Episode Guide

6-6:ケンカ・脅迫そして別れ
(Speechles,1995/10/18,1996/5/11,1998/5/23)

【女4人旅】
ケリー、ドナ、クレア、そしてバレリーは、4人でドライブ旅行へ行くことになった。目的地はエリシア・スプリングス。もとはバレリー以外の3人の予定だったが、計画を知られてしまったドナがバレリーも誘ってしまい、クレアも断わる事が出来なかったのだ。バレリーも一緒に行くことになったと聞かされたケリーは、知られても無視しておけば良かったのに!と激怒するが、結局は4人で出発することになった。ケリーとは逆に、バレリーはとても楽しみにしていた(誘われたというより、本人曰く「志願した」らしい)。

4人は、クレアが父親(総長・ミルトン・アーノルド)から借りたステーション・ワゴンに乗って旅に出た。目的地までは約5時間。道中、彼女らは連想ゲームをして過ごした。始めは和やかだったが、出題が「美味しかったキスの相手」となり、楽しい雰囲気をブチ壊す出来事の前兆がうっすらと見えてきた。この旅では秘密はナシ!ケリーの答えは、「ビーチでのディランとのキス」が一番思い出に残っているらしい。ドナとクレアは、二人とも「デビッド」と答え、最後にバレリーの順番が回ってきた。「ブランドン?ディラン?コリン?スティーブ?」とケリーに言われたバレリーは、「そうねぇ、デビッド」と答えた。バレリーとデビッドがキスをした事実を知ったドナは、その後ずっと不機嫌モード。
その後、レイとの関係について聞かれたバレリーは、この旅では秘密はナシのルールに基づき、「レイと寝た...2回」と答えた。さらに、衝撃的な告白「クレアとデビッドは知っている」と聞かされたドナは、怒りと吐き気が込み上げ、車を止めるように言った。ドナにとって、レイにずっと嘘をつかれていたのがショックだったようだ。

その他の答え(ケリー)

ドナの気分もひとまづ落ち着き、車へ戻ったバレリー以外の3人。出発しようとエンジンをかけるクレアだが、車にトラブル発生。ボンネットから煙があがり、お手上げ状態。しかも、そこが何処だかもわからない状態だった。去年、クレアがデビッドと二人でUFOを見に行く時に通ったという道を通って近道していたはずが、いつのまにか迷子になっていたのだ。そこへシスターの運転する車が通りかかった。近く民家も店もない。車の故障は、修理上手なシスター・アグアネスがしてくれることになり、4人は一晩だけ教会へ泊めてもらうことにした。神のお導きあり!

ふもとで道を間違えたのだろうと言われたケリーは、「地図では訂正になっている」と近道の件を注意したにも関わらず、それを無視して散々な目に遭わせたクレアを責め、クレアは「ケリー・テイラー。質素な修道院で一夜を過ごす」と茶化した。バレリーは相変わらずドナと険悪ムードで、さらにケリーに「ケリーがディランと出来ちゃったのは、ブレンダがヨーロッパ旅行中だって?」と言ったが、ケリーは相手にしなかった「3-19:もつれかけた糸」
お互いはお互いを罵り合っていたが、相手の言葉から我が身を見つめ直す絶好のチャンスが訪れた。それは「沈黙の時」。日没から夜明けまでは、一言も話してはならない・・・それが修道院の掟だった。その間に口にした事は、すべては神が聞いている・・・。

夕食の時も沈黙は続けられ、4人は相変わらず、心の中で相手に怒りをぶつけ、様々な事を考えていた。ケリー×クレア、バレリー×ドナ。 バレリー「レイと寝たのはドナの為を思ってやっことなのに。でも、ドナにレイはもったいない。」、ドナ「前からバレリーとレイには何かあると思っていたが、それを認めるのが恐かった。」。

床につき、それぞれ心の中で様々な思いを巡らせていた。

ケリ:
相手構わず寝たことで、わたしはバレリーを責められる?罪を犯したのはバレリーだけじゃない。この私も同じ罪を犯した。親友の恋人と寝たじゃない。てことは、親友の恋人を横取りしたのよ?神様どうかお許し下さい。
バル:
神様、私にも友達を与えて下さい。私はこんな女ですが、見捨てないで下さい。ドナをお助け下さい。あなたの忠実な下部ドナは、恋人が裏切ったときも、彼の愛を信じ続けてました。
ドナ:
神様。眠りにつく私の魂をお守り下さい。このまま私が死のうとも、あなたのおそばに行けるのなら本望です。私の両親と友達に祝福を。そしてバレリーにも・・・魔女ですけど!アーメン
クレ:
神様聞いてます?一つだけ教えてちょうだい。サルトルのいう「出口ナシ」て、こういう状況を言うんですか?

夜明けを迎え、「沈黙の時」は解かれた。朝の散歩をしていたドナは、シスターから「この世は不完全。不完全な人間だらけだからこそ、人を許す心が大切である」と教えたれた。その頃、車が動くようになり、クレア、ケリー、バレリーは出発の準備をしていた。故障の原因がモーターホースだったらしい。車に戻ったドナは、4人ともこれまでの事は全て忘れようと、平和的な解決を求めた。みんな賛成した。

【ドナ&レイ】
深夜クラブでのラスト・ライブを追えたレイは、今後は念願のアルバム製作に入ることになっていた。
バレリーから「レイと2回寝た」という告白を受けたドナは、ゴタゴタあったものの、バレリーのことは許すことにした。バレリーからも、「レイと仲直りをする前、彼にその価値があるかどうかを考えて欲しい。レイが、パームスプリングスでドナに対してやった事が忘れられない・・・ドナも忘れないで!」と言われたドナは、L.A.に戻ると、早速レイに事実を確認した。しかし、レイから「1度だけ寝た」と嘘を言われたドナは、自分はバレリーさえも許せる心を持っているが、「レイだけは許せない・・・別れる!」と、レイをアパードから追いだした。レイは「いつか後悔するぞ」と言い残して、アパートを出ていった。

【バレリー&デビッド】
バレリーから授業のノートを借りていたデビッドは、それを返すために、荷造りをしているバレリーの部屋へやって来た。デビッドは、自分が立ち直れたのはバレリーのお陰だと礼を言い、バレリーが「当然のことをした。デビッドが心配だった・・・」と言葉を続けようとした時、突然バレリーにキスをして、「楽しんできて、戻るの待ってるから」と言って帰っていった。

【ブランドン&スーザン/テストに合格!?】
カーサ・ウォルシュで、映画の撮影が行われることになった。スティーブの知り合い「名ロケーション・マネジャーのジョニー・マース氏」から依頼で、その映画の監督が思い描いているイメージにピッタリだったらしい。契約料は1日200ドル。家計費を使いすぎて困っていたブランドンは、早速サインをしたのだった。ナットさんには両親に送信してもらえば?とアドバイスさたが、ブランドンは「自ら計画を立て、それを使いすぎたのは自分!。どうにかして自分で解決する!」と考えていた。

撮影の見学にやってきたデビッドとレイは、その撮影がポルノ映画であることをスティーブから知らされた驚いた。スティーブ曰く、ポルノはアダルト・エンターテイメント向けの芸術芸術らしい。そんな事を知らないブランドンは、自宅で行われる撮影を見学に来るようスーザンを誘っていた。しかし、スーザンはトルカレイクにあるおばさんの家でブリッジをする先約があるため、撮影の見学は断った。

その頃、スティーブは監督から「偉大なアクターだ」と見初められ、エキストラとして映画に出演することが決定していた。映画のタイトルは「トップレス・ピザ・パーティ III」。スティーブの役どころは、宅配ピザの配達員。しかし、ブランドンが撮影中に戻ってしまい、スティーブから事情を聞いたブランドンは激怒。当然、ブランドンにスティーブの言う「アダルト・エンターテイメント」は理解してもらえなかった。しかし、契約書にはサインもしてある。ブランドンは、スーザンが来られなくて良かった!と言って、撮影を見物することにした。

スティーブが出演するシーンの撮影が開始された。シーン10/テイク1:ピザの配達員が美女達に洋服をはぎ取られるというシーン。しかし、テイク2を撮影する直前、ナント、来られないハズのスーザンがやって来てしまった。予定がキャンセルになったらしい。スーザンにポルノ映画の撮影だとバレたら大変!ブランドンは何とか隠そうとするが、スーザンの目の前に裸の男女がバッチリ入ってしまった。完全に怒ったスーザンは、ブランドンの家から出ていってしまった。ブランドンは撮影部隊に撤去するよう言い、契約書を破ってスーザンの後を追いかけた。

しつこく部屋の扉をノックするブランドン。仕方なく鍵を開けたスーザンに、ブランドンは自分も知らなかったという誤解を解こうとした。しかし、スーザンから「今回の事だけでなく、スティーブは学力テストでも問題児。数学専攻の生徒達の間では、スティーブが愚か者なのは有名な話しだ」と言われたブランドンは、スティーブのやる事が愚かなだけで、この先20年経っても彼は親友に変わりないが、スーザンとは20秒後どうなってるか!!と怒鳴った。スーザンは、怒って帰ろうとするブランドンを引き止め、ブランドンが何も知らなかった事、知っていれば止めていた事を信じることにした。

ブランドンは、スーザンの部屋で朝を迎えた。ブランドンが目が覚ますと、スーザンはおらず、残されたメモには「ジョギングに行きます。P.S.よかった?」と書かれていた。ベッドから出たブランドンが布団を直していると、ジョギングから戻ったスーザンが、「テストに合格」と喜んで言った。スーザンのテストとは、「ベッドメイク」することだった。このテストに合格したのはブランドンが初めてらしい。スーザンは、嬉しさのあまり、再びブランドンをベッドの中へ引きずり込んだ。

【ディラン&トニー】
ディランは2日もトニーに無視されていた。金曜の朝は、トニーが必ず図書館を訪れる。ディランは無視の理由を聞くために、 白いクマの人形を持ってトニーに近づいた。理由は、パーティの夜、父親の書斎に忍び込んだからだった。もし自分を好きなら、自分の父親にも敬意を払って欲しいと告げ、ディランは「君にとって大事なことは、僕にとっても大事なことだ」と答えた。仲直りした二人。

ディランは、トニーの父アントニア・マルシェット氏とレストラン「イグレシア」で食事することになった。トニーがディランの事を話したら、ぜひ会いたいと言ったらしい。マルシェット氏は、すでにディランの正体が何かを知っていた。トニーも、自分の父親とディランの父親は親しかったとだけ聞かされたようだ。ディランとトニーは7時に待ち合わせをして、レストランで7時半に落ち合うことにした。

約束の場所にやってきたディランとトニー。マルシェット氏からの伝言で、食事は先に始めていることになったが、何時になってもマルシェット氏は姿を現さなかった。再びジェラルドがやって来て、マルシェット氏から電話が入っていると伝言を受けたトニーが席を外した。するとすぐに、マルシェット氏とボディ・ガードのロニーが姿を現した。はなから一緒に食事をする気のなかったマルシェット氏は、ディランの狙いは何かと訊ねた。ディランは、マルシェット氏を逮捕するには十分な証拠が入っている隠し金庫があり、自分の身に何かあった時には、それがFBIへ渡る手はずになっていると告げた。マルシェット氏はトニーに近づかないよう忠告し、もし近づいたら・・・と、ロニーがテーブルの下で構えている銃の存在をディランに告げた。しかし、ディランも自分が用意してきた銃を手に取り、二人はテーブルの下で銃口を向けあった。
ディランは、「自分は諦めない。どこまでも追いかけてやる・・・あんたを仕留めるまで!」と宣言し、レストランを後にした。トニーはすでに、家へ向っていた。

翌朝。厳しい表情のトニーが、ディランの家を訪ねてきた。トニーは、ディランが自分を利用して父親に復讐しようとしているとを知ってしまった。ディランは、最初はトニーを利用していたと認めたが、トニーに会っているうちに、自分は変わったのだと反論した。だが、トニーは、父親に人殺しは出来ない!!!と、信じようとしなかった。

【コリン】
旅行へ出かけたケリーに電話を入れるコリンだが、ケリーは修道院で「沈黙の時」の真っ最中だった。コリンが電話をしていると、N.Y.の画商クローディア・バンアイクがアトリエへ入ってきた。コリンは急いで電話を切った。クローディアは、コリンが絵を描くことだけに集中できるよう、生活における金銭の面倒を引き受け、コリンとは深い関係を続けてきた女性だった。

深夜クラブの壁画を手がけるコリンに、クローディアが「自分を安売りしてないか?」と言ってる所へ、旅から戻ったケリーがやってきた。ケリーとクローディアの初対面。

6-6 STAFF
  • Supervising Producer:JOHN EISENDRATH
  • Producers:JASON PRIESTELY,DINAH KIRGO
  • Producer:KENNETH MILLER
  • Executive Consultant:CHARLES ROSIN
  • Co-Exective Producer:LARRY MOLLIN
  • Exective Producer:PAUL WAIGNER
  • Created by:DARREN STAR
  • Written by:LARRY MOLLIN & MEREDITH STIEHM
  • Directed by:DAVID SEMEL
  • Executive Producers:STEVE WASSERMAN & JESSICA KLEIN
  • Executive Producers:AARON SPELLING & E.DUKE VINCENT
Special Guest Star
  • JASON WILES
Special Appearance by
  • STANLEY KAMEL
Guest Starring
  • EMMA CAULFIELD
  • NICHOLAS GUEST
  • GINTA RAE
  • RAY BOYLE
  • MARY CROSBY as Claudia Van Eyck
  • REBECCA GAYHEART as Antonia Marchette


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