【コリン刑務所へ】
コリンの判決の日は迫っていた。バレリーはお金を積んで弁護士を変更し、最良の手を尽くした。その甲斐あって、新しい弁護士は検事側と取引を行い、コリンが有罪を認めたならば、6カ月の更正施設通いで済むことになった。施設は家からも近く、コリンは絵を書き続けることができる。審議当日はハンロン判事だが、彼は麻薬に関しては甘いということで、ほぼ100%刑務所へ行かなくても済むはずだった。しかし、検事が取引どおりに6カ月の更正施設通い提案すると、判事は「取引したのはわかっている」と言い、市民を危険にさらしたカーチェイス起こした罪は重いとして、コリンは2年間刑務所へ行くことになってしまった。
【スティーブのライバル?】
クレアが9歳の頃2年間だけ住んでいたパリのモンマルトルで、家族ぐるみでお付き合いしていた家の息子、すなわちヨーロッパの王室のプリンス「カール」がビバリーヒルズにやってきた。スティーブもカールに会いに、クレアの家へ行く。スティーブは「皇室の紋章入りカフス」をほしがっていた。クレアとともに、カールのお相手をするスティーブ。その甲斐あって、カールからカフスをプレゼントされ、喜ぶスティーブ。ナットさん達に自慢気に話す。
そのころ、カールはもうしばらくビバリーヒルズに滞在することにしたとクレアに話す。どうやら、カールのお目当てはクレアのようだ。
【タラの正体】
タラにはアパートを出ていってもらうことになった。いままで撮影したフィルムを現像しに、ブランドンの在籍する新聞部の暗室にやってきたタラ。ブランドンは、彼女の髪型や話で、「タラが変」であることに気づいた。
タラがアパートを出ていく朝、彼女がビーチへでかけている間、ケリーはタラのトランクの中を見てしまう。そこには家族からの手紙の束があった。タラは家族に見放され、引っ越した先すら教えてくれないと話していたが、家族からの手紙には電話番号と、帰ってきて欲しいという、タラが話した内容とは正反対の内容が書かれていた。ケリーは戻ったタラにそのことを話した。タラは逆上し、グレッグの件、バレリーの車件は、ケリーの為を思って自分がやったと怒鳴った。そして銃でケリーを脅し、車で海の見える崖へ向かう。タラは騒ぐケリーを殴って気絶させ、その間にケリーの腕を縛った。また排気口にホースをくくりつけ、その先を車中へ引き込んだ。目を覚ましたケリーに、夕日を見ながら一緒に死のうと言う。生きていたっていいことはないと...。ケリーはタラの持っていた銃を奪い取り、もみ合いながら宙を打ちまくって玉を空にした。
彼女は監視の厳しい精神病棟へ入れられることになった。タラの両親も病院へ駆けつけ、ケリーに謝罪する。