Episode Guide

10-26:決断
(The Penultimate,2000/5/17,2000/10/18,2001/4/14)

【ドナ、デビッド/ドナ返事をする】
ケリーが帰宅してすぐ、ドナはデビッドからのプロポーズを報告。その頃、デビッドはディランとスティーブに手伝ってもらい、夜の砂浜でドナへの愛のメッセージを掘っていた。翌朝、ビーチアパートのテラスから「I LOVE DON」を見たドナ。DONという人へのメッセージなのね...素敵ぃ〜と思っていたら、デビッドが掘ったものと知り感激。デビッドは、「(ドナは)昔からずっとそうだった...婚約は絶対のもの、結婚は完璧に一生のものと。でも現実はそうとは限らない。受入れにくい気持ちはよくわかる。」と告げた。

ケリーの結婚式で着る衣裳を届けにきたドナは、ジャネットに、結婚生活がパーフェクトじゃない時に嫌になったことがないか、聞いてみた。ちょうど今、スティーブと意見が合わないジャネットの答えは、「もしパーセントで言うなら54対49でうまくいってる方が多いかな。それでも、それを受入れれば幸せになれると思う」だった。

その夜、デビッドが続きを掘っていると、ドナがやって来た。不安な表情や迷いはなくなってる。
ドナ「あなたのために全てを捧げたいと思ってる。ふたりのために。」
デビ「ドナ・マーティンは僕にプロポーズしてる〜〜〜」
ドナ「ええ、そうよ。デビッド・シルバー。結婚してくれる?」
二人はキスを交わし、砂浜には「I LOVE DONNA」の文字が……。

翌朝、二人はデビッドのベッドで目覚めた。が、ラブラブすぎて、次に気付いたら夜だった(^-^;; 夕食にピザをとったデビッドだが、16ドルに34ドルもチップをやるほど太っ腹。二人は食べながら、夫婦別姓の話や、子供は2人欲しいとか、3年間を巻き戻したいと思うかについて話していた。これについてデビッドは否定。そのおかげでドナしかいないと解ったからだとか。結局、「ピザよりこっちの方がよくなった」と、食べかけのピザを放り投げて、再びベッドに倒れ込む二人(^-^;;

さすがに腹減り減り腹の二人は、翌日の朝食はしっかりと。結婚式はドナの好きなように!と言うデビッドだが、とりあえず家族に打ち明けねばということになり、早速フェリースに電話をかけたドナは、「ちゃんと座ってる?」と、デビッドとの結婚を報告した。

【ノア】
ケイトリンを引き取ったエレン。子供は傷つきやすいため、もし自分と付き合うのなら結婚を前提にして欲しいと、遠回しにノアに告げた。
義姉の子供の件で悩むマットから、シングルマザーの大変さを質問されたノアは、ケリトリンが実の父親をどう思っているかは知らないが、時々悲しそうな目をするのが辛い...と答えた。
その夜、残業で遅くなる自分に代わって、ケイトリンのお迎え&子守をしてくれたことに感激するエレン。だが、今は将来のことは考えられないとノアが気持ちを話すと、途端に笑顔がなくなり、考えている時間はないと言って、ケイトリンの部屋へ行ってしまった。

【スティーブ、ジャネット/売却する】
牛乳がきれていて、スティーブのシリアルは牛乳ナシ。ジャネットは自分のを譲ろうとしたが、相変わらず二人は対立したまま。やる・要らないのやりとりのはずみで、皿が床に落ちて割れてしまった。かなり最悪な状態。

ジャネットは、新しい雑誌の企画に精を出すが、新編集長のチャールズがニューヨークから呼び寄せた女性エバにも、企画を提出するよう言っているではないか! 2人を競わせるらしい。話が違うことについて抗議するが、逆に煩がれて「こんななずでは……」状態のジャネット。エバは、チャールズとは長い付き合いのある編集者らしい。

ドナに辞めれば?と忠告されるが、スティーブに大きなことを言ってしまった手前、仕事の相談も出来ず、いまさら売却反対とも言い出せない。しかも、事情を知らなかったドナはスティーブに、マデリンと一緒にいられるチャンスだと、タイミングの悪いアドバイスをした直後だった。

翌日、マデリン相手に愚痴をブツブツいっていたスティーブだが、マディが「パパ」と喋ってビックリ。「初めて聞いた言葉は絶対に忘れないぞ〜"パパ"ってな!」と、大おおはしゃぎでマディを抱きかかえた。ソファで眠ってしまったジャネットを起こすと、昨晩までの態度は一体どこへ???彼の豹変ぶりに驚いたジャネットは、マディが「パパ」と喋ったことを知らされた。
スティーブはこれから遊園地にお出かけ。反対に、ジャネットは本心を言えずに複雑な気分。しかも、スティーブが売却話に前向きらしい。

チャールズとエバは、楽しそうに企画内容について話していた。ジャネットは、企画提出は金曜日のはずだと抗議をするが、逆に文句のある態度はやめた方がいいと言われてしまった。ムッとしていたところ、机の電話が鳴って出てみると、遊園地にいるスティーブからだった。電子メールを見るよう言われてアクセスすると、ライアンとマディの3人で楽しそうに写っている画像が現れた。顔がほころびる。「マディが待ってるから」と言って電話を切るスティーブだが、ジャネットには辛い仕事が待っていた。取り残されたような気持ちになりながら、画像をみつめた。

相変わらず2人で話し込んでいるチャールズとエバ。呆れているジャネットの元に、スティーブがやって来た。ビバリービート売却の手続きが完了したので、お祝いしようと、シャンパン持参でやってきたのだ。今までの態度について謝るスティーブに、ジャネットは「もしスティーブがこうするべきではないと思うのなら…」と言いかけるが、スティーブは全然気付いておらず、マデリンの写真をチャールズ達に見せに行ってしまった。

【ケリー、マット、ディラン/マット自爆・ケリー結婚解消】
兄の葬式から戻ったマットとケリー。
二人の会話から、義姉のお腹の子はマットが精子提供して出来た子供らしい。マットは兄が死んでしまった今、生まれてくる子供との付き合い方、責任を果たすべきかどうか、悩んでいた。
シングルマザーの女性と付き合うノアに相談し、「時々、悲しそうな目をする」と言われたマット。

ケリーは、ブティックの2階に「ケリー・テイラーPR会社」のオフィスを構えることに。準備をしていると、ディランがマットへのお悔やみを言いに来た(ホントか?)。プロポーズしたデビッドが、「一緒になるために生まれてきたような2人が一緒になれないなんて理解できない」と言っていたことに対し、ディランは自分もそう思っていると告げた。

翌朝、デビッドの砂浜メッセージを見たケリーは、デビッドに電話して、暗い気持ちが吹っ飛んだと告げた。その時、ディランが大学を卒業すること聞かされた。誰にも言わない約束だったが、ケリーは知っておきたいだろうと思ったから…と、デビッドが気を使って教えたのだ。
ディランの部屋に向うと、デビッドから聞いて来たことを告げ、ネクタイを結んであげながら、一緒に卒業式に行きたいと言い出した。しかしディランはそれを断り、お祝いのディナーに行くことになった。店はディランが決め、ケリーがご馳走する。

その直後、マットとサンタモニカピアで合流。何があってもケリーとの結婚を優先したいと告げるマットだが、それが彼の本心でなく、自分のために言ってくれてると分かるケリーは、しばらく1人で考えたいと言って別れた。

夜、ディナー行きの支度をしたケリーが、ディランの部屋にやって来た。
ケリーは結婚に安らぎを求めていた。マットは誠実で、思慮深く、自分のために何でもしてくれる。しかし、ディランは信頼できないし、自分に何もしてくれないという。チャンスをくれ!というディランだが、ケリーはまたがっかりさせられることを恐れていた。
コーヒーテーブルの上には卒業証書。ディランの名前が書かれた、純文学の学位を取得した証書。ケリーの背後から、ワンピースの肩ヒモに手をからませるディラン。「ケリー、もう二度と君をがっかりさせない」。ケリーは目を伏せるが……。

翌朝。山上の公園で話し合っていたら、朝を迎えてしまった二人。ケリーはディランのジャケットを羽織っていた。11時にオフィスで会う約束をマットとして、最後に「愛しているわ」と言って携帯を切った。「こうやってあなたと一緒にいると、いつか地獄に堕ちるような気がする」と頭をかかえるケリー。マットと話し合った後で電話をくれるようケリーに言うと、ディランはケリーの肩を抱き、ケリーもディランにもたれた。

マットのオフィスに深刻顔のケリーがやって来て、「子どものためにも父親になるべき」と言い出した。マットは「自分達の結婚はどうなるんだ?」と返答。涙を浮かべながら、マットとは結婚できないとうケリーに、マットは突然のことで言葉が出てこない。そして、”ディランが余計なことを吹き込んだに違いない”と勘違い。「ディランが何と言っても意味はない。君に言うべきだったが、隠していた僕が間違っていた。でもディランは、ブチ壊すために言ったんだ。そんなことで壊れる仲じゃないだろう?」と、エイミーと寝たことを言ってしまった。ディランは何もいってない。マットが自分で言ったのだ……そのことをケリーに指摘され愕然とするマット。歩み寄ろうとするがケリーは拒絶。「君だって、本当ははどうなんだ?僕を裏切ったことが一度もないって言えるのか?」と逆ギレするマットだが、ケリーは「いいえ……ないわ。だからこうするのがイチバンだと思う。」と言って、婚約指輪を置いてオフィスから出ていってしまった。

その夜、ケリーがビーチアパートのテラスで考え込んでいると、ディランがやって来た。ケリーは、エイミーのことを黙っていたディランを責めた。

ケリー「あなたは嘘をついて、私を騙した!」
ディラン「そうさ。でももし、俺が話してたら…」
ケリー「もちろん、とっくに婚約破棄してたわ」
ディラン「そして俺の元へ…来た。けれど、それは彼を許せないから。そんなのはゴメンだ!」
ケリー「だからって、全部知ってるのに、ただ黙って結婚するのを見てるつもりだったの?」
ディラン「君がマットを信頼してるから」
ケリー「だから私たちは、上手くいきっこない。一生を左右するような事実を知っていても、私に教えてくれないんだもん。友だちだと思ってたのに!」

ディランは友達として、ケリーにそうしたことが落ち着けば分かるだろうと言い残して、去った。


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