戻ってきたジョーが止めに入り、レイを2度ほど突き飛ばした。テーブルにぶつかって倒れたレイは、左腕を掴みながら、「このままで終わると思うなよ」と言い残して去った。ジョーは「もう終わった」と言って、ドナを抱きしめた。

部屋の中へ入ったドナとジョー。ドナは、なぜ戻ってきたのかをジョーに訊ねた。ジョーは、「元彼とケリが着くまでドナと付き合わないと言ったのは、自分が不安だったから。でも、車に戻る途中、心境の変化があった」と告げ、二人はお互いをもっとよく知りたいと言ってキスをした。 【ディラン、トニー/決意】
ディランは乗り気ではなかったが、トニーはハロウィン用のキャンディや飾り物を沢山買い込んできた。その中には飾り用のガイコツもあり、ディランはそれに「デビッド・シルバー」と名付けて、玄関に飾ろうと扉を開けた。すると、黒猫の小猫がちょこんと座っていた。ツキが落ちてしまうので黒猫は苦手!と言うディランだが、トニーはその猫を飼うことにした。

お風呂に入れようとしたトラブルに手を引っかかれたトニーは、ディランが救急箱の中に隠し持っていた銃を発見してしまった。復讐は止めたと約束した後なだけに、ディランが銃を持っている事に納得できないトニーは、死人が出る前に処分して欲しいと頼んだ。

トニーは、「話し合いたい」という父マルシェットの伝言をブルーノから聞き、ピーチピットで会うことにした。

父:
全てを水に流して家に戻って欲しい
娘:
目を見て正直に答えて。ディランのパパを殺した?
父:
いや
娘:
じゃ、誰かに殺させた?
父:
この件にはクビを突っ込むな! トニーはジャックがどんな人間だったか、なぜ殺されたか知らないのだ。
娘:
知りたいのは関わったかどうかだけ...ディランのパパを殺させたの?
無言で顔を背けたマルシェット氏。トニーはショックを受け、ディランの元へ帰ると、泣きながら「愛してるわ」と抱きついた。
夜。トニーがふさぎ込んでいるため、代わりにディランが子供たちに愛想を振りまいてお菓子を配った。
トニーは「父親の事が大好きで尊敬していたのに、今では恥じている・・・この先自分たちがどうなるか不安で仕方ない」と呟くが、、ディランは、トニーのせいではないので早く忘れろと告げた。

翌日。ディランは、父親が爆破されたマリーナの駐車場にトニーを連れて来て、「なぜここに来たかわからないが、恐らく、全てを忘れる前に現場を見たかったのかもしれない」と呟いた。そして、「本当に忘れられるか?」と訊ねられたディランは、は持参した銃をしばらく見つめて、それを海へと投げ捨てた。二人はハワイで新しい生活を始めることを決意した。

【コリン、ケリー】
完成した壁画を見たバレリーは、報酬を倍にしてもいい位だと労った。コリンは家賃を滞納したりとお金が入り用だったため、助かると答え、バレリーは今日中に小切手を支払う事を約束した。そして、助けが要るときは相談するよう言った。

パトロンが居たことを知られたコリンは、アパートで刳り貫きカボチャを製作中のケリーを訪ねた。ケリーは、コリンに仕事を見つけたか訊ねた。コリンは「仕事に就いたらアーチストではなくなる気がする・・・多くのアーチストは他にも仕事を持っているが、自分だけは例外でいたかった」と答え、書きあがった壁画を見に来て欲しいと言い残して去った。

壁画の除幕式は、ハロウィン・パーティで行われた。バレリーに紹介されたコリンが「タイトルは"ケリーのニューヨーク"です」と挨拶してフロアに目をやると、ケリーが来たのが見えた。バレリーによって除幕され、壁の凹凸を利用して描かれたコリンの壁画を見た観客からは拍手が沸き上がり、ケリーも機嫌を直してコリンとダンスを踊った。

バレリーから小切手を受け取ったコリンは、ケリーからライフスタイルを変えるよう指摘され、前から頼まれていた、CU美術学部の講師の仕事を引き受けることにしたと告げた。その気になったのはケリーのおかげ。ケリーも、コリンに良い影響を与えることが出来て嬉しいと言った。

6-8 STAFF
  • Supervising Producer:JOHN EISENDRATH
  • Producers:JASON PRIESTELY,DINAH KIRGO
  • Producer:KENNETH MILLER
  • Executive Consultant:CHARLES ROSIN
  • Co-Exective Producer:LARRY MOLLIN
  • Exective Producer:PAUL WAIGNER
  • Created by:DARREN STAR
  • Written by:CHRISTINE MCCARTHY & SAM SARKAR
  • Directed by:BURT BRINCKERHOFF
  • Executive Producers:STEVE WASSERMAN & JESSICA KLEIN
  • Executive Producers:AARON SPELLING & E.DUKE VINCENT
Special Guest Star
  • JASON WILES
Special Appearance by
  • STANLEY KAMEL
Guest Starring
  • EMMA CAULFIELD
  • CAMERON BANCROFT
  • THE CRAMPS
  • CYNTHIA SZIGETI
  • REBECCA GAYHEART as Antonia Marchette


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