Episode Guide

5-24:あやしい雲行き
(Unreal World,1995/3/15,1995/10/7,1997/2/8)

【バレリー/ホテル生活断念】
出来上がったクリーニングを持ってきた客室係から、今回の代金を現金でお願いしますと言われたバレリー。また、ホテルの支配人ブレナンからのメモを受取ると、直接話しをさせて欲しいと頼んだ。
支配人室にやって来たバレリーは、今すぐ全額を支払うよう言われて驚いた。そして、「これまでの請求額が多額に。一度合計額を見てみては?」とブレナン支配人に言われて請求書を受取ると、レストランの飲食代、スポーツクラブ使用料、プティックでも買い物、部屋代の合計金額が、予想以上に高額で驚いたバレリー。自分は長期に渡って滞在している常連客・・・特別割引をしてくれないか?と依頼するが、その金額はすでに割引後の金額とのこと。バレリーは色気作戦で「もっと割引を」と頼むが、効果はなかった。

バレリーが3週間でウォルシュ家に戻ってきた。シンディがその事をオフィスのジムに連絡すると、「何も聞かずに家に入れたのか?簡単に許したら示しがつかない。」との返事。シンディはジムから言うように話し、ジムも「ここは一発、自分からガツンと」と答えた。大荷物を運び終えたバレリーは、やっぱり家が落ち着いて一番いいとシンディに笑顔で言った。

翌朝。ブランドンは家でもタックなような格好をし、タックのような言葉遣いをして役に成りきっていた。驚いたジムに、「演技の練習をしているんだ。胸くそ悪い奴の真似をするのは、自分には結構ハマっている。」と言うブランドン。
ジムは、バレリーの部屋から、再び「アノ」匂いがしてきたが、あれはお香ではないとブランドンに言うが、ブランドンは自分には関係ないさ!と、タックに成りきって行ってしまった。

【ディラン、チャーリー】
レオ・ターナー監督のSF映画「タッチ・ザ・スワーミー」のプレミアショーが深夜クラブで行われることになり、ピーチピットでディランと一緒に脚本を書くチャーリーは、バレリーからパーティへ来るよう招待された。
そこで、映画のコンサルタントをしていたモーリー・キャンベルと再会。チャーリーはこの女性に脚本の書き方を教わったと言って、ディランを紹介した。

【バレリー&ディラン/もう我慢できないの】
プレミアショーに来たディランに、あとで自分の所へ来るよう言ったバレリーは、ディランを家まで送った。バレリーはディランと仲直りが出来て良かったと言い、ディランもそれには同意したが、もうトラブルはご免だと付け加えた。二人はプラトニックは関係も悪くない・・・と言い合うが、バレリーは「でも、もう我慢できない」言ってディランにキス。ディランもバレリーを抱いた。

【ドナ/フェリースの発言に揺れる】
レイプ事件の後、しばらく実家へ帰っていたドナが戻ってきた。フェリースは、また危険を感じたら戻るように言うが、部屋は警報器だらけ+催涙ガス+猛犬注意の張り紙が貼ってあるので大丈夫とドナ。そこへドナの帰宅を知ったデビッドがやって来た。フェリースは、ドナが助かったのはデビッドのおかげ・・・いっそデビッドもビーチアパートに住んでくれたいいのに(笑)と言った。
帰りがけに、フェリーは「レイと別れたのなら、この際デビッドとやり直したらどうか」とドナに言った。レイとは遠距離恋愛をしていて、別れた訳ではないし、デビッドにはクレアがいると反論した。しかし、フェリース曰く、デビッドは今でもドナを好きだし、それはデビッドの顔に書いてあるとのこと。フェリースを見送ったドナは、リビングにいるデビッドを見つめた。ケリーは歯医者へ行って留守だった。

【普段隠されたみんなの本音】
マスコミ学の課題で、ビデオを制作をすることになったデビッドとクレア。デビッドが出演者とロケ地は用意する事になっており、友人タック(赤い柄シャツに茶色い耳当て付きの帽子を被った自転車小僧)と、そのルームメイトの私生活を24時間撮り続けるという企画。しかし、タックがルームメイトを怒らせてしまい、撮影は中止したいと言い出した。今さら困ると言うデビッドだが、「契約書にサインしたわけではないし、自分には自分のプライバシーがある!」と言われてしまった。すでにカスキー教授に20ページ分の企画書を提出しており、月曜の朝にはビデオを提出せねばならない!と怒り出すクレア。デビッドはプランを練り直そうと言うが、クレアはヒステリックにデビッドを責めた。

デビッドは考えた。タックとその友人の私生活に代わって、ブランドン、ケリー、スティーブ、ドナ達の私生活を撮ることにして、課題の提出は万事オッケイ。単位を落として夏季講習を受ける必要もないというワケだ。

企画書に書いたキャラクターにそれぞれが成りきって演じる。 クレアは自分の役に不服だが、デビッドに誰かがやらねばと言われてしまう。上手く行くかもねと言うクレアに、デビッドも「何かありそう」と言ってドナの方を見た。

脚本を書くクレアは、やっぱりカスキー教授にバレるのではと心配するが、何百人もの学生の顔と名前の見分けは付かないだろう楽観的なデビッド。クレアも納得して作業を続けるが、デビッドのアイデアは使ってくれそうにもない。クレアは、ドナに夢中になる役をデビッドがやる事に嫉妬していた。デビッドは、おやすみと言ってキスをするクレアに、「おやすみドナちゃん」と言ってしまう。それを聞いたクレアは、ますます機嫌を悪くしていく。

翌朝から、進行以外ほとんどアドリブで撮影が進んでいった。
トッド(スティーブ)が、スイカの中にウォッカを染み込ませたものを作るシーン。そこへ、トリシュ(ケリー)がスイカを食べに。追って部屋の中を自転車に乗るタック(ブランドン)がやって来た。ところが、そこに本物のタックが来てしまい、バッタり鉢合わせする本物と偽物のタック。タックは、ルームメイトを説得したので撮影しに来いとデビッドを呼びに来たのだが、ブランドンが自分をパロってると知って怒りだした。タックはデビッドに「今に呪い殺してやるからなぁ〜ドッ玉かち割って」と言うが、その間ブランドンはタック風に「はっはっはっはははははおほほほほほほっほほほ」と変な笑いを連続していた。
タックの後を追ったデビッドは、カスキー教授にバラさないで欲しいと頼み、タック主演のMTBを題材にしたドキュメントを撮ることを約束させられた。

デビッドがドナの部屋で撮影をするシーン。それまで明るい表情で話していたドナが、「デビッドと過ごした最後の日のことを思いだして。もう忘れたと思っていたけれど・・・」と言い出した。デビッドは、忘れるには時間がかかるものだと言って、ドナを優しく抱きしめた。 そこへ、マイクを取りに来たクレアがやって来た。部屋の中の二人の姿は、廊下に置かれたモニターにバッチリ映し出されていた。クレアが少し開いていたドアのすき間から覗くと、デビッドとドナは「軽い」キスしていた。クレアがそこから去り、二人はそれ以上のキスをするが、誰かが見たら誤解すると言い出すドナ。

アンディ(デビッド)とスカーレット(ドナ)がダンスするシーンを撮るクレア(この曲は、The Cranberriesの「Dreams」)は、二人が仲良くする姿を見て嫉妬。クレアはデビッドにカメラを交替するよう言って、トッド(スティーブ)に踊ろうと誘った。そして、掛けていた眼鏡を外してスティーブにキスをしてみせた。撮るのを止めて、クレアを見つめるデビッド。スティーブ曰く「これって意外な展開だぜ、俺ってラッキ〜」。

撮影はひとまず終了。クレアとデビッドは怪しい様子。面白くなりそうと察知したスティーブが、その様子をカメラで撮影。

クレ:
デビッドがドナを愛おしい目で見ていた。ドナをまだ好きなんだろう?
デビ:
かつて好きだった人が困っていたら助けるのは当然だろう・・・あぁ...まだ愛している。そういう君は?
クレ:
私がドナを?
デビ:
クレアもブランドン先輩を忘れていないのでは?
クレ:
そんなに知りたければいいわよ、そうよ。私まだブランドンの事が好き。

ブランドンが、クレア達のいるリビングへ戻ってくると、実際にはエミリーとはどうだったのかとスティーブが聞いた。ブランドンは、過去の恋人に会って感動を覚えた・・・と答えた。そして、エミリーと久しぶりに会ったとき、自分は本気で気持ちがグラついたと告白した。そして、同時に二人を好きになることが本当にあると初めて知ったという。そして、クレアの理論から言うと、ケリーはディランの事がまだ好きだと言うデビッド。セレステを忘れていないし、バレリーのことも忘れていないというスティーブだが、もしもケリーが振り向いてくれたら最高の幸せだという。
スイカのせいでボロボロと本音が出る仲間達。まだドナの本音を聞いてないというクレア。ドナは「自分がバージンを守ることで、相手に嫌われたら...デビッドの時みたく」ということが恐いと言った。それを聞いたデビッドは、別にドナを嫌いになったわけではないと弁解。そのデビッドを見つめるクレア。そして、それに気付くデビッド。

翌朝。ドナは夕べの事でギクシャクしなければいいけど・・・と言うが、スティーブ曰く「普段、人には言えない心の裏までかいま見られて楽しめた」という。そして、ドナのような心配は無用で、逆にいろんな可能性が広がったとのこと。例えばドナと自分(スティーブ)がいい仲になるとか・・・と言うが、笑って振られるスティーブ。

【デビッド&クレア/破局】
撮影したビデオの編集を行うデビッド&クレア。デビッドは、クレアがスティーブにキスするシーンで一時停止して、「これは問題」というが、デビッドがドナとキスするシーンで一時停止して、「これも台本にあったっけ?」とクレアが対抗。お互いに夕べ告白しあった話題を蒸し返し合うと、「僕たちの間も、この辺が潮時かもしれないな。終わりにするか」とデビッドが言って、クレアも同意して編集室から出ていった。残ったデビッドは、モニターに写っているドナとのキスシーンを見つめた。

【ケリー/酒癖は悪いらしい】
撮影ではウォッカの代わりに水を使用する予定だったが、スティーブの悪知恵で本物のウォッカにスリ変えられていた。スイカを食べ続けるケリーは、すっかり酔っ払ってしまった。
ケリーはジャッキーからの電話で、「メルと寄りを戻したくて、メルに引っ越してきて欲しいと頼んだ」と聞かされた。メルは浮気してジャッキーを裏切ったのにどうして!!!と怒りだした。デビッドは「ママさんがそうしたいっていうなら・・・」と答えた。酔って勢いのついたケリーは、みんなに対しても「あんた達も同じよ。一体何を考えて生きてるのよ、どうして人を傷つけるのよ!」と怒鳴りだした。

ここにいる男性は一人残らず浮気をしていて、挙げたらキリがないというケリー。そして「あんた達を見てるとムカつく!」と言って部屋へ戻ってしまった。

撮影が終わり、酔ったケリーに付添うブランドン。火事の夜の事を持ちだすケリーは、自分が炎の中にいる時、ブランドンはエミリーと寝てたのか?と訊ねた。ブランドンは「サヨナラのキスをしただけさ。」と答え、ケリーは「ブランドンの事が大好きなので、自分たちの未来がどうなるか気になる。この先もずっと自分を裏切らないと約束できるか」と聞き返した。ブランドンは、「運命の出会いという言葉は信じなかったが、ケリーは自分にとって運命の人なんだ。もちろん・・・」と言いかけてケリーの方に目をやると、ケリーは既に眠っていた。ため息をつくブランドン。

翌朝目覚めたケリーは二日酔い。前日の記憶は全くなし・・・。ブランドン曰く、「ケリーはお酒が入ると、典型的な酔っぱらないに変身するんだ。スタンドの傘被って、テーブルの上で踊りだし、揚げ句の果てに脱ぎ始めるんだから、僕たちは大慌てさ」。(後半はデタラメ)。

【スティーブ/セレステが結婚】
撮影中のスティーブに電話が入った。それは、セレステが結婚することになったとの連絡で、スティーブと旅したハワイで偶然再会した高校時代の憧れの人とは別人。で3ヶ月前に知りあった海軍の将校とのこと。次の任務で出港する前に式を挙げると知って、ショックを受けるスティーブ。

【アンドレア/ジェシー、まさかの浮気発覚】
アンドレアは、どうしても話しておきたいことがあると言って、夫婦問題についてセラピストに相談しに行ったと切りだし、結婚生活を上手くやっていくためには、何でも正直に話すことだと言われたと告げた。それを聞いたジェシーは、隠し事は良くないということか・・・と言って、自分がカンザス・シティーに行ってて夜遅くになったのは、みんなとポーカーをやりに行ってからだと電話で話したが、実は面接会場にいた受付けの女性を夕食に誘い、成り行きでアパートまで送った。そして、誘われるまま朝まで居たと言い出した。驚くアンドレア。


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