Episode Guide

10-04:結婚拒否
(A FINE MESS,1999/9/29,2000/4/26,2000/10/28)

【スティーブ&ジャネット、今度こそ本当に結婚!】
一度はOKしたものの、やっぱり結婚は出来ないとジャネットに断られてしまったスティーブは、ディラン、デビッド、ノアに相談。跪いてプロポーズしてないからだ!とか、誠意を持って言えば大丈夫などなど…励ましとアドバイスを受け、終いにはノアを相手に跪いてプロポーズの予行演習まで始めた。
一方、ジャネットはケリーとドナ、そしてマットに相談していた。ケリーとドナはスティーブなら大丈夫だと励ますが、ラマーズ法の講習会や超音波で性別を調べてもらったりなどなど…ジャネットの中では出産までのスケジュールが整理・組み立てられていた。赤ん坊の性別を分かっている方が、準備に無駄がなくて便利!という。結婚はしないという考えは変えていない様子。

翌日。ジャネットを自分のホテルに呼んだディランは、「誰も言わないだろうから自分が言う…君は間違っている。ワガママだ。」と告げたが、ジャネットはディランに説教する権利はないと言って出ていった。その夜、ジャネットはプレッシャーをかけないよう皆に言って欲しいとスティーブに頼みに行ったが、やはり喧嘩になってしまい、プロポーズする予定だったスティーブも怒って中止に。ジャネットが部屋から出ていくと、婚約指輪を箱を壁に叩きつけた。

子供は産むけど夫は要らない。そう決めたジャネットに怒り怒りのスティーブ。でもやっぱりジャネットと結婚したい気持ちでいっぱいだった。深夜クラブのカウンターでノア相手にプロポーズの練習をしていると、なんと後ろから「彼とは結婚したくない!」というジャネットの声が!!! ショック!

翌日。ビバリービートでディランが「ジャネットは諦めてシングルファーザーになれ」と言っていると、そこにジャネットがやって来た。ディランが散らかして帰った後、それを片づけながら「私はキレイ好きで整理された机に引き出し、グラフやチャート、スケジュールや秩序が好きなの! 秩序が生き甲斐だけど今はそれがなくて、スティーブと同じようにデタラメばかりでいつもイライラさせられる。いい加減で頼りにらならないスティーブを愛しているけど、それが恐いの!!!」と、泣きだしてパニック状態。

その晩、ビーチアパートでベビーベッドを組み立てていると、赤ちゃんがお腹を蹴ったみたい...と、感動で涙なみだのジャネット。そこにスティーブが訪ねてきた。子供のことで頭がいっぱいと言うジャネットに、「俺だってそうさ!!!」と言ったスティーブは目が真っ赤だった。「子供が男の子か女の子かは生まれてからのお楽しみで、分娩室でジャネットに付添い、男の子よ〜とか女の子よ〜とかいう医者の言葉が聞きたい。マイホームパパになって、おもちゃに躓いたり、ジャネットと一緒におむつを変えたい....」と泣きながら言うスティーブ。ジャネットも涙。スティーブは去った。

翌日。ジャネットは病院で超音波検査をしていて、どんなことでも知りたいと思っていた。そこにスティーブがやって来た。彼は病室で跪くと、「コノ通りのダメ男だけど…」と言って、指輪の入った箱のフタを開いてみせた。ジャネットは驚いていた。しかし、画面に映っている我が子を見つめると、「えぇ、結婚する!!!」と笑顔(でも涙なみだ)で答えた。スティーブはジャネットの薬指に指輪をはめようとしたが入らずに小指へ。
医師が、赤ちゃんの性別をどうするかジャネットに訊ねると、ジャネットは「それは生まれてからのお楽しみってことで!」と答えた。はっぴー!

ビーチアパートのテラスでベビーベッドの色塗りをしているスティーブ。ジャネットはノーと言い続けたのはバカだったことを謝った。いつかスティーブに捨てられてしまうのでは...と、恐かったという。
スティーブはジャネットにプレゼントを用意していた。写真立てに入れられた、スティーブとジャネットのベイビーの写真だった。

【愛について意見が割れる、ケリーとマット】
「意見が合わないことが多いことが不安だ」というジャネットに、「結婚生活は夫婦が協力しあってもハードなものだ」とタイミング無視の忠告をしたマット。両親も自分も離婚経験アリのマットと、「結婚は永遠」だと信じるケリーは正反対。そんな時、マットはこれぞ"パーフェクトな離婚のケース"というクライアントを持っていた。二人も「愛は永遠」と信じて高校在学中に結婚したが、17年後に離婚。養育権は妻のジュディにあったが、夫キースが子供マッケンジーをベビーシッターの前で脅したとかで、マットに禁止命令を申請して欲しいと依頼。

翌日。子供の前で悪党呼ばわりされた夫のキースがマットを訪ねてきた。ジュディに「俺は危険人物と見られている!」と言い、マットにも「お前は俺をよく知りもしないのに告訴した」と怒っていた。二人は心が通いあわなくなっただけという。
マットとケリーが深夜クラブで踊っていると、ジュディがキースではない男性とダンスしているのを目撃。しかも楽しそうだ。急に帰ると言い出したケリーは、「ジュディは離婚するし、マットも離婚してて知り合いもほとんどそう。スティーブ達も別れちゃいそうで、もうイヤなの!」と言い出した。マットは不幸になるのを待っているみたいだし、なるに決まっていると自分も思わないといけないの??と言って去ってしまった。

翌日。宣誓証言を1時間後に控えたジュディとマット。ところがジュディは考えを改めていた。キースと和解することにしたという。深夜クラブで見かけた男性はディック・ノートン。幼なじみの元ダンナで学校行事で会ったりしていたが、キースとの愛が尽きたわけではなく、二人の愛は永遠だと分かった...という。

その晩、ビーチアパートを訪ねたマットは、ケリーに言われた「不幸になるのを待っている」ことについて考えた...と話しはじめた。それは確かによくないし、妻ローレンが病気になるまではそうは思っていなかった(詳細は「9-15:男と女の関係」「9-17:メキシコでの一夜」)。その後、そう考える方が楽になったという。ジュディとキースがやり直すこと、スティーブ達が結婚することになったというハッピーニュースに、ケリーとマットは、いつまでもみんな幸せに暮らすようになるかもネ...と言ってキスをした。

【残酷なひと、デビッド】
リック・ミラー氏との打合せでKVIB局を訪れたデビッドは、受付の女性ロビンをナンパした。その彼女へのデートの申込み(電話)を自分のラジオ番組の中で公開。ロビンもオン・エアされていることに驚いたが、デートへの返事はYES。深夜クラブの客席からは歓声が上がった。その後、リスナーからデビッドを非難する電話が入ったが、「女はろくでなしが好きで、例えば僕の友達でダグという男は……」と、ディランのことを話しだした。オフィスで放送を聞いていたディランはデビッドに文句を言った。

翌日。深夜クラブでデートしたデビッドとロビン。

翌日。放送直前にロビンの方から「放送がんばってね」という電話が来た。また、放送中はデートの結果を襲えて〜というリスナーからの電話が鳴りっぱなし。話すつもりはなく、電話をはしから切っていくデビッドだが、ダグと名乗る男性(ディラン)から「噂の的になるってのは気分のいいもんじゃないだろう? 結果がどうだったか教えろよ。それともデートは失敗だったから質問には答えない? 自分だけの問題だから外野は黙ってろって言うならハッキリそう言え」と言われ、デビッドはロビンとのデートの事をラジオで報告した。
家に戻ってくると、留守電に放送を聞いていたロビンからのメッセージが残っていた。「放送中にデートに誘ったのも酷いけど、そのデートで私も聞いているのにペラペラ喋るなんて、あなたって残酷なヒト…」。

【ドナ&ノア、仲直り】
お勧めのバンド「SLING」のライブを深夜クラブでやろうとノアに提案するドナ。すでに手配済みだろう?と突っ込むノア。険悪ムードは一体どこに?の二人は、ドナが持ってきたCDを聞くことに。実はこのバンド、元浮気相手のウェインの推薦だったが、ノアにはそれを隠しておいた。

翌日。機材セッティングを手伝っていたノアは、ボーカルのチェトがウェイン・モーゼスの従兄弟で、それが偶然でないことを知った。夜になってドナが彼らのライブにやって来た。ノアにウェインのことを言われると、本当のことを言ってたら雇わなかったしクラブのことを思ってしたことだと答えた。

「ビバリーヒルズ・ヘルス&フィットネス」から出てくるノアを待ち伏せしていたドナは、バンドの件は悪かったと謝った。それから浮気のことも。しかし、ノアにも「あなただってシェリースと似たようなことをしてたじゃない! 側で私はどうにかなりそうだったわよ!!」と言い出したりして(^-^;; お互い傷ついたけど、もうあの二人は関係ないでしょ?と、自分たちのこれからを考えてみて欲しいと頼んだ。

翌日。「SLING」と契約したというノアが、11月のライブのチラシをドナに見せた。ノアはもう気にすることは止めたと言って、ドナと仲直りのキスをした。

【ディラン、ジーナを追い出す】
ジーナはホテルの豪華な部屋に住んでいることを母親に自慢。その電話をきっかけに、一緒にホテル住まいしようと話し合った覚えはないとディランが言い出した。ディランの機嫌をとろうと朝食のルームサービスを頼むジーナだったが、「こんなことしても無駄だぜ」とディラン。
部屋探しを始めたジーナ。一緒に物件を見に行った帰り、「君が悪いのではなく、まだ木が熟していないだけ…」というディランに、ジャネットは「多分、私への気持ちもね!」と答え、彼女は1人で部屋探しをすると宣言してディランを追い払った。

ラシーダの物件の契約を済ませたジーナが、ディランの部屋に戻ってきた。イライライライラ……ご機嫌斜めのジーナに、ディランは「ここのホテルで暮らして欲しい。もうアレンジはしてあるんだ。」と言い出した。大喜びのジーナだが、1つ下の階の部屋を面白半分に「ミセス・マッケイ」の名前で用意したという。ディランのGFとして一緒に住みたかったジーナは、「部屋は別々でも、結局は自分に世話を焼かせるんだろうし、そのようにしか扱ってくれない。」と告げた。


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