刺激を求めるケリーのために、サンドウィッチとスクランブル・エッグしか作れないようなブランドンが、香港にいるシンディに電話でレシピを問い合わせて、手作り豪華ディナーを用意した。味もグッド! しかし、二人はほんの一口しか食べないうちに、キスで盛り上がり、テーブルにあった料理達を払いのけ、ブランドンはケリーをテーブルに押し倒してキスをし始めた。
翌日、ダイニングの散らかり様を見たスティーブは、「泥棒でも入ったのか?それとも局地的な竜巻か?」と言って、ケリーが「私たち、上に行くまで待てなかった」と言っても信じなかった。そこへバレリーとやって来たノア。ポケベルで呼びだされたバレリーが2階へ上がると、ブランドンは自分とケリーがマンネリかどうか聞いてみたが、ノアはバレリーの足音を聞くだけで、たまらないらしい。
ビバリー・ビートのオフィスに電話をかけてきたケリー。ケリーもブランドンも仕事中だったが、二人は夕べの事を考えると仕事に身が入らず、ケリー曰く「メロメロになっちゃった〜ぁ」&ブランドン曰く「10分で帰れる」ということで、お互い速攻帰宅することにし、電話を聞いたブランドンはすぐに席を立った。
翌日も、オフィスにやって来たケリーとイチャイチャ・ラブラブなブランドン。スティーブからも「前とは違うゼ」と言われる程だった。完全におかしくなってしまったた二人は、オフィスにある別の部屋へイザッ!!!
さらにエスカレートした二人は、秋祭りパーティの会場であるホテルのエレベーターの中でも同乗者に構わずイチャイチャしまくり、彼らの反感をかっていた。二人は構わず続け、3階でみんなが降りたあと、再びエレベータの中に戻ってキス・キス・キス!
パーティから戻ってからも、それは続いた。
【デビッド/小切手の無断使用】
「L.A.PHONE CENTER」へやって来たデビッド。ドナもオフィスの中へ着いていくと言うが、デビッドはどうにか理由を付けて一人で入っていった。ドナには、電話の請求書に不備があって来たと言っていたが、実は止められていた回線料金の支払いに来たのだった。接続料金は25ドルだが、それに延滞金と州税が加わって、合計$89.42の請求となった。しかし、デビッドが支払おうとするクレジット・カードは1枚目も2枚目も使用停止されており、3枚目でやっと支払いが出来うことが出来た。
次にデビッドに振りかかった問題は、延滞していた深夜クラブの家賃。ここ4カ月ほど支払いが遅れ気味で、今月は2週間も期限を過ぎていた。大家である「J.C.アーバナシー株式会社」からMs.ジル・アーバナシーが督促にやって来て、明朝までに支払うようデビッドに命令した。契約書によれば、追い出すことも可能らしいが、その契約も来週には切れてしまうとのこと。契約更新の際は、値上がりした保険料分も上乗せすると告げられ、さらに追いつめられるデビッドだった。
翌日。デビッドは、「NATIONAL BANK OF THE WEST」へ融資の相談に来たが、デビッドの財政状態が融資基準を満たしていない為、貸し付けは無理だとの回答を受けた。ローンを組むための資産がないのだ。クラブの設備・機材関係は古くて価値がない。担保物件となる不動産もなし(クラブの建物も賃貸)。価値のある車なら担保物件として認められるが、車なしでクラブを経営するのは困難だろうと言われた。デビッドは、自分の車はクラシック・カーとして高く売れる!とアピールするが、銀行では貸せないので、車を売ってお金を作ればいいと言われてしまった。
その夜、デビッドが深夜クラブに来ると、入口のドアには厳重な鍵がかけられ、「立ち退き通告」の赤い紙が貼られていた。苛立ちと怒りをドアにぶつけるデビッドは、秋祭りパーティどころではなかった。
どうやってお金を作ろうか...キッチンをウロウロしていたデビッドは、ドナが置きっ放なしにして行った「CITY TRUST & SAVINGS BANK」の小切手帳を発見。ほんの数秒考えた後、勝手に金額と署名を書き込んだ。
デート中だったMs.アーバナシーは深夜クラブ前に呼びだされ、デビッドが差し出した小切手を確認した。名義がデビッド本人でないことを訊ねると、デビッドは「ドナはルーム・メイトで、共同口座だ」と答えた。Ms.アーバナシーは、今回は大目に見るが、今後は1日でも延滞したら即刻立ち退きであることを告げ、ドアにかかっていた鍵を外していった。
【ドナ/デビッドと喧嘩】
ドナの新しいクライアント、Mrs.ガリバルディ。ドナによれば、彼女は「イブニング・ドレスで有名な、モートン・ガリバルディの未亡人」。この仕事が上手く行けば道が開けるかもしれないと思っており、Mrs.ガリバルディの店で働けるならば、電話番、コーヒー運び、床掃除でも、何でもやっちゃう!と張り切っていた。
Mrs.ガリバルディの家へやって来たドナ。夫人は、「着る服で自分を演出したいが、やり過ぎは駄目。自分に似合っていて、しかも、インパクトのある装い」を求めていた。明るくて大胆な色が好きだという夫人。ドナは自分のオリジナル・デザイン・ブックを見せるが、とりあえず今は、金曜日の「交霊術の会」で着るための、座って楽だがダラしなく見えない洋服を探していると言われてしまった。夫人は銀行を信用しないため、宝石は全て自宅内に隠していたが、上手に隠しすぎて、ダイヤモンドのブレスレッドが見つからなくなってしまったらしい。その在り処を亡くなった旦那に教えてもらうために、夫人は霊媒師に交霊してもらう予定だったのだが、いつもの霊媒師は別の霊と恋霊中。ドナに霊媒師を紹介して欲しいと頼み、ドナも、仕方なく手配する事を約束してしまった。
電話帳広告で霊媒師探しをするドナ。しかし、未来を見る&恋占いの専門ばかりで、宝石を探してくれる霊媒師は見つからなかった。
霊媒師協会では紹介を禁じてるらしく、当日の3時間前になっても目的の霊媒師は見つからなかった。ビバリー・ビートのオフィスに来ていたドナは、ブランドンからインターネットで探せばいいと勧められるが、スティーブから、魔女の広告を出しに来た「アラーナ」という女性を紹介されて、霊媒師の手配はなんとかなった。
夕方の4時。Mrs.ガリバルディの家へやって来たドナと魔女アラーナ。アラーナが示した場所(2Fの暖炉の中、犬小屋、屋根裏、庭の物置き)からブレスレットを探し出すのはドナの役目だったが、何度やっても出てこなかった。すっかり埃だらけのドナは、いい加減にしてくれ状態。もう1度だけという事になったが、「プールの底や排水溝を探せ」と言われたドナは、アラーナは当てにならないと判断し、自分で夫人にブレスレッドを最後に身に付けた時のことを訊ね出した。「姪エミリーの結婚式で・・・留め金が壊れて」と夫人が言ったところで、ドナがすかさず「バッグにしまった!」と言って、夫人は仕舞い場所を思いだして一件落着。
これだけ貢献したので、今後の仕事の依頼に期待するドナだったが、Mrs.ガリバルディの夫は、ドナが思っていた「モートン・ガリバルディ」とは全く別人で、ドライ・クリーニングのチェーン店を持ってる「モーティマ・ガリバルディ」である事がわかってガッカリ。
ドナは、深夜クラブでの乱闘騒ぎ以来落ち込んでるデビッドを元気づけたいと思い、臨時収入のボーナスで、デビッドにオニキス・カフスの贈り物をした。しかし、金銭問題の真っただ中にいるデビッドにとって、それは「無駄遣い」にしか思えなかった。気持ちを拒否されたドナは、カフスの事は忘れてパーティへ行こうと誘ったが、用事があるので終わったら行くと言われ、一人で会場へ向った。
しかし、デビッドは姿を現さなかった。「今夜は特別」と思っていたドナは、このような形ですっぽかされたのが信じられなかった。自分にはビジネスがあるというデビッドに、「ただ、デビッドの人生で大事なものとして扱って欲しいだけ。もしまだそう思ってくれてるなら」と怒って言ったが、デビッドは何も言わなかった。
【スティーブ、カーリー】
ケリーが勤める協会の主催で、金曜日に秋祭り(収穫祭)パーティを行うことになった。スティーブはカーリーを誘い、カーリーもOKした。
ビバリービートのオフィスに、自称「魔女」の女性が広告の掲載依頼にやって来た。その魔女に、「自分が操るのは愛の力。一度かかったら逃げられない・・・試してみる?」と誘惑されたスティーブだが、ぐっと堪えて断ってしまった。いつものスティーブらしからぬ姿を見たブランドンは、「今のはおいしいチャンスだったのに、ドアを明けて応えることすらしなかった。プレイボーイの恥を知りたまえ、ふっ」と言った。スティーブは、カーリーに本気らしい。
その頃、カーリーはーティへ来ていくドレスをドナから借りる為に、ビーチアパートを訪れていた。パ
大学生のパーティの話しから、カーリーの学生時代の話しとなった。カーリーはモントラ大学へ入ったが、1歳の子供を抱えて大学の講義に付いていくのは困難だったため、1年間で退学をしてしまった。その後は、時々だが聴講生になったりするが、働いて子育てするだけで手一杯。しかし、医者か弁護士になる夢を持っていた。思い描くのは、自分のネーム・プレートの付いたオフィス。
パーティー会場へやって来たスティーブとカーリー。ドナに借りたドレスを身にまとったカーリーは、母親がザックを預かってくれていたので、思う存分に楽しめるはずだった。しかし、はやり子供のことは心配。スティーブが貸してくれた携帯電話で実家へ連絡すると、ザックの体調がよくないことが分かった。スティーブにはパーティに残ってと言うが、心配なスティーブもカーリーと一緒にザックの元へ。幸いザックの具合はたいしたことが無く、二人はお互いの気持ちを確認しあった。
【バレリー/二股発覚】
キジ肉料理で有名なレストランへやって来たバレリーとクーパー氏。クーパー氏は、生まれた時からリッチだった。しかし、自分の力でリッチになったのではないという罪悪感から、自分で何かを成し遂げてやろうと思い、現在のように成功したらしい。バレリーには、「お金があって罪悪感あり」という事が理解できなかった。クーパー氏が感じるバレリーの魅力はそこだった。「いつか這い上がってやろうというパワー、そこがバレリーの魅力的なところ。自分の力は心得ていて、その駆け引きは見事」という。
バレリーは、クーパー氏から秋祭りのパーティに誘われたが、そこには友達もくるし・・・と一旦は誘いを断った。しかし、豪華なダイヤモンドのネックレスを差し出され、手を握られながら「これを付けてパーティへ」と言われたバレリーは、「こうまで言われたら断れないわね。」と言って、その誘いを受けることにした。
ケリーから秋祭りパーティの事を聞いたノアは、その事をバレリーに確認するが、バレリーは、「フォーマルなパーティは嫌いだと思った。でも、私はクライアントに誘われたから行くわ」と答えて、クライアントであるハーグローブ氏と一緒に行くことをノアに話した。ノアは、ハーグローブ氏が老人であると教えられていたので、特に何も言わなかった。
パーティ会場に、来る予定のなかったノアがやって来た。パーティへ行く前、ヨットに立ち寄ったバレリーのセクシー姿を見たノア。来る気などなかったが、バレリーを驚かそうと考えて、もらったチケットで来たらしい。何も知らないバレリーは、クーパー氏がシャンパンを取りに行ってる間、ダンスフロアにで待っていた。ノアに「驚かすこと&話したいことがある」とバレリーに話しかけて肩にキスをするが、そこへクーパー氏登場。誤魔化そうとするが、肩にキスされているのを目撃されていた。ノアも、クーパー氏は老人であると言われていた&ダイヤモンドのネックレスをしているのを見て、バレリ−が自分を騙して二股かけられていたことを悟ってしまった。ノアが去った後、クーパー氏も「自分が成功したのは二番手に甘んじなかったから。我慢できない。さよなら。もう信じられない。」と言って、バレリーの前から姿を消してしまった。ダンスフロアに一人のこされたバレリーだった。
【ノア/正体やいかに】
ノアを良く知る男性アルバートが、ノアのヨットを訪ねていた。彼は、有価証券とか、投資とか、それは小遣い程度の遊びではなく、大金が動くのだ・・・などなど、それをどうするかとノアに相談していた。しかしノアは「金はトラブルの元。いい事はない。」と、興味なさそうに返事をし、アルバートは「ベスの事は忘れて・・・。電話を下さいね。」と言って出て行った。それと入れ違いにバレリーがやって来たが、バレリーには適当に言って誤魔化すノア。
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