Episode Guide

08-28:バチェラー・パーティ
(SKIN DEEP,1998/04/29,1998/11/4,2000/2/5)

【マンツ君が結婚】
社交クラブ時代の仲間・マンツ君が結婚することになり、カーサ・ウォルシュへ報告にやってきた。相手は高校時代から付き合っている女性で、交際2年目にしてやっと初体験を叶えた相手ジュリー
(詳細はこちら)。スティーブとブランドンは極め付けのバチェラー・パーティを開こうと提案するが、マンツ君は消極的。ジュリーが反対するかららしい(すでに尻にしかれている?)。しかし、そんなことは二人が許すわけもなく、ブランドン曰く「しないで結婚したらアメリカ人じゃない!」ということで、マンツ君も申し出を受けることにした。

ジュリーには内緒でバチェラー・パーティの会場(深夜クラブ)へやって来たマンツ君。他にも、沢山の男性陣が集まっていた。ストリッパーによるダンスが始まり、主役のマンツ君は大出血サービス状態に超ゴキゲン。
その頃、カーサ・ウォルシュのキッチンで、ひとりお茶を飲んでいるケリー。そこへバレリーが帰宅した。いまごろマンツ君のバチェラー・パーティをやっている…などなど、珍しいことに、二人はなかなかいい雰囲気で会話をスタート。クッキーを食べながら、まるで仲の良い女友達同志のように!

【アダルトショップ開店の波紋】
●ケリーとブランドンの場合

ブランドンの部屋から女性ヌード雑誌「PLAYPEN」を発見したケリー。ブランドンは、ビバリーヒルズ初のアダルトショップ「ギルティー・プレジャーズ」が明日オープンするので、そのリサーチのために購入したらしい。見つけたケリーはいい気分ではないし、アダルトショップを嫌がる近隣住民の気持ちがよく分かると言った。だが、ブランドンの考えは「店にはそこにオープンする権利がある」とのこと。ちなみに、「PLAYPEN」はマンツ君が定期購読していた愛読書。結婚を機に購読できなくなるので辛そうだ。

夜、ケリーはブランドンが捨てずにいた「PLAYPEN」を手にして、どうしてまだ持っているのか?と訊ねた。「男だからさ。別に対したことじゃないし、ケリーと付きあう前に買ったもの」と答えるが、ケリーは納得しない。たかが雑誌、目くじらを立てる理由がわからないブランドンだが、雑誌をゴミ箱に投げ捨ててみせた。それでも全く機嫌の直らないケリーは、ブランドンに背中を向けてベッドに入った。

「ギルティー・プレジャーズ」開店の日。取材と称して、ブランドン、スティーブ、それにデビッドマンツ君も加わり、4人が店にやって来た。店の外では、開店反対のプラカードを持った住民がデモを行っていた。ブランドンは、その中の一人にコメントを要求。その女性は「娘が3ブロック先の小学校へ、この店の前を通って通学している。近隣の住民の生活を守る法律はどこへいったのだろう」と訴えた。
そんな住民の怒りとは裏腹に、店内は沢山の客で賑わっていた。ブランドンは、オーナーのエカズリ氏にもインタビューをした。彼の言い分は、「お客が巻き込まれるのは困るが、店の宣伝にもなるのでよい。自分はワイセツなモノを売っているとは思わないし、法律によって好きなものを売ることを保証されている。デモをやることも自由だが。」という。

その晩、ビーチアパートにやって来たブランドンは、書いた記事をケリーに見せるが、彼女の感想は「ポルノへの見解を明らかにするいいチャンスなのに、そうしていない」だった。いい加減、この話題で言い争うことにウンザリのブランドンは、「自分も時々ポルの映画を見るしアダルト雑誌も読むけれど、それを恥ずべき行為だとは思っていない。君は違うみたいだけど!」と言った。

マンツ君のバチェラー・パーティを終えたブランドンが、ビーチアパートへやって来た。ブランドンがケリーにパーティのことを内緒にしていたのは、ケリーが知ったら不愉快になると思ったから。それを聞いたケリーは、もちろん嫌な気分。「結婚したら遊べなくなるから、これが最後のお楽しみなんて女性に対して失礼だ!」と言い出すが、トニーがディランと結婚する前日、ケリーも男性ストリッパーを呼んで大はしゃぎしていた。それに引き換え、男性陣はポーカーをしただけ(詳細はこちら)。そのことを指摘されると、「自分のアイデアではない」と反論。再び喧嘩となり、ブランドンはアパートを後にした。

翌日、ブランドンがビーチクラブへやって来た。休戦協定を結ぼうという提案だ。ケリーもブランドンの新しい社説を読んで「素晴らしい」と思っていたところで、提案には賛成だった。ポルノ広告を新聞に掲載するのも、それで新聞が成り立っている以上は仕方がないと諦めるブランドン。お互い仲直りしたところで、ケリーが「缶」を持ちだしてきた。それは「ギルティー・プレジャーズ」で購入したという「カーマ・スートラ・キット」。中には、マッサージオイル、プレジャーバーム、やハニーダストなどが入っていた。ブランドンは、ケリーがこういうものを嫌いだと思っていたが、実はそうではなかったようだ。このキットで、もっとブランドンと仲良くなれるなら大賛成! ブランドンはハニーダストをケリーの口に塗って味わった。

●バレリーとデビッドの場合
デビッドの部屋で雑誌「DREAM MAGAZINE」を眺るバレリーは、シャワー室にいるデビッドに「短い旅行へ行かない?」と提案。その心は「最近マンネリだから刺激が必要」ってこと。デビッドが戻ってくると、今度はバレリーがシャワーを浴びに。これから!って時に残されたデビッドは、バレリーが見ていた雑誌に目をやった。記事のタイトルは「ステキな性生活のために」。

デビッドもいブランドン達と「ギルティー・プレジャーズ」へ潜入。そこには、いろいろなモノが売られていた。本物の毛皮のついた手錠や、過去にクレアのイビキ対策として用いられたビニール性の男性人形(女性もあり)。デビッドもいろいろと購入したらしい。その晩、早速バレリーと試すことにした。まずはリラックス効果のあるオイルが登場。バレリーは自分がピリピリしているのか?と気にするが、デビッドは嬉しそうにオイルを塗り、次に取りだしたマッサージャーで背中をマッサージ(なんか痛そうなバレリー)。

翌朝、深夜クラブの棚卸しへ出かけようとしたバレリーは、デビッドが買ってきた「食べられる下着」を発見!「試しに着けてみない?」と言われるが、次の機会にということに。二人は夜に会う約束をして別れた。

その晩、バレリーが買ったばかりの超セクシーな下着を身に着けて登場!ビックリするデビッド。さらにデビッドが驚いたのは、プレイグッズ「愛の鎖」やボディ・グリッター(暗闇で光る)、羽などのアイテム。バレリーはデビッドと試そうと思っていたが、デビッドは翌日やるべきことがあるので…と、一人で先に眠ってしまった。

ハイキングにやって来たバレリーとデビッド。そこで、二人はお互いが誤解していることが分かった。デビッドが過激なグッズを自分たちのsexに取り入れたのは、バレリーが不満を感じているからと勘違いしたからだったのだ。そもそもの発端は、バレリーが読んでいた「DREAM MAGAZINE」の記事。デビッドは右ページの「ステキな性生活のために」をバレリーが読んでいると思っていたが、実際には左ページの星占いのページを読んでいたのだ。
バレリーもデビッドが満足していないかと思い、あれこれと買い揃えたのだった。二人の誤解が解けたところで、バレリーは「私は自然のやつが一番スキなんだ」と言い、二人はキスしてその場に…。

【ケリー】
母ジャッキーのアパートへやって来たケリーは、妹アーインと3人でお食事。メニューはサラダ。その時、ケリーはジャッキーが美容整形手術を受けると聞いて驚いた。ビバリーヒルズでは整形は珍しくないと言うジャッキーだが、ケリーは必要ないと反論。7歳のアーインまでもが「アイスは太るから嫌」と、外見にこだわるような事を言い出しショックを受けるケリー。

【ドナ】
「SBGモデル・エージェンシー」では、ドナがデザインした洋服のタカログ撮影が行われていた。資金はノアが全面的にバックアップ。撮影自体は順調に進みドナも満足していたが、スタイリストのモニカがドレスを落としてしまった。彼女は謝って仕事を続けようとしたが、ドナは手出しするな!と怒鳴ったが、「手伝おうとしていたのに、今のは言い過ぎだ」とノアに言われて、反省したドナは謝るためにモニカの後を追った。その頃、モニカは洗面所で持っていたナイフで自分の右腕を傷つけていた。彼女の腕には、沢山の切り傷があった。ドアの外から、辛く接したことを謝るドナ。モニカも笑顔で姿を現し、二人は仕事へ戻った。

夜には撮影も終了。二人はは衣装を片づけながら、モニカが片思いするカメラマンのジョーの事を話していた。ドナの勧めもあり、モニカはジョーを深夜クラブに誘ってみることにした。木曜の晩、深夜クラブで行われるレゲエバンドのライブがあるのだ。誘われたジョーも「考えとくよ」と答えた。
和気あいあいのドナとモニカだったが、ドナは衣装に血が付いているのを発見!同時に、モニカの腕から血が流れているのを見つけて、シャツを袖をめくると…沢山の傷から血が流れていた。モニカは猫のせいだと言って、話しを遠ざけようと必死にいろんなことを話しだした。猫のひっかき傷ではないことは、ドナは気付いていた。そのことをケリーに相談すると、「カッティング」という症状かもしれない事がわかった。混乱状態に陥ると、自らの体を傷つける;死にたいのではなく、自分を傷つけることで自己嫌悪や苦痛を和らげるのだ。

翌日、メジャーを探そうとしたドナは、モニカの道具箱にカッターナイフを発見。手に取って見てるところへモニカがやって来たので、ドナは力になりたい&助けたいと申し出るが、彼女は行為を否定するばかり。ついには、しつこく食い下がるドナに「勝手に道具箱に触らないで」と怒った。
撮影中、ジョーがモデルのリッキーをライブに誘っている。元はモニカがジョーをライブに誘って、その返事を待っていたのに…。リッキーを誘っている間、ジョーはモニカに見向きもしなかった。ドナはモニカを元気づけ、落ち込む彼女に「諦めることも、自分を傷つけることもないわ」と声をかけた。モニカは無言。
その後、試着ルームで怪我の手当てをしているモニカを、ドナが訪ねてきた。どうして自分を傷つけるのか訊ねると、彼女は「落ち着くし、気が楽になるから」と答えた。きっと力になれる…そう思ったドナは、詳しく話を聞かせて欲しいと言った。

大学3年生の時のデザインの実習で悪い成績をとってしまった。寮に戻ると、彼氏から「別れ」の手紙が届いていた。顔を洗って落ち着こうと洗面所へ向ったが、気付いた時には近くにあったカミソリを手にしていた。手首を切るためではなく、ちょっと皮膚に刃をあてて滑らせてみただけ…そしたら切れてしまった。しかし、不思議と痛くなかった。
専門医やセラピストへ相談したらどうか?と勧めるドナは、一番に大事なのは「止めたいと思う気持ちだ」と言った。ドナは自分が鎮痛剤を止められなかった時の話しをして、モニカに「大事なのは幸せになること…なれるわよ!」と勇気づけた。

洋服のカタログが出来上がった。しかし、ドナは、自分のデザインの代弁者としてリッキーを起用するのは、「この洋服の理想はモデル体形の女性」と主張していることになるのでは?と思い始めていた。一月後、カタログは2万人もの女性に行き渡るのが、平均的なアメリカ人女性の身長は160cm程度。彼女らの心を掴むことが出来ないかもしれない…と。伝えたいのは現実離れした美しさではないと思ったドナは、モデルをチェンジして撮影をしなおすことを決意した。

翌日、モニカも撮影に呼びだされ、エイミー、デバリー、ティムの3人を紹介された。ドレスを買ってくれる普通の女性にモデルを起用したのだ。ドナの考えを理解したモニカは自分の問題を認め、解決するには誰かの助けが必要かもしれないと言い、ドナも応援することを約束した。

【玉砕スティーブ】
同窓会でのジャネットの一件以来、スティーブは彼女をお使いに出してばかりでオフィスは大忙し。一緒にいると気まずいというか、落ち着かないらしい。

「ギルティー・プレジャーズ」へやって来たスティーブは、ショップの広告をビバリービートに掲載してくれる上に、グッズを20%オフにしてくれるらしい!とウキウキ。

ビバリービートのオフィスに戻ったブランドンは、捨てたはずの雑誌を手に持っていた。それをジャネット見せて、「こういうのを見たら気分が害すか?」と訊ねたが、彼女はsexに対して積極的な考えの持ち主で、アダルトショップにも嫌悪感を持っていなかった。逆に、店が出来たことでみんながsexを楽しめるようになれば良い!と。それを聞いたスティーブは、自分たちは気があう!!!と話しかけるが、ジャネットはまだ同窓会での出来事を引きずっており、冷たい言葉をスティーブに残して席を立ってしまった。

翌日。スティーブは朝っぱらから、一人で「ギルティー・プレジャーズ」でお買い物へ。しかし、お目当てのものはなかった。スティーブには問題があった!なぜなら、スティーブにはガールフレンドがいないから。

スティーブはベーグルとカプチーノを差し入れして、ジャネットを再度デートに誘ってみた。が、ジャネットの答えは「無駄だと思うから賛成できない」だった。彼女は何度もスティーブにチャンスを与えてきたが、全てダメだったらしい。しかし、ビバリービートの仕事はスキなので、今後も仕事仲間としてやっていこうと告げられた。玉砕スティーブ。

8-8 STAFF
  • Coordinating Producer:BETTY BEARDON
  • Consulting Producer:DOUG STEINBERG
  • Consulting Producer:MICHAEL CASSUTT
  • Producer:LAURIE MCCARTHY
  • Producer:KENNETH MILLER
  • Produced by:JON PARE'
  • Executive Producer:JASON PRIESTLEY
  • Executive Producer:PAUL WAIGNER
  • Created by:DARREN STAR
  • Written by:ELLE TRIEDMAN
  • Directed by:KIM FRIEDMAN
  • Executibe Producer:JOHN EISENDRATH
  • Executibe Producers:AARON SPELLING,E.DUKE VINCENT
Special Guest Star
  • LINDSAY PRICE
Guest Starring
  • RYAN THOMAS BROWN
  • JODE LEIGE EDWARDS
  • ANN GILLESPIE
  • MERCEDES KASTNER
参考


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