【ケリー】
ケリー、マット、ディラン、ジーナはプールバーでダブルデート。前の晩もディランとマットはそこでプレイし、今晩はジーナとケリーも誘われたのだ。4人は男vs女でひと勝負しようとした時、前の晩にボロ負けした男性2人が言いがかりをつけてきた。金(1000ドル)を返せと脅してきたマイキーにディランが一発、マットも仲間のジェークと格闘、ケリーとジーナもビリヤードのキューで参戦した(なんだか楽しそうに)。
翌日。深夜クラブのマジックショーにやって来たケリーは、一番前の席にディラン、ジーナ、マットと座った。ジーナ、マットは飲み物を取りに行き、ショーが始まった時にはケリーとディランの2人だけだった。マジシャンのDr.バン・ファートルは、ケリーをステージに上げると催眠術をかけ、「もし無人島に誰か一人だけ連れていけるとしたら、男性の誰を選ぶ?」と質問をした。席には飲み物を持ってきたマットとジーナも戻ってきた。マットは笑顔でケリーの回答を待ったが、彼女の口から出たのは「ディラン・マッケイ」の名だった。ケリーは、催眠術にかかる前にディランの顔を見たからだ!と誤解であることをマットに説明するが、マットの機嫌は直らない。さらに、ジーナにも謝ろうとしたが、ケリーは頬を叩かれてしまった。
なぜディランの名が出たのか...催眠術にかかっている間の記憶がないケリーには分からなかった。ドナに「本心が出たのでは?」と言われるが…。その後、ブラウニーの差し入れを持ってマットのオフィスを訪ねたケリー。マットは自分たちは結婚しているわけではないので、ケリーがディランの元へ行きたければ行けばいいと言い、でも自分もケリーを愛していると告げた。どうしたらいいか考える必要があるというマットだが、ケリーが背を向けて出ていこうとした瞬間、「もういいよ、考えたから」と言った。その間ほんの数秒(^-^;; 二人は歩み寄りキスをした。
ケリーは、ジーナにもディランのことを吹っ切ると約束した。
その夜、ディランとジーナがアパートのテラスで仲直りのハグをしている姿を、自分の部屋の窓からうかがうケリー。ブラインドのすき間からディランを見つめ、ディランもそれに気付いた。二人はしばらく見つめ合ったが、ケリーはブラインドを静かに閉めた...。
【デビッド】
ピーチピットで偶然、ソニー・シャープ氏に遭遇したデビッド。彼はデビッドが高校生の頃までDJをしており、番組が終わるとメイン州デモインへ移っていた。現在はリバーサイドのローカル局で番組を担当しているという彼に、デビッドは自分のラジオにゲスト出演して欲しいと頼んだ。デビッドがDJを始めたのはシャープ氏の影響で、番組の最終回を聞くために授業もサボったらしい。
約束の夜、デビッドのラジオにシャープ氏がゲスト出演した。ところが、番組終了後、ラジオ局の担当者リック・ミラーが怒鳴り込んできた。シャープ氏は番組のファン層や、いまの時代・世代にあわない!!!という。そして「引退してフロリダへ行け」と捨てぜりふを残し て帰っていった。
翌日、深夜クラブのマジックショーにやって来たシャープ氏。以前の彼はDJの神様としてトップを走っていたが、実は局の資料室管理をしていた。デビッドは、自らを過去の人物と言う彼にDJとしての自信を取り戻して欲しいと思い、自分の番組を任せる作戦に出た...ノアとグルになり、マジックショーの小道具に閉じ込められてしまったフリをしたのだ。
翌日、シャープ氏がデビッドに約束していたマイクスクリーンを持ってきてくれた。早速マイクに取り付けていると、そこへ再びリック・ミラーがやって来た。前日の件で怒鳴りに来たかと思い気や、伝説の男の復活を喜ぶ電話が鳴りっ放しだったらしく、上の世代を対象とした番組を作ることにしたので昼間の番組を担当して欲しいと言い出した。もちろん答えはYES!
【ドナ】
両親の家のディナーにやってきたドナは、ブティックの改装費を借りたお金に利子をつけて返済した。高校生の時には片目に2枚のコンタクトレンズを入れて大騒ぎしていたドナが立派に成長し、そのことを嬉しく思ったジョンは、その小切手は現金化しないで飾っておくと言い出した。フェリースも、親子の間柄であってもけじめをつけるドナを褒めた。そして、すっかり大人になったドナに、夫妻は意外な結果を報告することに…。二人は別居するというのだ。
上手くいっていると思っていた両親の突然の別居話に戸惑いを隠せないドナ。口うるさくて傲慢で、ドナが高校生の時にはフェリースの浮気が発覚。きっとそんなフェリースが原因なのだと思い込んでいた。
本当の理由を聞くのを恐れていたが、ドナはフェリースをピーチピットに呼び出した。別居の原因はフェリースにあるはずだと責めるドナだが、2ヶ月前から口の聞かず避けるようになり(帰宅も夜中)、急に別居したいと言い出したのはジョンの方だというフェリース。自分でも理由がわからない上、娘のドナに責められて更に辛いフェリースだった。
翌朝。ドナはジョンを訪ねた。彼は新しいアパートを見つけて出ていこうとしているところだった。新車のジャガー(コンバーチブル)に荷物を積むジョンだが、ドナにはわからなかった。昔からコンバーチブルは危険だからと言ってジョンが避けてきた車だったのだ。考えが変ったというが...。出ていこうとするジョンに「逃げるなんてパパらしくないわよっ」と叫ぶドナだが、「戸惑って理由を知りたがるのも無理はないが、納得できないなら仕方がないっ」と言って行ってしまった。
両親に話し合ってもらいたいドナは、作り話をして両親をビーチアパートに呼び出した。アパートには結婚カウンセリングも行っているという神父様(レドリー)も仲介役として来ていた。最後にやって来たジョンは、3人の姿を見ると、ドナにハメられたことを知って怒った。そしてドナに、「親のプライバシーを踏みにじるのではなく、守って欲しい」と言い残して帰ってしまった。
強い絆で結ばれていた夫婦がなぜ突然かみ合わなくなるのか...理解できないドナ。その頃、カントリークラブでゴルフの練習をしているジョンの元へノアが訪ねていた。大事にしてきたものを投げ出す理由は何か?と尋ねると、ジョンは語り始めた;2ヶ月前。ゴルフのプレー中に8番ホールで、ジョンの友人が心臓発作のため52歳という若さで急死していた。また自分も倒れた経験があるため、それ以来、第2の人生に向けて新しいことにチャレンジしようと考えていたが実行できないでいた。登山やスカイダイビングをやてみないかとフェリースを誘うが、何か理由をつけては断られたばかりのジョン。自分は変ったがフェリースは変っておらず、変れとも言えないという。しかしノアは、「言ってみるべきだ。あなたの考えを知らなければ合わせようがない!」と忠告して去った。
元気づけるため、ドナとノアはフェリースを評判の映画に連れ出そうとしていたが、フェリースが涙ぐんで玄関に座り込んでしまった。悪いのは自分だろうが、一体何をやったのか、何を言ったのか...分からず苦しいと言うフェリース。そこへジョンがやって来た。別居したいと言い出したのは自分の勝手で、分かってもらえるよう話し合うべきだったと言い、そのように考えを改めたのは(名前は出さないが)ノアのおかげだと言った。途中で投げ出さず、問題に立ち向かうべきということで、二人は一緒に神父様のカウンセリングを受けることにした。
【天才少年】
11歳にしてハーバード大、イェール大、ブラウン大、ノースウェスタン大から合格通知を受け取った天才少年ピーター・ホーリーが現れた。しかも2年生への飛び級だ。ビバリービートではそのピーターを取り上げ、その後はローカル新聞の取材も殺到。スティーブは子供らしくないピーターを心配していたが、ピーターの母親がお礼にと「ピーター特製カレンダー」を持って挨拶にやってきた。その際、ひょんなことからスティーブとジャネットが、ピーターを深夜クラブで開催されるマジックショーへ連れていくことになった。マジックは頭の体操になるらしい。
ショーの舞台裏にやって来たピーター。マジシャンのDr.バン・ファートルが催眠術も出来ると知ると、「疑ってる者は催眠術にかからない。一般的に言われているより人間の心は暗示にかかりにくいんだ。」と反論した。ファートルはそんなピーターに「ただのいたずらっ子」という催眠術をかけ、その直後から、ピーターの行動に異変が....本当にタダのガキになってしまった。ジャネットが出題した難問に答えられない子供に!!!
翌日、ゲームセンターにやってきた3人。ジャネットはDr.バン・ファートルに催眠術を解いてもらうよう連絡を取り、事無きを得ようとしていたが、スティーブはこのままの状態の方が子供らしくて良いと思ってた。ところが、一人でゲームを楽しむピーターは隣の子供にゲームを理論的に説明しているではないかっ。
実はピーターは催眠術にかかったフリをしていただけだった。彼は母親に大学へは行きたくないと気持ちを告げ(今はという意味)、母親をガッカリさせたくなくて言えずにいたことも打ち明けた。母親はピーターの気持ちを優先して、大学進学は先送りに。ピーターは早速スティーブとマジックマウンテン(遊園地)へ向った。
【ジーナ】
友人のオクサナは有名なスケーター。彼女がモントリオールのショーに出場することになり、ジーナはそのアシスタント(K.T・リス)からビーチハウスの短期管理人として雇われた。1. 客は呼ばない、2. ベッドを使ってもいいがシーツは持参する、3. 植木の水やり(火・木)、4. 熱帯魚の餌(毎晩)、5. 車は緊急の場合のみ使用OK...を言いつけられた。ショーへの出発はあさって。それまではリスが厳しくチェックするという。彼女のおしつけ的な態度が気にくわないジーナ。
ディラン達とプールバーへ行った帰り。オクサナのメルセデスにケリー、マット、ディランを乗せて走るジーナは、彼女とは親しい友人&好きなだけ乗っていいと言われていると語り、半信半疑のマットやケリーにビーチハウスへ遊びに来ないか?と誘った。
4人が深夜クラブへ到着すると、魚の死骸を持ったリスがすごい剣幕でやって来た。ジーナが世話を怠ったため3000ドルもする魚が死んでしまったらしい。リスから「オクサナが仕事を頼んだのは、ジーナの選手生命が短くて可哀想だと同情したから。車は翌朝7時まえでに返却してっ。」と、みんなの前で責められたジーナは大見栄を張っていたことがバレてしまった。何をしても2流止まりだとも言われてしまったジーナは悔しがった。ケリー達は気にすることないと励ますが…。
催眠術にかかったケリーの口から飛んでもない事を聞いてしまったジーナは、ケリーを殴って深夜クラブを後にした。ところが駐車場へ出てみると、メルセデスのタイヤがパンクしていて激怒。見知らぬ男性が直す手伝いをする代わりに送って欲しいと声をかけてきたが、断った途端にナイフをジーナに突きつけ襲い掛かってきた。抵抗して深夜クラブの入口まで走って逃げたジーナは、ケリーと出てきたディランに「ナイフを持った男に襲われたの」と抱きついて助けを求めた。しかし、ディランが見に行ったときには誰もおらず、ケリーもジーナの自作自演だろうと取り合わなかった。
翌朝、ディランはビーチアパートを訪ねると、ジーナの顔を見るやいなや彼女を抱きしめた。2週間で4名の被害者を出したレイプ魔(駐車場でナイフを突きつけて脅す)が捕まった記事を新聞で読み、ジーナの言ったことが事実だったと分かったのだ。危うくジーナを失う所だったと謝るが、ジーナは「もう遅いわ」と言ってドアを閉めた。
ケリーも、駐車場でのことを信じないで悪かったと謝った。そして、ディランのことは吹っ切ると約束した。その夜、ケリーと直接話したことで吹っ切れてしまったジーナは、再びやって来たディランと仲直り。二人はアパートのテラスで抱きあった。