ジョナサンは、受賞の喜びをスーザンと分かち合いたいと思っていた。スーザンがどんな犠牲をはらって記事を書いたか知っているのは自分だけ・・・そうスーザンに言うジョサナンと、スーザンの間には「何か」がありそうな雰囲気だ。
そこへブランドンがやって来た。スーザンはジョナサンに席を外すよう言い、ブランドンに誤解を解くために話しをさせて欲しいと頼んだ。
ジョナサンは中絶反対派。ナンシーのプライバシーを侵害するだけでなく、ナンシーが間違いを犯していると思っている事から、記事を書くことも反対していたのだ。しかし、記事がナンシーの救いになったのであれば、ジョナサンは関係ないと言うブランドン。スーザンは、尊敬すべきジョナサンから反対された時はショックだったと言い、ブランドンに「今でもそうらしい」と言われてしまい、認めざるを得なかった。
翌日。スーザンは授賞式にブランドンが来てくれないと困ると言うが、「ジョナサンと楽しめばいい」という態度。相変わらず怒っていた。授賞式へ行くかどうか迷っていたブランドンは、ピーチピットにで「二人は記事が原因で別れたのに、ジョナサンが授賞式にやってくるなんて筋が通らないでし、理解できない」と、ナットさんに相談した。ナットさんは「ジョナサンは招待されたから来ただけで、ブランドンの考え過ぎだ。諦めたくなければ行くべきだ」と助言した。
会場は「Century Plaza Hotel and Tower 」。ホスト役を務めるのは、宇宙飛行士のピーター・コンダット。
連載部門の最優秀受賞者の発表の順番がやってきた。候補者はスーザンの他に、ハーバード大学クリムゾン紙のピーター、イエール大学デイリーニュースのポール・ターナー、コーネル大学イーグル紙のジュリア・ワース、ミシガン大学のデイリーニュースのジェリー・ラーマンがいた。その中から選ばれたのはスーザンだった。ステージに立ち、スピーチを行うスーザン。
全ての女性を代表して、この賞を頂きたいと思います。特に望まない妊娠をし、とても重い選択に直面した経験のある女性に代わって、彼女達がどういう選択をしたにせよ、その時点でとった行動は、人生を大きく変えたはずです。きっとナンシーは今も、中絶という決断が正しかったか悩んでいるでしょう。そして、辛い過去に対する迷いや苦しみは一生消えないでしょう。ですが、この賞がナンシーの傷ついた心を癒して、彼女の勇気を賛えることになるはずです。ありがとう。
授賞式が終わり、ブランドンとスーザンはホテル前の広場を散歩しながら話した。「勇気ある決断をした女性を褒めたたえた」と言われたスーザンは、「ナンシーという名前は本名ではない。.本当に勇気があったのなら本名を使わなかったのはナゼか・・・ナンシーは私よ」と告白した。記事は全てスーザンの体験だったのだ(去年のことで、相手はジョナサン)。ナンシーは涙を流しながら、事故で姉を亡くした後、ショックのあまりウォッカをがぶ飲みして、ジョナサンとハメを外してしまったと説明した。ジョナサンはスーザンの妊娠を知るとプロポーズしたらしい。話しを聞いたブランドンは「辛い思いをしたね」と言って、スーザンを抱きしめた。
中絶した事のある自分に対して、見る目が変わらないか?と訊ねるスーザン。ズーザンが知りたいのは、これで別れるのか、自分を好きでいてくれるかどうか。ブランドンは、スーザンへの気持ちは変わらないと言ってキスをした。
そこへジョナサン登場。ブランドンは席を外した。スーザンは、「たった一度の過ちで人生を変えることは出来ない。自分が産まないと知ってから中絶に反対したくせに、いい加減に敬けんな信者ぶるのは止めたら?」と、興奮してジョサナンについ言ってしまった。ジョナサンは、「一生許すまいと思っていたらしいが、それは無理は話し・・・受賞おめでとう。昔からの夢がやっと叶ったじゃないか!」と言って去った。
ホテル内で、再び話すブランドンとスーザン。ブランドンは「迷いが消えないからといって、間違っていた事にはならない」と言い、スーザンはジョナサンが許してくれたことを報告した。あとは、スーザンが自分を許せるようになれれば・・・。ブランドンはリクエスト通り、スーザンの強く抱きしめた。
【コリン】
コリンのアトリエに、スターリング・ペンがやって来た。絵はなかなか好評。自分の絵をに認めてもらえる事に喜びを感じるコリンは、バレリーに対して、「放っておいてくれ」と言ったことを謝り、コカインは捨てたことを報告。バレリーは、「コリンには才能がある。自分を大切にすれば、必ず成功できるはずよ」と言った。
バレリーはスターリング・ペンがコリンと契約するためにL.A.へ来たを言い、コリンに契約金の1万ドルの小切手を渡した。バレリーは、これがコリンの転機となればいいと思ったが、コリンにとって逆効果だった。彼が絶賛し買って行ってた2枚の絵は、どちらもコカインでハイになっている時に書いたものだった。コリンに、「これで好きなだけコカインが買える」と言われたバレリーは愕然。コカインに頼らずともイイ絵が書けると説得するが無駄だった。「もっと上手くなりたいんだ」とコリン。
【ケリー】
新学期から1カ月経つが、全く出席していない講義が3つもあるケリー。指導教授に呼び出されて注意され、いくつか言い訳をし(遅刻して後ろに座っていた&車が渋滞するので来にくい)、ある問題を抱えていて勉強に集中できないと告げた。明日は心理学のテスト。教授から、いい点数を取るよう期待していると言われた。
ケリーはピーチピットでドナに声をかけたが、「人違いでは?」と無視され、ドナに冷たくしたことを心から謝った。ドナも「とても心配していたのよ」と機嫌を直しかけたが、ケリーが「その言葉は聞き飽きた」と言ってしまい、ドナは再びケリーの前から去ってしまった。
スターリング・ペンに見せる作品の選定を行うバレリーとコリン(経緯はこちら)。バレリーは、コリンがまだコカインをやっている事を知り、「放って置きたいが見ていられない」と言うが、コリンには大きなお世話。そこへ、ケリーも帰宅。帰ろうとするバレリーを追いかけて、「何が狙いなの」と訊ねた。バレリーは、「コリンの絵が認められれば、もうドラッグに溺れないと思った。ケリーにコリンの事を任せたのに、助ける代わりにコカイン仲間になった。ケリーはどうなってもいいが、コリンには捨てるには惜しい才能がある。」と言って帰った。
翌朝。心理学の試験勉強というよりも、考え事をして遅くまで眠れなかったケリー。結論は「もうコカインはやらない事にした!コリンにも止めてもらいたい」だったが、コリンは止めるつもりはなく、ケリーの前で吸おうとした。しかし、ケリーはコリンにストップをかけ、意志が強いことをアピールした。
ピーチパイをテイクアウトしに来たケリーは、ピーチピットのカウンターでデビッドと出くわした。ケリーは、デビッドがコリンと対決したことをコリンから聞いて知っており(経緯はこちら)、「デビッドのお守りは要らないし、コリンも自分もコカインは止めた」と言った。しかし、ドラッグ経験のあるデビッドには、そう簡単に止めることが出来ないことは分かっていた。
ケリーがコリンのアパートへ戻ると、コリンが絵が売れたお祝いの準備をしていた。スフレも焼き上がったばかり。ケリーは絵が売れたことを喜び、二人はシャンパンでお祝いした。
その後ベッドでジャレあう二人。ケリーは「おいしい料理、おいしいシャンペン・・・もう一つあれば完璧なんだけど」と呟き、何気なくコカインのことを匂わせた。コリンは箱からコカインを出してきて、それをケリーが鏡の上で二等分した。
【クレア】
クレアは、父アーノルド総長の恋人探しに力を注いでいた。スーザンがノミネートされている「全米大学新聞賞」の授賞式には、ぜひ誰かいい人をエスコートして出席させたいのだ。
ロデオコレクションでドレスをお買い物中のクレアとスティーブ。そこでスティーブは美しい後ろ姿の女性にくぎ付けにされたが・・・それは偶然にも、あの「エル」だったのでビックリ(経緯はこちら)。クレアはスティーブから「エルに関しては見た目は当てにならない」と言われたが、過去は気にしないタイプ。しかし、その晩、エルの話しを始めた途端にスティーブが皿洗いを始め、だんだんと気になり出してしまった。
クレアから「エル」という名前を聞いたブランドンは驚き(笑)何かある・・・と問い詰められたスティーブは、エルが男であることを告白し、ブランドンも笑いを堪えながら説明したが、クレアはちっとも信じない。正直に謝れば許したが、嘘を付くなら許さない!と怒って行ってしまった。
授賞式には、誰もエスコートすることなくやってきた総長。電話で2人に声をかけてはみたが、グース学部長には先約が、クレイプール教授には恋人がいたらしい。結局、クレア、スティーブと3人でやって来た。
が、その会場にはエルも来ていた。友人が授賞式のプロデュースを担当しているらしい。なんと、総長はこのエルが気に入ってしまったらしく、一緒のテーブルにエルを誘った。
すっかり意気投合した総長とエル。スティーブはエルが男であることを何度もクレアに言うが、やっぱり信じてもらえない。
スーザンの授賞が終わり、スティーブは化粧室に立ったエルを追いかけた。スティーブは、メイク中のエルに「いますぐ帰って欲しい。興味ある女が男だと分かったら、総長は立ち直れない」と頼み、スティーブにそれを言う権利があるのか?と聞かれると、「総長の娘のクレアを愛している」と答えた。それを聞いたエルは「しらけちゃったわ」と言って帰っていった。トイレで用を足して出てきたクレアが立ち聞きしていた。クレアは「スティーブは優しい」と言い、仲直りした。
エルは総長から2次会に誘われて喜んだが、スティーブの姿を見ると考え直し、「モデルの仕事のためにニューヨークへ発たねばならないし、その次はパリとミラノへも行く事になっている」と断った。別れ際、エルはスティーブに「あんたの愛に負けた」と去っていった。
【ドナ】
ジョーはドナの両親&ドナとで、週末をサンタバーバラで過ごすことに。ヨットも係留させているらしい。
参考:The 90210 Weekly Wrapup(劇中ショット)
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