【スティーブ、クレア】
過去・現在・未来を元に、自分が一番知りたいことを占ってくれる・・・という、タロット・カードに凝っているクレア。最後にめくったカードは「恋人達」の正位置。ケリーとドナに、「スティーブと何かあるかも」と冷やかされた。
しかし、なぜかお互い面と向かうと憎まれ口を叩いてしまうのだった。
ハロウィン・パーティ。なぜか、体が火照ってしょうがない二人。クレアは外へ出ようと言うが、スティーブは「控室に忍び込んでエアコンをガンガンにかけて・・・ムフ」と提案。見つめ合う二人は、グラスに残ったお酒を飲み干した。控室へやって来た二人は、お互いに魅かれていると言い合い、我慢できずにとうとうキスしてソファへなだれ込んだ(ドア開けっ放しでしたけど...)。
二人は、デビッドがバレリーに飲ませようと思って用意した媚薬入りのお酒を、間違って飲んでしまったのだった。
稼ぎまくったレイブンは、翌日、ピーチピットのお勘定も支払わないまま姿を消してしまった。が、パトロールの警官から、レイブンの写真を見せられ、「販売免許を持たずに、あやしい薬を売っている」と聞かされた仲間達は、誰もレイブンを知ってると言わなかった。警官が帰ったあと、ナットさんが最後の1本である媚薬を取り出した。スティーブは売って〜とせがむが、ナットさんは自分のものに・・・。
【デビッド、バレリー】
レイブンに占ってもらったデビッドは、「愛の花が咲くこと請け合い」という媚薬についつい魅かれた。それをお酒に混ぜてバレリーに飲ませようとしたが、一緒のテーブルで話していたスティーブ&クレアのグラスと入れ替わってしまい、待てど暮せどその気になれなかった。
パーティも終わり、深夜クラブで二人きりになったデビッドとバレリー。バレリーはデビッドが好きだからとキスをするが、デビッドはバレリーに媚薬を飲ませた罪悪感から、その事をバラしてしまった。しかし、バレリーは、この世にそんな惚れ薬などない・・・と言って、再びキスをした。それを影から見届けるレイブン。
【スーザン、ブランドン】
深夜クラブの駐車場でマダム・レイブンに水を引っ掛けられたスーザンは、その拍子に持っていた書類やファイルを落としてしまった。拾い物を手伝ったレイブンは、ブランドンとスーザンにも媚薬を売ろうとしたが、ブランドンに「それがなくても上手く行ってますから」と言われ、そして、ブランドンの後から深夜クラブへ入ろうとするスーザンに、「シアトルの彼もそう思ってるかしら?」と声をかけた。驚いたスーザンはレイブンと一緒にテントの中へ。占いには半信半疑のスーザンだが、「昔付きあっていたジョナサンが今でも気になって仕方がない」と言い当てられ、すっかりレイブンを信じてしまった。しかし、拾い物を手伝っているブレイブンは、シアトルにいるジョナサンからの手紙を偶然に見つけただけだった。そうとは知らず、スーザンは「ブランドンの事は好きだけど、自分とは正反対。ジョナサンとはしっくり行ってた。」と話し出し、追加の10ドルまで支払った。
ハロウィンのパーティが始まった。ゴッド・ファーザーに扮するブランドンは、ポカホンタスに扮するスーザンが引き止めるのも聞かずに、会場に設置された占いコーナーへ入って行った。昼間のこともあり、スーザンは「最高裁がどんな判決を下すかが知りたい」と誤魔化に必死だが、「誰かへの想いなど、隠し事はないか?」と言われてしまい、自分からブランドンにジョナサンの事をバラしてしまった。ブランドンは、正直に話してくれたから・・・と、スーザンにキスをした。
【ドナ、レイ/ジョー登場】
ハロウィンと言えば、ドナとレイの記念日(詳しくはこちら)。レイは、沢山のハロウィンかぼちゃをビーチ・アパートへ運んできたが、レイに別れを告げたドナは喜ばなかった。「自分達の新しいスタートのお祝いに・・・精いっぱい努力しているんだ」とドナにアピールするレイだが、ドナの心は戻る気配なし。レイが「記念日おめでとう」と言っても、ドナは無言のままだった。
ドナには新しい出会いがあった。CUのアメフット・チームの名クォーターバック、ジョー・ブラッドリー。チームメイトのタイニーは試合前に縁起をかついで大食いをしていたが、ジョーが注文していた必勝メニュー「トマト抜きのWチーズ・バーガー、特製ベイクド・ポテト、チェリー・パイ」も出来上がってきて、ジョーも縁起をかついでる事がドナにバレてしまった。ジョーは「縁起をかついでパンツを取り換えない時もある」とからかうが、「また会いたい」とドナに告げ、深夜クラブのハロウィン・パーティで会うことを約束した。
パーティでジョーと会う約束をしたドナは、レイに「パーティで誰かと話していても、自分の事は放っておいて」と頼んだ。友達として振る舞えないなら、パーティへは来ないで欲しいというのがドナの願い。レイは約束は守ると返事をするが、「距離を置きたいというなら仕方ないが、必ずドナを取り戻す。」と自信たっぷり。
ハロウィンのパーティが始まった。悪魔の仮装をしたドナがジョーと仲良く踊っていると、遠くから二人を見ていたレイが被っていたピエロのお面を外して、「自分は変わろうと努力しているのに、その仕打ちがコレか!」と言いに来た。「そのうちこの女に捨てられるぜ」とジョーに警告して去ったが、ジョーは気にせず踊り続け、帰りはドナを送る約束をした。
アパートのテラスまでドナを送ったジョーは、いまは交際する時期ではないだろうと言って去った。部屋へ入ろうとしたドナは、籐棚の影から姿を現したレイに驚いた。パーティでのことを謝りに来たらしいが、ドナから拒絶されたレイは、カッとなって腕を掴みながら怒鳴った。そこへ、心配で戻ってきたジョーが止めに入り、レイを2度ほど突き飛ばした。テーブルにぶつかって倒れたレイは、左腕を掴みながら、「このままで終わると思うなよ」と言い残して去った。ジョーは「もう終わった」と言って、ドナを抱きしめた。
部屋の中へ入ったドナとジョー。ドナは、なぜ戻ってきたのかをジョーに訊ねた。ジョーは、「元彼とケリが着くまでドナと付き合わないと言ったのは、自分が不安だったから。でも、車に戻る途中、心境の変化があった」と告げ、二人はお互いをもっとよく知りたいと言ってキスをした。
【ディラン、トニー/決意】
ディランは乗り気ではなかったが、トニーはハロウィン用のキャンディや飾り物を沢山買い込んできた。その中には飾り用のガイコツもあり、ディランはそれに「デビッド・シルバー」と名付けて、玄関に飾ろうと扉を開けた。すると、黒猫の小猫がちょこんと座っていた。ツキが落ちてしまうので黒猫は苦手!と言うディランだが、トニーはその猫を飼うことにした。
お風呂に入れようとしたトラブルに手を引っかかれたトニーは、ディランが救急箱の中に隠し持っていた銃を発見してしまった。復讐は止めたと約束した後なだけに、ディランが銃を持っている事に納得できないトニーは、死人が出る前に処分して欲しいと頼んだ。
トニーは、「話し合いたい」という父マルシェットの伝言をブルーノから聞き、ピーチピットで会うことにした。
翌日。ディランは、父親が爆破されたマリーナの駐車場にトニーを連れて来て、「なぜここに来たかわからないが、恐らく、全てを忘れる前に現場を見たかったのかもしれない」と呟いた。そして、「本当に忘れられるか?」と訊ねられたディランは、は持参した銃をしばらく見つめて、それを海へと投げ捨てた。二人はハワイで新しい生活を始めることを決意した。
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