Episode Guide

5-02:社交界デビュー
(Under the Influences,1994/9/14,1995/4/22,1997/8/31)

【アンドレア】
教育学部付属の託児所に優先的に入れてもらえることになったアンドレアとジェシーは、ハンナを連れて見学にやってきた。アンドレアはここなら安心して預けることができると感激するが、ジェシーはこういう施設はマニュアル化されているようで...と不安がり、自分の子供を他人に預けても心配じゃないのかとアンドレアに言うが、二人は学校があるし、二人の両親も働いている...大学が無料で面倒を見てくれて、講義の合間に様子を見にくることも可能だ!と、ジェシーを説得した。

ハンナを託児所へ預ける第1日目、アンドレアはハンナについていろいろとコメントを受付のスタッフに話そうとするが、頼りない上に赤ん坊の名前もろくに覚えていないスタッフに不信感を覚えた。そして「不安だろうけど、あっという間にハイハイをし出して、あなたが気がつかないうちに大きくなっているわよ」と言われたアンドレアは、ジェシーに気が変わったと電話を入れた。

【ドナ/社交界デビュー】
慈善パーティの準備を手伝いにやってきたケリーは、フェリースからビーチアパートの家賃について話を持ちかけられた。ドナは今期休学をしてヒューストンに行き、クリスマスには社交界デビューをするという。その為アパートも引き払うので、ケリーのルームメイトが見つかるまではドナの分の家賃も支払うというのだ。
来月には引っ越すと初めて聞いたケリーは「一体どこへ逃げる気?」と、キッチンでパーティの準備をするドナに話し掛けた。親友だと思っていたのに相談もなしにデビューすることも、休学することも相談してくれないなんて...というケリーだが、ドナは休学するのは今学期だけだし、ヒューストンの社交界だから...と返事をした。

パーティでドナをエスコートする為、ヒューストンからわざわざ呼ばれたやって来たトラビス・ハーナム。ドナが彼を連れてピーチピットへやってくると、偶然にもデビッドと遭遇してしまった。お互いに元気だったかとぎこちない挨拶を交わし、ドナはデビッドにトラビスを紹介した。彼は一緒の席に...とデビッドも誘うが、急いでいるのでと店を出て行ってしまった。

慈善パーティに集まった仲間達。ケリーはなんとかドナの考えを改めようとするが、ドナはすっかりフェリースの言いなりになっていた。
ドナの両親、仲間達のテーブルに「スポーツで活躍する奨学生」として参加していたディーションも顔を見せた。彼はドナが話していたテキサス流の挨拶をぜひ見たいゼと声をかけ、ドナはそのリクエストに答えて社交界で披露するお辞儀挨をやってみせた。フェリースはすっかり我が子に魅了されていたが、ケリーはブランドンに「これでわかった?ドナはすっかり調教されちゃったのよ」とブランドンの耳元で囁いた。

化粧室にやってきたドナは、自分がヒューストンへ行くのはデビッドが原因ではないのに、なぜ勝手にそう決めつけるのだとケリーに怒鳴り、楽しみにしていたパーティが台無しだと行って出ていってしまった。険しい顔で小走りするドナをみかけたディーションは、落ち込んでいるのはデビッドとのことが原因なのかと尋ねて。ドナは別れる原因が自分の性格にあったのだとしたら...と呟くが、ドナには自称名誉会長であるファンクラブが付いているし、みんなに愛されているのだからいつもにこやかになと励まし、一緒にダンスを踊ることにした。
パーティが終わり、自宅でフェリースが紅茶を入れているとドナも戻ってきた。ドナは、ディランが乱入してきたのは、ケリーとブランドンがキスしているのを見てしまったからだと説明するが、フェリース曰く「ケリーは自分の欲望を抑えられず、アル中の元彼氏は自分さえもコントロールできない男」だという。また、「人前で黒人(ディーション)と踊っていたが、それが周囲の見せ物になっていたのが分からなかったのか!もっと人の目に付けなさい」と言い出した。それを聞いたドナは「黒人の男の人と踊ることを気にする人がいるのなら、その人の方が問題だ」と言うが、大人として扱われ社交界の一員になりたいのなら、周りと合わせるしかないのよ!と言われてしまった。

ディランがケリーを訪ねたが、そこにはドナしかいなかった。ディランはドナにパーティでの失態を謝り、ドナはディランの気持ちはよく分かると話し、ママの言うとおりにすれば立ち直れると思ったが、今でもデビッドの顔を見ると辛い...今でもあの時こうしておけばよかったと後悔していると打ち明けた。ディランが「ドナに不満がなくてもデビッドとはそうなっていた」と励ますと、ドナは大学でデビッドに会うのが恐いので、一緒に履修登録へいかないかとディランを誘った。一旦は断るディランだが、キャンパスで会おうと返事をした。

登録にやってきたドナは偶然デビッドに会った。休学せずに復帰したということは、自分を許してくれたのかと問うデビッドだが、ドナ曰く「あなたと会っても平気ってこと」と返事をして、カフェにいるケリーを見つけて声をかけた。ドナはディランが謝りたいと言ってアパートを訪ねてきたと報告し、彼もみんなと一緒に大学へ行きたいのよ...チャンスをあげて!と言うが、その頃ディランはプールバーで飲んでいた。

【ブランドン&ケリー、ディラン】
インデペンデンス銀行へやってきたディランは、自分の口座に1ドルもない上に、満期が来た国債を自動的に新規発行債券に投資したと聞いて、承諾なしに8万ドルものお金を相談もなく好き勝手に動かすのか!と興奮して怒鳴りだした。残っているのは貯蓄債券だけ。短期間の解約には手数料がかかるので手をつけないようがよいと言われるが、自分には金が要るんだと、すぐに解約するよう言った。
解約手続きを行っている間、銀行の外で待っていたディランはフェリースと銀行へ来ていたドナとバッタリ会い、明晩フェリースが主催する慈善パーティのチケット買って欲しいと言われた。その収益金は恵まれない子供達に奨学金になるし、スティーブのパパは6枚も買ってくれたと言われ、自分も役に立つなら...と協力することにした。

ケリーはドナからディランがL.A.に戻ったらしいと聞き、自分達のことをいつディランに話すかブランドンに相談した。ケリーは、自分はまた三角関係に陥ってしまうのかと心配するが、ブランドンは自分はブレンダとは違うし、みんな高校生ではないと返事をした。そして、自分達は二人でもディランは一人だ...と言うケリ−に、ブランドンは自分一人でディランに話に行くことにした。ただし、ケリーのキスというご褒美をもらうのが条件...。

朝、ブランドンがディランを訪ねると、ディランはバイクを飛ばして出かけるところだと言いながら、辞めたはずのお酒を飲んでいた。ブランドンは勧められた酒を断り、更に君が良いなら何も言わない...と言った。
ディランは、お酒を飲みながらケリーに会いたいと呟いた。

Bran.:
いつも喧嘩してたのに?
Dylan:
それはブレンダがそばにいたからだ。
Bran.:
この間ブレンダから電話があり、君の事を聞いてきた。
Dylan:
ブレンダも今や過去の人だ 高校の奴らはどいつも...お前...ケリー以外は。
そう言われてしまったブランドンは、自分とケリーのことを言いだせなくなってしまった。
その事を電話でケリーに報告しているブランドンの前に、黒い下着姿のバレリーが「ドレスに染みを着けてしまったの落とし方知ってる?」と現れた。目のやり場に困ったブランドンだが、バレリーは家族同然でしょと平気な具合。

シンディは、スティーブのパパから慈善パーティに誘われたのに、冴えない洋服しか持っていない上、ブレンダの洋服は自分の体形には絶望的で...と嘆くバレリーの為に、新しいドレスを買うように300ドルを渡した。母からシンディには迷惑をかけないようにと言われている...と、その好意を断るバレリーだが、迷惑ではないというシンディの言葉に甘えることにした。
そのことをピーチピットで食事をしながら報告されたジムは驚いたが、シンディは自分もここに引っ越してきた時は着るもので大変悩だ...と話していた。
そこへやって来たディランに驚いた二人は、一旦ディランの方を見るがバレリーの話を続けた。しかし、ディランは二人が自分の悪口を言っていると勘違いしてからんできた。そして、ここは自分の店だから客を選ぶ権利があると言い捨てて裏口へと向かった。その後を追って駐車場へやってきたナットさんが、ウォルシュ夫妻は友人だし大切な客の一人だ言うと、ディランは「だったら店の権利はいつでも売るゼ」と言いだした。それを聞いたナットさんは、「大金が自由に使えるようになってから、少し図に乗っていないか? ケリーがブランドンとあぁなってしまったのも当然だ」と言ってしまった。

その頃、慈善パーティに来ていたブランドンとケリーは、ドナ達がダンスを踊っているのを見ながら「公衆の面前でこんなことををしていたら、フェリースさんに何て言われるかしらぁ」と言いながらキスをしていると、そこに険しい表情で現れたのはディランだった。Tシャツ&ジーンズでパーティ会場へやってきたディランは、テーブルに足を乗せて二人を大声で責めた。パーティ会場もザワつき初め、フェリースから外へ出るよう命じられた。ディランはラッパ飲みしたワインのボトルをテーブルに投げつけ、パーティ会場を出ていった。

ケリーが謝ろうとディランを尋ねると、バスローブを着た見知らぬ女性(Eberlee)が一緒だった。彼女はジェシーがバーテンを務めるクラブで知り合った女性で、「未成年にはアルコールを出せない」というジェシーと言い合いになったディランを、他の店に行きましょうと連れ出したのだった。ディランは、その女性の方に塩を振りかけて舐め、テキーラを一気に口に含むとエバリーが加えていたライムを吸いながらキスしてみせた。そんなディランを目の前にしたケリーは、自分への仕返しのつもりかと叫んで、もう二度と会いたくないといってその場を去った。ケリーの目には涙が浮かんでいた。

ケリーから事情を聞いたブランドンが朝早くディランの家を訪ねると、エバリーの姿はもうなかった。ブランドンは、ディランが好きなだけお酒に溺れて破滅への道を突き進みたいならそうすればいいが、ケリーに復讐をするのは辞めてくれと言い、ディランにはケリーを忘れてもらう他ないと付け加えた。またブランドンは、前に家に来たときにケリーとの事を言いだせなかった非を認め、ケリーは心から謝りたいと思っていることは、ぜひ分かって欲しいと言って帰っていった。ディランの目にも涙が浮かんでいた。
ディランはケリーに謝ろうとビーチアパートを訪れたが、そこにはドナしかいなかった。ディランはドナに一緒に履修登録へ以降と誘われてOKしたが、実際にはビールの飲みながらビリヤードをやっていた。

【スティーブ&バレリー】
慈善パーティではバレリーをエスコートする予定だったスティーブは、ずっとゴルフの話をしてパパと盛り上がっていた。そのため、バレリーはスティーブを無視して他の男性とダンスしていた。しかし、スティーブは完全にバレリーに惚れてしまい、ブランドンにも協力して欲しいと頼み、めでたく二人は一緒にダンスを踊ることが出来た。

新学期の朝、スティーブがバレリーを迎えにやってきた。バレリーは煙草の箱にマリファナを忍ばせて1階へ降りていき、一緒に履修登録へ出かけた。

【クレア】
クレアがCUに入学してきた。なんでも、クレアの成績なら飛級できると言ったブランドンの一言のおかげらしく、本当に2年生として入ってきたのだった。

【ブランドン】
新学期が始まろうとしていた。リッチランドはブランドンに選挙に出ないかと勧めるが、ブランドンは自分にその気はないと断った。
しかし、履修登録をしにきたブランドンは、一緒に選挙に出ようと思うとリッチランドに伝えた。


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