Episode Guide

5-25:クイズに挑戦
(Double Jeopardy,1995/3/29,1995/10/14,1997/2/22)

【ジェパディ・クイズ大学選抜大会】
ブランドンとアンドレアは、高校時代から「ジェパディ・クイズ(JEOPARDY!)」番組に出場するのが夢だった。 ある晩、ブランドンはウォルシュ夫妻とケリーの4人で番組を見ていた。

[首都−200点]

[スポーツ−300点]

ジムが悩む問題でも正解するブランドン。ケリーが「ブランドンは本当に頭がいいのね」と言うと、ジムが「本当に頭がよければ、カルバーシティのスタオジで行われるジェパディ・クイズの大学選抜試験出られるんだが」と言った。ところが、ブランドンはこの選抜大会へ出るための予選会の申し込みをしていた。ブランドンがクイズに挑戦すると知ったウォルシュ夫妻は大喜び。ケリーも「司会のアレックスは、ハリウッドのベストドレッサー」と言った。ブランドンは、アンドレアと連名で申し込みをしているので、連絡があったか電話確認すると言って席を立った。

電話しようとするブランドンにストップをかけたケリー。いまはタイミングが悪い・・・というケリーは、理由は口止めされているので言えないと言うが、ブランドンが「信頼しあってる恋人同士なのに」と言い、ケリーはアンドレアが浮気していたと告げた。ショックを受けるブランドン。

ブランドンが大学のカフェでスティーブ相手にクイズの練習をしていると、そこへクレアとドナがやって来た。ブランドンがジェパディの予選を受けると知ったクレアは、自分も出場することを告げ、各大学の代表は1名・・・それはきっと自分だと自信満々だった。
その夜、クイズの練習をしながら居眠りをしたブランドンは、ジェパディに出場する夢を見た。夢の中でのブランドンの予選成績は3.1。司会者のアレックスに成績の悪さの理由を問われ、同じ大学にいるクレア・アーノルドという成績4.0の学生がいるのに・・・ブランドンはまるで道化だと言われてしまう。画面に写ったブランドンはピエロになっていた。うなされて起きるブランドン。

翌日、予選会場へやって来たブランドン、スティーブ、クレア、ドナ。筆記テキストでは、受験者の90%は振り落とされるとのこと。
[名言・名句]からの出題:この円卓の知恵者は言いました。男性は眼鏡をかけた女性に皿を回したがらない。
答えがわからいブランドンに、自分の答えを見ただろうというクレア。
[シポーツ]からの出題:1977年になって、野球のアメリカンリーグは14チームに増え、「トロント・ブルー・ジェイズ」とこのチームが加わりました。
今度は自信満々のブランドン。

筆記試験をパスして、コーディネーターとの実地テストをしていたブランドンとクレアが控室に戻ってきたが、二人は答えを見ただの見てないだの、答えが間抜けだったの、クレアがフランスで回答した時は白けてただのと、大いに罵りあっていた。そして、ブランドンはクレアと1対1でジェパディゲームをして、負けたほうは予選会を辞退する事!と提案。クレアも意地になって世紀の対決が行われることになった。

世紀の対決は開店前の深夜クラブで行われ、アンドレもハンナを迎えに来ていた。ブランドンとクレアの相変わらずな様子を見ていたケリは、アンドレアを加えて真の秀才相手に自分の実力を試したら?と2人に提案。しかし、3対決とは言い難く、アンドレアのオンステージで、最後の問題を前にスティーブのトイレ休憩となった。
そこへやってきたバレリーから、2人が養育権に近いことで揉めてると知らず云々と聞いたアンドレアは、血相を変えて深夜クラブを出ていった。何があったのかと訊ねる仲間達に、バレリーはジェシーが離婚届の手続きをするみたいだと話した。

ジェパディが原因かは不明だが、プレッシャーがかかっているというクレアは、最近の自分はどこかおかしいと言い、ドナはリラックスするようアドバイスした。そんなクレアは、ジェパディクイズに参加する空想にふける。出題カテゴリーは、[ミネソタの種馬][ウォルシュ一家一家][双子][総長の腰ぎんちゃく][イカす男][議長]。回答者はクレア、ティム、カーター。

[ミネソタの種馬−1000点]
彼には双子の美しい妹がいます→ブランドン・ウォルシュです。

[ウォルシュ一家の−1000点]
このウォルシュはアメリカにおける→ブランドン・ウォルシュです。

この時点でのクレアの得点は25000ドル。司会のアレックスが賞品の紹介をはじめた。クレアは賞品がブランドンで喜ぶが、そこへ大学で問題が起きてブランドンの助けが必要だという総長が登場し、ブランドンを連れ去ってしまった。そして、クレアの賞品はブランドンからフランス語を話す「キャプトン」というヘンテコな男性が登場。いつの間にか眠っていたクレアは目を覚ました。 (この続きは↓へ・・・)

【ケリー、クレア、デビッド&ドナ】
デビッドと一緒にジャッキーの家へやって来たケリーは、ベッドルームで楽しそうに笑っているジャッキーとメル、アーインに遭遇。「メルに引っ越してきて欲しいと頼んだ」とジャッキーからの電話で聞いていたが(詳細はこちら)、一体どうなっているのか・・・不可解だった。ベッドルームを出た二人。デビッド曰く「ヒッチコックの映画のように不可解」。ケリーは自分も幼い時に父親に戻って欲しかったので、アーインにはいい事だと思うと言うが、デビッドは「あんな事があったのに、ジャッキーさんがパパを許すとは・・・」と信じられない様子。そして、もしケリーだったら許せるかと訊ね、ケリーは「状況によるが、相手がどのくらい 後悔し、相手をどれだけ愛しているかにも違うけれど・・・多分愛せるかな?」と答えた。デビッドは、ドナに許してもらいたいと思っているとケリーに告げた。(なぜか、スティーブはデビッドとクレアの別れ方が気にくわなかった)。

レイに連絡を付けようとするドナ。夕べチェックインしてるはずのモーテルに伝言を残そうとするが、名前を「ドナルド」と間違われてしまってイライラ。ドナは恋人と遠く離れていることを心配するが、レイと別れてもデビッドがいると考えれば・・・と言うクレア。デビッドとはもう別れたし、今はレイ一筋だと答えるドナ。クレアは、デビッドと付き合ったのは5ヶ月間だったが、実は過去にもこんなに長く付き合ったのは初めてで、そのうち友達になって口を利けるようになるだろう・・・と言った。

翌日。クレアが出かける直前、デビッドがやって来た。ケリーに会いに来たらしいが留守中だった。中で待たせて欲しいといいデビッドに、クレアは好きにすればいいとなげやりな態度をとる。さらに、ドナはレイと連絡を取り合ってるのか?と聞かれたクレアは、「自分が知るはずないし、ドナがシャワーから出たら自分できけばぁ?そんなにドナに会いたければハッキリ言えば?ケリーに会いに来たなんて真っ赤な嘘つかないでさ。不愉快だね。」 そう言って、出ていってしまった。

そこへ、ガソリンスタンドで給油中のレイから電話がかかってきて、シャワー中のドナに代わってデビッドが出た。そして、シャワーから出てきたドナに代わった。ドナの伝言を聞いて電話をしたというレイは、春休みにポートランドで仕事があるので遊びに来ないかとの誘い、ドナは大喜びで電話を切った。
ドナは、デビッドとクレアが別れたのは自分の責任と心配したが、デビッドから関係ないと言われて安心した。デビッドは、ドナが自分の事を「昔はどうあれ、今はただの友達」と思っている、レイをとても愛していると聞かされてショックを受けた。しかし、ドナがポートランドのレイを訪ねると聞いたデビッドは、偶然自分も春休みにポートランドの母親を訪ねるので、向こうで落ち合えるかも!と嬉しそうに言うが、ドナはちょっと困り顔。

【アンドレア&ジェシー/破局か!】
お互いの浮気が発覚したアンドレアとジェシーは、カウンセリングを受けに出かけた。そこで、ジェシーが「自分の気持ちがわからなくなった」と話した(らしい)。帰宅したジェシーが「自分の考えていることが恐ろしくなって、本当の事が言えなくなった」とつぶやくと、アンドレアはジェシーが本当はどう思っているのか正直に話すよう言った。ジェシーは「正直に言って、僕が恋した女性ではない。僕が恋した女性は、いつも目標に向かって突っ走り、自身に溢れ輝いていた。」と答えた。それを聞いたアンドレアは、「でも彼女は妊娠した。子供を産んで育てながら勉強してる。それはあなたそうしろと望んだから...好きで母親と主婦になった事ではない。二人で決めたことだ。責任を押し付けるのはやめて!」と怒りをぶち巻けた。ジェシーが好き放題言うことに反論するアンドレアだが、ピーターと浮気したアンドレアに言う資格があるのか!と言われてしまった。そしてジェシーは、実家に預けたハンナを迎えに出てしまった。

ピーチピットへやって来たジェシーは、テーブル席のディランを見つけた。その様子から深く関らないほうがいいだろうと悟ったディランだが、アンドレアと上手く言っていないと聞かされ、その上、今さら実家へ戻れないし、親友宅も赤ちゃんが生まれて、別にアパートを借りにも今の家賃でも疾駆八苦!とこぼした。そう聞いたディランが「あなたさえイヤでなければ、この俺が・・・」と言いかけると、ジェシーは待ってましたとばかりに「実は期待していたんだ、2〜3日くらい・・・」と言い出した。しかし、ディランはお金を貸すだけであって、ジェシーを家に泊めたらアンドレアを裏切る事になると断った。ジェシーはアンドレアの名前は口にしないし、これはアンドレアの為でもあると言って、結局ディランの家へ行くことになった。

翌日。ダイニングで脚本を書くディランは、台所でコーヒーを入れようとして騒音を出すジェシーにイラ付き気味だった。ジェシーは棚のガラス戸を用もなく開け閉めしたり、部屋をウロついてじっとしていない。脚本についての話しをするディランは、ついチャーリーが手伝うモーテルのことを口にしてしまい、ジェシーはディランがアンドレアをモーテルで見つけた時の事が聞きたいと迫った。嫌気が差したディランは、「聞くに絶えないがな!部屋には鎖が合って、それにムチもね。二人は道化の衣装をまとい、紫色のカツラを被っていて、スキューバダイバー姿の見物人がいたっけか。証拠の写真もビデオもある。どっちを先に見たい?」と言った(もちろん嘘)。ジェシーは、何か証拠を掴んで有利に進めたい・・・弁護士根性が抜けないと言う。ディランは自分を苦しめるだけだし、自分も迷惑だと告げた。
ジェシーは二度と口にしないと約束し、台所へ戻って再びドアや戸棚を探りだした。そして、一言「カフェイン抜き(コーヒー)ある?」。ディランはイライラのあまり、持っていた鉛筆を折って加えた。

大学のカフェ近くでランチをとるシンディとバレリー。バレリー曰く、すでにクラブの評判は口コミで広まり、この2週間経営は黒字。そこへ、ハンナを連れたアンドレアがやってきた。アンドレアは2、3時間少しの間ハンナを見ていて欲しいとシンディに頼むが、夕食までの間個人指導があるから無理だと断られ、バレリーがその役に立候補した。アンドレアは少し戸惑うが、バレリーは妹達の世話をしていたから大丈夫というシンディのお墨付きもあって、バレリーにハンナを預けて出かけることにした。ハンナの引き渡しは深夜クラブと約束。バレリーは嬉しそうにハンナを預かった。

ジェシーがディランの家に居るとは知らずに、バレリーがハンナを連れてきてしまった。ジェシーは、「良く知らない人に預けるなんて」と怒りだし、他人に子供を預けて浮気している事がわかった以上は!と興奮していた。何が何だか事態を掴めないバレリーは困惑。ジェシーは、「忘れていたよ、君たちはアンドレアの友達だった。僕のではなくて。これで君も彼女を裏切らずに住むだろ!」と言って、ハンナを連れて実家へ戻ってしまった。

バレリーから事情を聞いて家へ戻ったアンドレアは、自分がどこに居たかをこだわるジェシーに、弁護士の所へ行っていたと怒鳴った。アンドレアは、ジェシーにハンナの養育権を取られなくなかったと言い、ジェシーはバレリーから話しを聞いて、アンドレアがピーターに会いに行ったと思うのは当然だと怒鳴った。すでにピーターとは別れたと言っているのに!!!ジェシーと自分も終わりだと興奮するアンドレアは、明日必ずハンナを連れてくるよう大声を張り上げてジェシーに命令し、玄関のドアを開けて出ていくよう指示した。

翌朝、ブランドンが土産(ベーグル、鮭の薫製、クリームチーズ、レモンウェッジ、ケッパー)を持参してアンドレアの家を訪ねた。ブランドンは、クレアとはジェパディのライバルを通り越して殺し合いになるはずが、アンドレアが間に入ることによって大学の代表はアンドレアであるべきことが分かったと告げた。アンドレアは出場するつもりはなく、自分の家庭状況を知っているか訊ねた。そして、自分が浮気していたことを告白した。「真剣だったのかい?」と訊ねるブランドンに、アンドレアはジェシーと別れるつもりでいると答え、アンドレアが超マジだったことを知ったブランドン。「もし自分が妊娠しててもしてなくても、ジェシーとは強い絆を感じていたので結婚しただろうと言うアンドレアだが、それが1年もしないうちにお互い裏切りあった」と聞いて、初めてジェシーの浮気を知ったブランドン。アンドレアは「一つだけはっきりしてる。最初に何かがおかしかったから、いろんな事が次々と起きてこんなになった。こんなことが起きてしまった。ジェシーの潔癖さが悪いのではなくて、私は何かがおかしいと思うの・・・」と言った。ブランドンは「思いきって言わせてもらう」と前置きして、アンドレアは高校時代からいつも不満そうだったと言った。アンドレアは、言われてみれば思い当たる節がある・・・イエール大学も学校新聞も生徒会活動もジェパディの事も。いままで自分が負け犬だと感じたことはなかったが、私の人生なんてメチャクチャじゃない!と涙を流しながら言った。ブランドンは「それは違う。素晴らしい娘もいて素晴らしい母親だ。君って最高に素晴らしい人さ、お世辞じゃなく」と言って、励まされるアンドレアにも笑顔が見えた。ブランドンはアンドレアを抱きしめてやった。

ハンナの紙おむつを忘れたジェシーが、ディランの家を再び訪ね、アンドレアの浮気のことを教えて欲しいと頼んだ。馬鹿げていると断るが、アンドレアが弁護士を雇ったので、ディランは間もなく召還されるだろうと言われた。二人の離婚訴訟に呼ばれると知ったディランは、離婚したいのかと訊ね、ジェシーは自分を守るためだと答えた。そんなジェシーに、ディランが「おたくら弁護士さんは、自分を守るために急がしてくて大事なことを忘れてる人種さ。アンドレアが離婚したがっているというのは、本人が望んだことなのか、自分で勝手に思い込んでいるだけなのか。ここで大事なのは、お互いの気持ちを確かめ合うことで、それくらいの努力はするべきでしょうが、二人のために。ハンナの為にも・・・何があろうと自分の人生さ、自分でなんとなしなきゃ」とピシャりと言った。ジェシーも「そうだな」とつぶやいて去っていった。(この続きは↓へ・・・)

【アンドレア&ジェシー/和解】
ブランドンとクレアはジェパディ・クイズへの出場を辞退し、アンドレアを説得して予選会場へ連れてきた。試験会場で、小さい頃の事を思出すアンドレア;バービーちゃんを握りながら、おばあちゃんと一緒にジェパディの回答をする。「最後の問題は歴史から:この大統領は、ルイスとクラークに太平洋沿岸へ抜ける道を探検をさせました→トーマス・ジェファーソン」。正解するアンドレアは、歴史は得意分野だからと言い、おばあちゃんは「アンドレアが望むことは何でも出来るし、他のみんなが何と言おうと無視すればいい」と言った。

予選を終えて控室へ戻ると、ハンナを連れたジェシーが来ていた。ジェシー曰く、「ハンナがどうしても応援に行こうと言って」とのこと。その甲斐あってか、予選は1番で通過したアンドレア。ジェシーは、今分かっているのはアンドレアを愛していることだけ・・・自分は心から家に帰りたいと思っていると告げ、アンドレアも涙を流してジェシーをキスをした。

一ヶ月後。ピーチピットのテレビを囲んで、アンドレアが出場した「ジェパディ・クイズ大学選抜大会」を見ることになった。収録を追えたアンドレアはすでに結果を知っているが、結果には口を閉ざして開かなかった。アンドレアは他の回答者より50点〜100点差で勝っていた(アンドレアは4850点)。最後の出題「1803年、トーマス・ジェファーソンは、この二人を西海岸に向かって探検させました。」が流れた。この問題は、歴史が得意なアンドレアが、幼い頃に回答した問題と同じ内容だった。アンドレアの顔は笑みでいっぱいだった。


前エピソード次エピソード第5シーズン