Episode Guide

09-18:家族の争い
(Bobby Dearest,1999/3/10,1999/9/1,2000/7/22)

【ドナ、ジーナ/慰謝料ゲット】
信託資金を実母に使い込まれてしまったジーナは、管財人であるフェリースにも責任があり、それは信託違反に問われるという理由から訴えようとしていた。がなんと、当初の6万ドルで訴えるのを止めて、精神的ダメージという慰謝料も含めた110万ドルを請求する裁判を起こすと言い出したのだ。そのことを知ったドナは大激怒。「将来の保障を手にしていたのにフェリースのせいで失った」というのがジーナの言い分だった。「昔ドナのおさがりを着ていた為に近所の子供にからかわれたが、その時はドナがかばってくれた....今回はかばってくれないの?」と涙ながらに言われたドナは、「使い込んだのはボビーだが、それを管理する立場であったのは事実。自分の責任を果たさなかったのだから、間違いを認めて6万ドルを支払うべきだ」とフェリースを説得した。その甲斐あって、LAでトップ10に入る法律事務所「リーバーグ&ホワイト」に相談していることをチラつかせていたフェリースだが、ジーナに6万ドルを支払うことを決意した。

だがなんと!!!実はジーナがフェリースに6万ドルを支払わせようと企んでいたことだった。もちろん現金は二人で山分け。

【ディラン/命の恩人は自殺志願者】
ジェットスキーを楽しんでいたディランだが、見知らぬ男の挑発に乗って競争し転倒。沖で意識不明のディランを発見して命を救った男性は、ディランの意識が戻ると走って逃げていってしまった。無意識のうちに引きちぎっていたリストバンドから、彼が「ウエスト・ヒルズ記念病院」の患者パトリック・フェラルだとわかったディランは、病院に確認の電話をするが、なんとパトリックは3ヶ月前に死んだと言われてビックリ。
翌日、パトリックの元担当医(女性)に事情を聞きに行ったディランは、彼は死んだうえに7歳だったと聞いて???だった。だが、元担当医が思い出した「パトリックには弟想いの兄ティムがいて、バンドは形見として持っていたのでは?」を聞いて、ディランは早速ティムの住むシミバレーへ向った。

その夜、ティムに会いに行ったディランだが、彼は自殺しようとして沖まで出た時にディランを発見しただけであり、英雄でも何でもないのだから命の恩人だと感謝したりするな!という。自分の膝にパトリックを乗せて運転していた時、急に飛び出してきた男性に車がかすかに触れた。その衝撃でエアバッグが膨らみ、パトリックを窒息させてしまったティム。ディランを助けたのは、深い悲しみと責任から自殺を図ろうとしてた時だったのだ。

ディランは、遊び場の改修工事に1セントも出してくれないと嘆く、子供患者が遊ぶための公園を補修するために多額の寄付をし、ディランはそこにティムも呼び出して、二人で作り直さないか?と誘った。そうすることによってティムも悲しみから救われるだろうと考えたのだ。前向きに作業を始めるティム。

【ケリー、マット】
危険を覚悟で薬を入手してくれたケリーとディランに、たいそう感謝をするマット
(前回のあらすじ参照)。だが、ケリーはディランとメキシコで一夜を共にしてしまい、マットに感謝されればされるほど、後ろめたさが倍増していく。
気がとがめて仕方のないケリーは、ディランの元へ相談しに行くが、ディランはジーナに対して悪いとは思っていない。さらに、「これが自分たちのパターンで、いまはマットを愛していてもそのうちにケリーは自分の元に戻りたくなる」とケリーに言った。

マットはお礼がしたいと言って、ケリーとディランをディナーにも誘った。その翌日、ローレンの親友アンナがニューヨークからやって来た。マットもよく知るアンナは、ローレンから預かった離婚訴訟の書類を持ってきたのだった。マットを愛し想っての離婚だというが、マットは動揺していた。その場にはケリーも居合わせた。
その後、マットはケリーに、ローレンがLAに来たのは自分とやり直すためだったのに、結果的にこうなってしまって罪悪感を感じていると話した。ケリーは自分にも罪悪感を感じているか?&実は「マットのペースに合わせるわ」とは言いつつ辛い思いをしていたのだ...と告白した。

その夜、深夜クラブに駆け付けたマットは、ローレンは自分にとってかけがいのない存在だが、ケリーもそうだと言って抱きあった。

【デビッド/ラジオで恋人募集】
信託資金の件でジーナとフェリースの板挟みになって苦しむドナ。深夜クラブの駐車場で「俺がついてるじゃないか」とノアに励まされてキスしていたがそこをデビッドが通りがかり、ドナはデビッドと話しをするためにDJブースへ向ったが、「君に振り回されるのは沢山だ!」とてドアをおもいきり閉められてしまった。
ドナ曰く「デビッドは勝手に別れたと思い込んでいたようだが、ノアとは完全に終わったわけではなかった」だが、ケリーの「デートをOKした時点でそう勘違いしたのかも」は正にその通り(^-^;; (前回のあらすじ参照)

その後、ふたたび謝りに来たドナをあっさり許したデビッドは、「チャンスが来るのをここで待てばいい!」というドナの提案で、ラジオで恋人募集を行った。乗り気ではなかったが、その結果、番組宛に真同封の手紙が沢山の写送られてきた。さらに、電話をかけてきたベネズエラ(カラカス)出身の女性と意気投合。しかし、曲の準備をしている間に電話を切られてしまい、結局は名前も分からぬままだった。
ところが翌日、電話の主から手紙が来て深夜クラブで会うことになったデビッド。ところがセシルの声を聞いて別人であることわかった。
愛は欲しがっても簡単に手に入るものではなく、必死で探している時よりも、何もしないでいる時の方が偶然の出会いはあるものだと気付いたデビッドは、運を天にかませることにして、ラジオでの恋人募集は撤回した。その放送をブースの外から見つめる女性がいた。気づいてデビッドが声をかけると、彼女こそが電話の主本人だった。彼女の名はクラウディア。先月から、アフターダークの清掃スタッフとして週3回はたらいているという。出会いとはこういうものだ...と、彼女に魅かれていくデビッド。

【スティーブ/売春顧客リスト入手】
プリンターを買う3000ドルを、スターご用達の売春顧客リスト入手にあててしまったスティーブ。ビバリービートの愛読者から買ったという手帳には、「ハリウッドスター・夜の紳士録」が作れるくらい大儲けできそうなネタがつまっていた。だが、それを元に記事を書いたら儲かる代わりに裁判で破産する可能性もあった。早速、マットに相談したスティーブは、記事内容が事実なら名誉棄損で訴えられることはない&憶測ではなく事実を裏付けて書く事!と言われて、トークショーの人気ホスト「マーク・シャペル」を尾行することにした。
しかし、朝方まで張り込みを続けたスティーブが最初に見たものは、彼と子供達が触れ合う姿...既に夫婦間が冷えているにもかかわらず、子供たちのために離婚しないでいるのだろうと悟った。スティーブは彼が子供たちといる姿を見て、自分の幼少時代の体験と重ね合わせ、記事にはしないことを決意。そして、リストを1枚1枚シュレッダーにかけた。

【マット】
マットが弁護を担当するのはアフリカ系の少女リンダ(17歳)。彼女がビバリーヒルズの図書館にいた時、そこで麻薬売買で逮捕された少年によって、売人に仕立て上げられてしまったのだ。仲間の仕返しが恐くてリンダに濡れ衣をきせたのだろう...マットは検事補ジェイに説明するが、罪を認めて司法取引するよう勧められた。だが、リンダは「やってもいないことを認めるよりも刑務所へ行く方がマシ!」と、母娘ともどもマットに訴えた。危険でもチャンスに掛けることを誓ったのだ。

スティーブが入手した売春組織の顧客リストの中には、ジェイの友人(若くして地方検事のポストを狙っている超若きエリート)もいた。 それをネタにジェイを脅し、起訴を取り下げさせようとしたが無駄だった。ところが、逮捕された少年が常習犯の売人が犯人だと自供したため、リンダの起訴は取り下げられることになった。そのことを朝早くマットに知らせに来たジェイは、マットのしたことは犯罪だと言って、ケリーがオフィスに来るのと入れ替わりに去っていった。


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