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09-24:混迷の序章
(DOG'S BEST FRIEND,1999/5/5,1999/10/20,2000/9/9)

【ドナ/ウェインにハマる】
ノアと一緒に住もうとしていることをウェインに告げるドナだが、「無理にノアに合わせようとしているのでは?」と言われると、ウェインと出会ったことで迷いが生じていると答えた。

何も知らないノアは、一緒に物件を見に行こうと誘うが、ドナは「ノアが焦っているように見えてならない」と言い出した。しかし人気のその物件は、7時までに返事をしないと他へ回ってしまう。よく考えて電話しておくように...と、ドナは不動産屋の名刺を渡された。

その夜。名刺を無くしてしまったドナは、不動産広告を見にビバリービートへやって来た。それとなくスティーブに意見を求め、一旦は不動産屋に電話しようとしたが、結局ウェインに会いたいという電話をかけてしまった。
翌朝、「次のステップに進むためにも一緒に住むにはいい頃だ」というノアに、ドナは一緒に住むにはタイミングが悪い...と、自分の応えがノーであることをに伝えた。

その夜、ドナはウェインとディナーを共にした。

ウェ:
君は僕とどうなるにせよ、ノアの元に戻るような気がする。
ドナ:
もしもともと運命が決まっているなら、例えどんな行動をしても変らないハズ。
ウェ:
もう一つ言える。惰性で何となく付き合っているカップルがいるが、それは終わらせる勇気がないだけだと思う。
ドナ:
どこかに運命の人がいるなら、何をしようとその人と結ばれるはずだってことね!
そんな会話を交わすと、ウェインは「今を楽しもう」と言ってキスをし、ドナも「あなたがそう言うなら」と応えた。

翌日、二人はまたブティックで会った。ドナは、このままノアに黙っているのは良くないので、自分たちのことを話そうと思っているとウェインに打ち明けた。

【ノア/父の名誉を守る】
引き続き、ノアとマットは険悪ムード(マットが訴訟準備を進める会社の1つに故ノアパパの会社があったから)。マットがお金のために故ハンター氏を陥れようとしていると思っていたからだが、もちろんマットが相手にしているのは、汚染を引き起こして人を苦しめている企業。親としては最低だったが、わざと人を傷つける人間ではなかった!と父親を信じるノアに、マットはプロジェクトが環境に与える影響を調査した分厚いファイルを読めば事実がわかると言って、ハンター石油工業が作成した「非公式の環境報告書 1997/12/15」を渡した。

報告書を読んだノアは、故ハンター氏の右腕だったアダムを呼び出して問いただした。彼から「調査では有毒物質が漏れている可能性があるとわかっただけ」と聞き、癌になる危険性があるとわかっていて報告を無視していた事実を知った。ノアは全てを公表するよう頼み、さらに、故ハンター氏の書斎に残されていた品物を持参して証拠品を見つけようと提案した。

徹夜で証拠探しをしたにも関わらず何も出てこなかった。マットは諦めようと声をかけるが、ノアは私物が入った最後の箱から決定的な証拠を発見した。「直ちにプロジェクトを中止する事」という環境報告書に関する指示書で、それは故ハンター氏からアダムに指示されていた。だがそれを無視して裏切り、裁判沙汰になると死んだ故ハンター氏に罪をなすりつけようとしていたのだった。
ノアが動かぬ証拠を見つけたおかげで、オルソン石油は和解の条件を受け入れることになり、故ハンター氏の名誉も守られた。マットとノアも仲直りした。

【ジーナ/ケリーを許さず】
ケリーはメキシコでの件について謝るが、それを聞き入れようとしないジーナに、「もし自分と顔も合わせるのが嫌ならルームメイトでいるのも考えたほうがいいだろう」と言った。しかし、ジーナは沢山のストレスを抱えていて自分をコントロールするので手一杯。引っ越しどころではないと怒鳴ると、ケリーは「自分は謝った」ことをジーナに念押しし、もう同じことを言う気はないと言って出ていった。

ケリーが帰宅すると、ジーナは食べていたパスタをごみ箱へ捨てた。しかし、それはケリーが自分で食べようと思って作っておいたパスタだった。そのように言われたジーナは、今度から自分の物には名前を書いておくよう言い、自分もディランに名前を書いておけばケリーが勘違いしないで済んだかも!と怒鳴った。ディランの話を蒸し返えしてケリーを怒らせるジーナだが、ケリーも二度とジーナに謝る気はなかった。

【ジーナ/過食症】
ジーナはマットのオフィスで雑務を手伝っていたが、歯が痛くてどうしようもない。ケリーから紹介されたメル(デビッドの父親)のクリニックで診てもらったジーナは、摂食障害になってからどの程度かと訊ねられた。嘔吐を繰り返すと歯のエナメル質が溶けて痛むのだ。かなり以前から食べては吐くという行為を続けてきたと判断したメルは、知り合いの医者を紹介すると言う。明日にでも心臓が止まる危険もあるのだと言われたジーナは、こんな毎日が続くならそうなった方がいいかも...と言って去った。

メルから専門医の名刺を渡すよう頼まれたケリーだが、ジーナはそれを受け取らず、その後も吐き続けた。

【ディラン/ラスベガスでのお遊び】
デビッドと踊ってディランの気を引こうするが、ディランに見向きもされないジーナ。深夜クラブの駐車場でディランの車に八つ当たりしながら泣いているジーナをデビッドが宥めると、ジーナは優しいデビッドに対して「あんたみたいな人なら苦労しないのに」と言ってキスをした。しかし、「同情して様子を見にきただけだろう?」と急に態度を変えて、深夜クラブに戻っていった。

ディランはデビッドを誘ってラスベガスにやって来た。恋人と別れたばかりなのに平然とした態度のディランに、「ケリーの時は別れた後も周りをうろついていたのに」とデビッドが言うと、ディランは「ケリーとは付き合いが長くて心の繋がりがあったが、ジーナとの間には何もなかった。」と答えた。

ディランはバーで知りあった女性4人グループの中の一人、メリーと一夜を楽しんだ。その翌日、メリーがフーバーダムを案内してくれるはずだったが、仕事が休めず2人だけで行くことになってしまった。
午後、ビバリーヒルズに戻るというディランの伝言を聞いたメリーが休憩中にお別れしにホテルにやってきた。メリーは「また仕事でラスベガスに来る予定がある」というディランの言葉を信じて再会を楽しみにしていたが、ディランはメリーとは一夜だけのつもりだった。メリーに悪びれる素振りナシに応対するディランに、デビッドは相当呆れていた。

ビバリーヒルズに戻ったデビッドは、「人を騙しても罪悪感を感じないのは理解できない」「ジーナと別れてもやり直す努力もしない」「ジーナのような女性に思われたら誰でも大切にするだろう」など…ディランを非難した。ディランが怒って出ていった直後、メリーから「LAの友達を訪ねることになった」という電話が入り、デビッドは自分達の所にもぜひ寄るように...と、家の住所をメリーに教えた。

ジーナがディランの家にやって来た。ディランが「何も言わなくていいさ」と言ってジーナを抱きしめていると、一晩限りだと思っていたメリーがやって来た。ジーナもメリーも怒ってその場を去った。翌朝、ディランは自分を困らせるためにわざとメリーを呼んだのだろう!と、デビッドを激しく怒鳴りつけた。デビッド怒って家を出ていき、ディランが「そんなにジーナと付き合いたいなら、お前にくれてやる!」と怒鳴って追いかけると、開けた扉の外にはジーナの姿が!
その後、ディランはビーチアパートを訪ねてジーナに謝まるが、ジーナはディランにサヨナラを告げた。

【スティーブ&ジャネット/ラブフィッシャー】
相性ピッタリの恋人をコンピュータで検索するシステム、「ラブフィッシャー」を考案したスティーブ。実際に何件かのカップルも誕生していたが、ジャネットはこのやり方にちょっと否定的。しかし誘惑に負けてしまったジャネットは、スティーブの不在中に自分もラブフィッシャーにトライ! ジャネットがデートした相手マイクは、ジャネットとの共通点が驚くほど多い男性だった。まるで自分とデートしているみたい...と、ジャネットはマイクとはそれっきり。しかも、お互いに付き合っている恋人がいたこともわかった。

翌日。スティーブはマイクとデートしたジャネットを責めたが、すぐさま自分もラブフィッシャーで相性ピッタリの女性を探しはじめた。 ヒットしたのは「リリー・サンプルス」。早速リリーと深夜クラブで会う約束をするが、母親と外出したはずのジャネットも登場してリリーと鉢合わせ。ジャネットは怒って深夜クラブを出て行った。

翌日。スティーブはジャネットに謝まって、ラブフィッシャーのCD-ROMをごみ箱へ捨てた。しかし、スティーブは検索コマンドを間違えていた事が判明。実はリリーは最悪の相手だったと分かった。まだどこかに俺を待っている子がいる?とニヤけるスティーブだが、「もう決まっているから選ぶ必要はない」と言ってジャネットにキスをした。もちろんCD-ROMはポイッ。

【ケリー/レイプ】
マットの裁判も上手く片づきそうで、それ以外は特に悩みもなく、ケリーは「この幸せがずっと続いて欲しい」と言いながら幸せに浸っていた。ウォルシュ家からの帰宅途中、ジーナとのことで悩み苦しむディランからSOSを受けたケリーは、ハリウッド通りにいるディランを迎えに行った。人気のない通りに車を停めたケリーは足早に急ぐが、誰かに付けられている気配を感じた。次の瞬間、その男はケリーをごみ捨て場に連れ込んで殴りかかったた。ケリーの上に乗ったその男は、ナイフで脅してレイプした。


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