Episode Guide

5-03:激烈!選挙戦の結果は?
(A Clean Slate,994/9/21,1995/4/29,1997/9/7)

【クレアのアノ音】
デビッドが出ていってしまったビーチアパート。ドナは新しいルームメイト(選挙活動中にゲット)をケリーに紹介するが、ナント!それはクレアだった。ブランドンにちょっかいを出しているクレアとルームメイトになるのは御免だと思うケリーは丁重に断るが、もうブランドンには興味がないと言い、ドナの勧めもあってクレアを新しいルームメイトとして迎えた。
その夜、ケリーとドナはある騒音に悩まされていた。窓を開けて波の音を子守歌に寝っている、クレアの「物凄いいびき」だ。同室のいびきが原因で逃げだしてきたと言っていたのは嘘だろう。そのうるささに二人は廊下に出てきたケリーは発狂寸前...それをなだめるドナだった。

よく眠れたというクレアとは裏腹に、ケリーとドナは目の下にクマ状態。二人はいびきのことをそれとなく切り出し、信じないクレアに録音テープまで聞かせた。そこまで酷いとは知らなかったクレアは、明日の朝までにはアパートを出ていくと宣言したが、二人は出ていくよりも改善策を考えよう!と提案した。
これまで漢方などを試したが効果がなく、唯一男性と一緒に寝ている時は大丈夫というクレアの言葉をヒントに、ドナがオートショップで購入してきたものは「ビニール製の男性人形」だった。もともとは女性が夜の運転をする際、助手席にダミーとして乗せる人形なのだが、立派な胸毛も生えている^-^;; ケリーとドナは「君ならお皿を置きっぱなしにしないし、トイレの便座も上げっぱなしにしないわね!」とデビッドと比較したジョークを言い、これを抱いて寝てみるようアドバイスした。その夜、3人ともグッスリ眠ることができた。

【バレリー&ディラン/ベッドイン】
ブレンダが取っていた講義ノートを探しにガレージにやってきたバレリーは、「ブレンダのもの」と書かれた箱を見つけて蓋を開けた。それは以前、ブレンダが封印した箱...ディランとの思い出が詰まっていた。バレリーは、一番上にあったディランの写真を見つめていた。
ノートを取り出してキッチンへ戻ったバレリーは、夕食を取りながらジム&シンディにジャック・マッケイについて、企業倫理の授業で出てきたのだが、どんな人間なのかを聞いた。ジムは途端に表情を変え、金融詐欺で云々...以前はその息子ディランとブレンダが付き合っていたが、バレリーにもディランとは関わって欲しくないと言った。ジムはジャックを金融詐欺だと思い込んでいるが、真相は違うのだ。その事実はディランしかしらない
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「討論会へ行かなくても許してくれる?スティーブにはカゼみたいだと言っておいて!」とブランドンに話しかけたバレリーは、ディランが金持ちなのか何げに伺った。ディランがお金を騙し取られたことを知らないブランドンは、バイオテック企業の事業に投資している...と話した。
ブランドンからディランの居場所がプールバーだろうと聞いたバレリーは、早速ディランに接近。"自分はハスラーの愛娘で、サーカス団から抜け出してきた...ビリヤードで勝負しない?"と声をかけ、バレリーは第1球でナインボールを落とした。その後も二人は、ビールを飲みながらビリヤードを続けた。
ディランは、そろそろ帰るというバレリーに「別の場所で、もっと熱くなることをやってもいいんだぜ」と口説くが、ファーストデートなのに...もっと私に夢中になって!と言い残してプールバーを後にした。

ピーチピットの冷凍庫へもエアコンを入れたいと言うナットの話しを聞いたディランは、この店はお金が飛んでいく「マネーピットだ」と皮肉を言いながら店へ出た。店へ来ていたスティーブは、大学ではブランドンが選挙に出馬していて...と近況報告をするが、大学には興味がもうないと言うディラン。そして、自分もケリーには振られたというスティーブに、自分はケリーに振られたわけではないと反論し、自分は夕べ会ったばかりの女性に目を付けていると、バレリーの事を話した。それを聞いたスティーブはディランの相手もバレリーとは知らずに、自分もウォルシュ家に来たバレリーに夢中だと話した。

再びプールバーへやって来たバレリーは、黒いスリップドレス姿だった。そして、後からやってきたディランに「今日はビリヤードって気分じゃないわ」と言って、二人はディランの家でベッドインした。あんなプレイをどこで覚えた!と汗だくのディラン...バレリーはサーカス団を抜け出して来たって言ったでしょ!と言って、二人はすぐまた愛し合った。
バレリーは、シンディに「(夕べは)討論会の後、海へドライブしていた」と、遅く帰宅した事に対して嘘の言い訳をしていた。今夜は速めに帰宅する為、門限があるから...と、眠っていたいたディランを起こし、自分を家へ送って欲しいと頼んだ。ディランはバレリーがビバリーヒルズに住んでいたのかと呟きながら、案内されたのはウォルシュ家であることに驚いた。自分はもっと早く気付くべきだった...君はバレリーだろう!と愕然としたが、バレリーは気にすることなくお休みの挨拶を言って、玄関へと向かった。

【アンドレア】
アンドレアがブランドン達の討論会へ出かける寸前、ジェシーが帰宅した。自分のアルバイトがオフの時に外出しなくても...と言われたアンドレアは、ブランドンに会うのだと話し、「毎日会っているんだし、君がいなくても気にかけやしないさ」とジェシーに言われた。酷い言い方...と怒ったアンドレアは、いま自分に出来ることはビラ配りだけだが、ブランドンは以前のように自分を頼りにしているかもしれないと話し、それなのに自分は母親しか演じていない!と興奮して言った。

アンドレアは一人で討論会場駆け付け、ブランドンに「何か手伝うことは?」と声をかけたが、思ったような反応がなくショックを受けていた。翌日のカフェでは、ケリーがみんなと合流しない?と誘うが、話し合いの邪魔をしたくないから...と誘いを断り、夕べのブランドンの態度について聞いたケリーは、それは気のせいだから合流なさいと言った。この続きは(告発↓)へ.・・・

【ブランドン&リッチランド/選挙選の結末は...】
今回は二人が組んで学生議会のの議長と副議長に立候補することになり(以前は断った)、その投票日を2日後に控えたブランドン&リッチランド。キャンパス内は候補者宣伝で賑わっており、デビッドはリポーターのであるウォルターと組んで、その模様を撮影していた。今年は近年稀に見る激戦の年で、昨年の2倍である12組が立候補している影には、進歩党における内部闘争が見え隠れするという。
ラテン系民主党を応援するという方針を固めた新聞部...編集長を2年も務めていたのにこの仕打ちか...と肩を落とすリッチランドと、一緒に歩いていたブランドンの前に現れたのはアレックス・ディアスだった。今から民主党に入ればアリシアも歓迎すると勧誘するが、二人は自力で行く!と宣言した。それを聞いたアレックスは、リッチランドがブランドンと組んだのはブランドンが総長のお気に入りだからか...と捨てゼリフを吐いて、二人の前から消えた。リッチランドは気にするなと言うが、ブランドンは怒っていた。

討論会の練習をするため、ブランドンはリッチランドが運転する車でピーチピットへやって来た。ニューヨーク生まれで、これまで車を運転することがなかったという彼の運転は、ここへ来る間も、人をひき殺しそうになったり...最悪だった。
泣き落としこそ有力な手段だというリッチランドに対し、有権者も馬鹿ではないので誠実さをアピールすべきだとブランドンは主張した。リッチランドは、店に来ていたディーションを見つけると、彼にも協力してもらえるよう頼んで欲しいと言われた。ブランドンは断られるだろうと思いつつも、リッチランドの命令でディーションへ声をかけた。案の上、自分は中立の立場を取りたいので答えはNO! しかし、自分はブランドンへ投票すると約束し、宣伝活動に協力しなくても友情が終わるわけではないと確認し合った。 20時から行われる候補者討論会に集まった学生達。ブランドンは、車の故障で遅れるというリッチランドの代わりに45分ものスピーチをせねばならなくなった。「次は無所属のジョッシュ・リッチランドです。」と紹介されてスピーチ台へ向かったブランドン...

どの政党も口を揃えて無難なことの繰り返しです。聞いていても明確な政策方針というものは見えてきません。これだけ大勢の人間がいてそれぞれ違う個性を持っていても、僕らに共通していることは誰もが大学という名の、この素晴らしいヒューマン研究所の一員であるという事実です。そこで僕らに必要な事は、それはたったの一つです。お互いに意見をよく聞き、お互いから学び合い、手を取り合って助け合わない限り、この大学の発展はまず有りえないということです。
と自分達の基本方針を言い終えると、会場は拍手が響き渡った。リッチランドも到着し、ブランドンのスピーチに拍手し、その様子にウォルターは驚いていた。

翌朝、ブランドンの家へやってきたリッチランドは、昨日のスピーチは素晴らしかった。これでかなりの票をかせげるだろうと話していた。ブランドンはそういうのを情報操作と言うのだ...自分はリッチランドに頼まれて仕方なく選挙に出たんだと話していた。そんな二人を、ジムはどっちもどっちだなと言って、3人で笑いながら話していた。

(告発)
ところが、二人に不利な事件が起こった。ブランドン達の前にアレックスがやってきたのだ。アンドレアは「評議会の委員であり、コンドル紙の記者でもある彼はアリシアを応援している」と、ドナにアレックスについて説明をした。
アレックスが、以前リッチランドがボツにした新聞記事のコピー...ブランドンがランドール教授に頼まれて、ディーションの代わりにテストを受けたという疑惑がある!という内容のものを差し出した。ブランドンは記憶にないと言い、リッチランドは事実無根なのでボツにしたものだと言った。しかし、アレックスは出馬を取り消せば忘れてやると言い、二人が候補を辞退する気はないと知ると、今夜開かれる評議会で告発すれば出馬取り消しになる上、ブランドンは退学になるかもしれないと脅し、あと4時間で君らもおしまいだな!と言って去っていった。
ブランドンは、もしリッチランドが記事を書かなければ、ボツにした時にコンピュータからも削除していれば、、、「もし、たら、れば」ばはり繰り返していた。リッチランドは、明日になればコピーがバラまかれ...選挙活動はおしまいだと言うが、アンドレアは無実を主張する記者会見をすればとアドバイスした。これは他の政党から受けた陰謀であり、評議会がいかに汚いかを強調し、いまの大学に必要なのはどんな色にも染まっていない無所属の自分達である!と訴えるのだという。しかし、ブランドンは賛成しかねていた。替え玉はしていないが、それが公になり、ランドールがディーションの点数を仮に操作していたとしたら...ディーションは大学を辞めねばいけないと心配したからだった。それを本人に確認する必要がある...ということになり、ブランドンの代わりにドナがその役をかって出た。リッチランドも、もしもクリーンではなければ出馬は取り消すとブランドンに言い、作戦を実行することにした。

評議会が始まろうとしているのに、ドナがまだ到着していなかった。自分が探しに行っている間、ブランドンを励まして欲しいとケリーに頼まれたアンドレアは、弱気になっているブランドンに「人を纏める素質を持っているし、ドナが高校を卒業できたのもブランドンの活動のおかげだ。皆が困っているときこそ、あなたの出番なのよ。不正していないのなら堂々と胸を張って!」とアドバイスをした。初めは反発していたブランドンだが、「一緒にいてくれる?」と言って評議会会場へ入り告発をするアレックスの発言を聞くことにした。
「ブランドン・ウォルシュはスポーツ特待生ディーション・ハーデルの単位取得を助けした疑惑がある。もしこれが事実なら、ある意味では人助けだが、まるで勉学もしないで卒業したとなると、本当の意味での人助けではない。しかも、なぜかこういった問題を引き起こすのは黒人で、彼らが家庭教師に選ぶのは、例えば特別プロジェクトに選ばれた総長お気に入りの白人学生なのです!」アレックスの発言を黙って聞いていたブランドンが、なぜ自分が出てくるのだ!と口を挟むと、アレックスは黙っていろと怒鳴った。しかし、「お前こそ黙れ」と言って入ってきたのは、ドナに連れられてやってきたディーションだった。「ブランドンがどんなに真剣に家庭教師をしてくれたか、自分の実力で試験をパスすることが出来たのはブランドンのおかげで感謝している。そして、もし自分には大学でやっていけるだけの知能があるはずないと考えるとしたら、例え君たちがどんな立派な活動をしていようとも、それは人種差別でしかない!」と告発に対して反論した。

(予期せぬ出来事)
アレックスは、この一件でアリーシャの所をクビになってしまった。おかげで民主党は人気ガタ落ち...ブランドン達が最有力となり、スティーブとケリーは選挙の開票係に立候補した。
沢山の支持者の集まるピーチピットで開票結果を待つブランドンとリッチランドは、どうも落ち着かない。リッチランドはここからずらかろうと提案し、そこへやってきたクレアは「今度うちへ遊びにいらっしゃい」という総長からの伝言を伝えた。ジムは何度も「結果はまだか?」と急かし、今回二人を助ける発言をしたディーションもやってきた。リッチランドは「我々の上の聳え立つ英雄と呼ぼう」と声をかけ、ディーションはチーム全員を引き連れて二人に投票させたと報告した。次はデビッド...ウォルターが二人のドキュメンタリ番組を製作したいと言っていると伝言するが、それは自分達が当選したら!と返事をした。リッチランドは声をかけてきたバレリーとケリーとで、ダブルデートしよう!と提案し、やっと外へ抜け出せるチャンスを見つけて裏口へと向かった。
リッチランドは結果の連絡があるまでドライブしないか?と誘ったが、「命が惜しいからご遠慮申し上げます(笑)」とブランドンは残る返事をした。そして、もし当選したらどうなるのだろうというブランドンに「全力を尽くすしかないが、ゆっくり考えよう。20分ほどで戻る」と言い残し駐車場を出ていった...と同時に、ブランドンが地面に落ちていたビラを拾い上げた瞬間、リッチランドが出ていった道路からトラックのクラクションと、大きな衝撃音が聞こえてきた。振り返ったブランドンの目の前に現れたのは、火花を散らしながら何十メートルも大型トラックに押し戻されてきたリットランドの車だった。驚いたブランドンは道路へ駆け寄ったが、運転席はペチャンコ...フロントとバックから炎が上がった。車の中からリッチランドが出てこようとする気配もなく、既に手の付けようのない状態となっていた。

リッチランドは死んだ。ブランドンは方針状態で警察が動き回る光景を見つめ、ケリーから二人が当選したと聞いても、"そんなことは今更意味を持たない"とでも言わんばかりの表情だった。


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