【ケリー、ディラン】
ケリーは消極的だったシアトル行きに前向きな姿勢を見せ始め、マットにも、2人の関係を混乱させようとするディランは放っておこうと話していた。そんな時、サーファーが岬で事故死したというニュースをカーラジオで聞いて、ディランも同じ岬に出かけていたことから、彼が事故にあったのでは??と心配に。ドライブ中の場所から近いこともあって、ケリーは岬へ向かうようマットに頼んだ。ちょうど遺体が担架で運ばれているところに遭遇。サーファーのものらしき車が停っていたが、最近、ディランは新車に替えたらしく、それがディランのものかはケリーにもわからない。
ケリーはマットと遺体安置所にやってきたが、親族以外には遺体の身元を明かせられない規則だと言われてショック。ディランの父はFBIの証人保護PRGを受けており連絡不可能、母親もハワイ。ディランにとって自分たちが身内のようなものだし、連絡できる両親もいない。興奮するケリーが、「遺体がディラン・マッケイなら、そうだと言って!!」と取り乱しているところに、携帯電話が鳴った。ケリーからの留守電を聞いたディランだった。予定を変更して列車の旅に出ていたという。ただならぬケリーの様子に、ディランは何かあったのかと問いかけたが、ケリーは「間違いに気付いた」と言って、電話を切った。
翌日。ケリーとマットがピーチピットで食事していると、ディランが声をかけてきたが、マットはディランを無視して勘定に立った。その間、ケリーは事故があって心配したと話したが、ディランの反応は冷たい。ケリーはマットを失いたくないが、ディランへの想いも捨てきれず悩んでいた。
ディランの部屋を訪ねたケリーは、散歩しようと提案。また、自分がディランが想っていることも告げたが、ケリーの指に光る婚約指輪がある以上、どうすることも出来ないとディランは答えた。
【マット】
マットの兄が交通事故で死亡し、すぐニューヨークへ帰らねばならなくなった。愕然とするマット。ケリーは自分も着いて行くと言ってなぐさめた。
さらに、義姉の妊娠も発覚したが...
【ドナ、カミール】
カミールが休暇を終えてブティックに戻ってきた。デビッドがドナとの復活をカミールに話すことになっていたが、何も知らないカミールは、デビッドからの留守電に淡い期待を寄せていた。嬉しそうなカミールに何も言えないドナ。
ランチから戻ったカミールの目からは、いっぱいの涙と怒りの表情が溢れていた。何も知らずドナの前で浮かれていた自分がみじめだという。自分と働くのは嫌だろうからと(ドナ自身が耐えられないというのもあり)、ドナはカミールが所有する店の権利を買い取る提案するが、カミールは「恋人だけでなく、仕事まで取り上げるの?」とパニックに。ドナも、カミールの好きなようにしてと言わざるを得なかった。
ドナがデビッドの家に行くと、別れたはずのカミールが来ていた。ドナの姿をみたカミールは再び泣き出し、2人のデートは中止。
翌日、カミールはデートの邪魔をして悪かったとドナに謝った。しかし、彼女の口から出るのはデビッドの話題ばかり。カミールは納得できるまでデビッドとのことを考えたいのだが、ドナは、自分はもう話を聞いてあげられる立場ではないので、彼の話はしないで欲しいと頼んだ。結局、カミールは権利の持ち分をドナに買ってもらい、ブティックを辞める決意をした。
【ドナ、デビッド】
PPADでの仕事が終わったらアパートに来る?と誘ったドナだが、デビッドの答えは「遅くなるから今度」だった。ドナはいま一度、デビッドとの関係について考えてみた。 ケリー曰く、ドナと最初に結ばれるまで7年も待ったデビッドだから、スローペースな付き合いを考えているのでは?とのこと。
次の夜、デビッドの家にやって来ると、彼は玄関前に座っていた。 ドナは、自分たちは姉弟のような関係じゃない?と訊ねるが、デビッドは持っていた高校の卒業アルバムを取り出して、寄せ書きを読み上げた。そして家の中に招き入れると、部屋中たくさんのキャンドルで埋め尽くされていた。デビッドがドナの名を呼び、ドナが振り返ると、なんと彼の手にはダイヤの指輪が! 膝まづいたデビッドが言った。
「ドナ、僕と結婚してくれるかい?」
突然のプロポーズにビックリしたドナは、考えさせて欲しいと答えた。デビッドも了承した。
【スティーブ、ジャネット】
夫婦逆転の生活が続くスティーブとジャネット。仕事量を減らしてもらえば?と提案するスティーブだが、話は意外な方向に進んでいた。ジャネットは新しい雑誌社の経営をオファーされ、今まで以上に忙しくなってしまう。新ビバリービート社を久しぶりに訪れたスティーブは、エレベーターまで取り付けられて、規模が大きくなった編集室にビックリ。3年間で自分が気づいてきたものが、他人の手によって奪われようとしている。自分は家で主夫しているだけ...。愛着のある新聞社は売らない!と言い出した。
お試し期間のはずが、ふと気づけば新聞社を売却する方向で話が進んでいる...そう思ったスティーブは、ジャネットと話し合いの時間をもうけることにした。
翌朝、考えて結論を出したというジャネットの答えは、「新しい仕事は大きなチャンスだから逃したくない」だった。「ジャネットだけがハッピーで、夫婦2人にとってはハッピーじゃないし、マディが知らない間に成長しちゃってもいいのか?」と言うスティーブ。マディのことを言うのはフェアじゃないとして、ジャネットはスティーブと対立してしまった。
【ノア】
デビッドとドナが楽しくやっていると、居候のノアが戻ってきたが、関心のないいフリして再び出ていった。
エレンがアルコール更生会にやってくると、ノアがドナのことを語っているところだった。出ていった彼女を追ったノア。エレンは、次からは別の地域の会に参加すると言って去った。 ノアがエレンのオフィスに電話をすると、彼女は言い過ぎたことを謝った。エレンは、努力してる姿を母親に見せて理解してもらわねばと、やるべきことをリストアップして頑張っていた。しかし、エレンは、母は自分の失敗を待っていると思っていた。
邪魔者扱いされている感じがすると言って、ノアはデビッドの家を出ることにした。デビッドも引き止めるつもりは全くなかった。 憂さばらしをするかのように、バッティングセンターにやってきたノア。エレンも一緒だった。ノアはやってみるかい?と、エレンにバットの持ち方と打ち方を教えた。ノアはすぐそばでエレンのバッティングを見ていたが、凝視されると緊張するので、遠くから見ていて欲しいと頼んだ。それは、自分たちの関係も一緒だった。
別れたエレンの元夫は別の女性と結婚し、2人の子供と幸せに暮らしていることを共通に知り合いから聞いた後、お酒を飲んでしまったが、努力しようと前向きな姿勢を見せていた。