Episode Guide

07-20:婚約指輪の波紋
(With This Ring,1997/2/19,1997/9/33,1999/4/24)

【ケリー】
ケリーは、バレリーからプレゼントされた日記帳
(詳細はこちら)に自分の思いを書き綴っていた。ある時は砂浜で...ある時は寝室で...

私はいま、すごく孤独だ。大切な家族や友達はそばにいるけど、それでも孤独を感じる。これは、私が選択を誤ったということだろうか。ブランドンからプロポーズされ、ディランから旅行に誘われた時、私は一人になることを選んだ。そして、ディランはブレンダとロンドンに、今でもブランドンは私を想ってくれているけれど、愛しているのはトレイシーだ。
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人生は運命で決められているというけれど、本当だろうか。そして一生のうちに訪れるチャンスの数が決まっているとしたら、もしそうなら、私はブランドンとやり直すチャンスを使い果たしたのだろうか。
部屋で日記を書いていると、ドナがコーヒーを持ってやってきた。ケリーは、ドナはデビッドを愛しているのになぜ上手くいかないか...それは、肝心な時に傍にいなかったことが許せないのだと言った。ケリーが火事に遭遇している時、ブランドンはエミリーと一緒だった。そしてドナの場合(監禁されている時)、デビッドはクロエと一緒だったのだ。
ケリーは、「ずっとブランドンのことを考えている。でも行動に移す気もない」と呟いた。まだ好きなら言うべきだとドナは言うが、「自分がコリンと別れた時も、ブランドンがスーザンと別れた時にも言ったので、ブランドンの気持ちは知っている。やり直したいと思っていたら、きっと言うだろう」と答えた。ドナはもう一度言うべきだとアドバイスした。

トレイシーがケリーを訪ねた。トレイシーがブランドンと別れたと聞いて驚いた。

Kelly:
残念だわ
Tracy:
本当に?別れた原因は、ケリーへの婚約指輪をブランドンが持っていたからよ。
自分は潔くこのまま身を引いて、二人を結び付けるキューピット役になろうと思ってきたけれど、やっぱり出来ない。まだブランドンを愛してる?
Kelly:
ええ
Tracy:
私だって。あなたはフェアじゃない。一度はプロポーズをされたのに断り、きっぱり別れたはずなのに、今でもブランドンを縛り付けている! 愛は人を幸せにするものでしょう?あなた幸せ?私のブランドンへの気持ちは誰にも負けないわ。これからどうするか決めて...自分の為にも!

ケリーはブランドンと話しをしようと、カーサウォルシュを訪れた。しかし、ブランドンは婚約指輪を売りに出かけてしまった後だった。スティーブは、行ってみるというケリーに「急げよ」と声をかけた。→続きはこの下...

【ブランドン&トレイシー/別れ、そして...】
100回目の放送を迎えるCUTV。打合わせ中も不機嫌なトレイシー。それを見たブランドンも皮肉を言い、二人の関係はどんどん泥沼化していった。「打ち合わせが終わったら話そうと思っていた」と主張するブランドンだが、責め立てるトレイシーの態度を見て、その気がないならもう結構!と言い切った。

カメラの前では笑顔のトレイシーも、放送が終わるとブランドンを無視。さらに、番組の後で話そうと言っていたにも関わらず、ブランドンがケリーと一緒なのを見て、「自分とは話さないでケリーと話をするのね。ここにいても仕方ないわ!あなたの誠実さの賜物をお返しするわ」と記念の盾をブランドンに渡した。ケリーには「本当にこの人が誠実だと思う?自分自身を騙している人が誠実だなんて」と言って去った。ケリーはトレイシーを追いかけるよう言い、ブランドンは後を追いかけた。
部屋まで追ってきたブランドン...

Tracy:
なぜ、まだ指輪を持っていたの?
Bran:
わからない
Tracy:
今度も為にもじっくり考え直してみたら?気持ちを誤魔化し続けることはできないのよ。
Bran:
わかっているが、そんなに騒ぎたてることもないだろう!
Tracy:
わたしは騙されていたのよっ。ケリーを愛しているの?簡単な質問でしょ。
Bran:
簡単な質問じゃない
Tracy:
嘘つかないだけ、マシか...。さよなら、ブランドン(涙)
翌朝、よく眠れなかったブランドンはピーチピットへやってきて、「過去を忘れられなかったせいで、夕べ愛する人を失った」とナットに呟いた。ナットは「ケリーも忘れてないぞ」と言うが、ブランドンは「プロポーズまでしたのだから、気持ちが変わっていなければ、やり直したいならそう言うだろう」と言って出ていった。

【ブランドン&ケリー/指輪の行方】
宝石店へやって来たブランドンは、店の主人から「また来たのかね、覚えているよ」と声をかけられた。ブランドンは、3年前に指輪を買いに来て、去年は指輪を売りにきたのだが、ケリーへの未練もあって売ることができなかったのだ。しかし、今回は心の整理がついたと言って、主人から別の物と交換するか、現金にするかと聞かれた。その主人は、ブランドンが二人の女性の間で揺れていることを言い当て、別の女性にプレゼントするのに気に入った物が見つかったか?と声をかけた。ブランドンが選んだのは金のブレスレッド。それを見つめるブランドンに、主人が「過去と未来を交換することが出来そうか?」と声をかけたが、「やっぱり駄目です...彼女の気持ちを確認するまでは」と言って指輪の箱を閉めた。
店の外にはケリーが来ていた。それに気付いたブランドンが声をかけ、ケリーはトレイシーから指輪の事を聞いてやってきたと答えた。ケリーはブランドンから指輪を売りにきたのだと聞くと、「自分もそれが一番良いと思って言いにきたのだ...あなたがそうすべきだと思うなら、そうした方がよい」と言ってしまった。そして、二人は見つめ合いながら、自分達は複雑すぎて無理なのだと言い合った。

ブランドンがトレイシーの寮へやって来た。トレイシーは、ケリーに指輪のことを言った件について謝った。ブランドンは指輪を売却し、代わりに金のブレスレッドをトレイシーにプレゼントした。大喜びのトレイシーはブランドンに抱きつくが、ブランドンは複雑な表情で抱き返した。

ケリーは一人、夕やけの海辺を歩いていた。
今日、愛する人の品を買った。こんな事をするのは馬鹿げているかもしれないけど、どうしても手元に置いて置きたかった。 そう言いながら、ケリーはネックレスにした婚約指輪を見つめていた。

【バレリーの忌まわしい過去】
母アビーとの再会をきっかけに、バレリーは悪夢に悩まされていた。
自分の部屋へ忍び入ってくる男の影...その影はバレリーの上に乗り、何度も首筋にキスを繰り返す...その男の顔を見たバレリーは悲鳴をあげ、左手は血で染まっていた。
目覚めたバレリーは、シスコから戻ってくるママとは二度と会いたくないと呟くが、トムは逃げていては駄目だ!とバレリーに忠告。

アビーが再びL.A.に戻ったが、「よほどお金が欲しいのね」と、バレリーのアビーへの態度は変わらなかった。アビーは「家は売るしかないようネ!明日にはバッファローへ戻る。」と言って、タクシーでホテルへ戻った。

「ある女の子がいたが、その子は悪い子だったので、おしおきをせねばなりませんでした」と、ビクターがベッドの脇で話している夢を見たバレリーは、「かたをつけてくる」とトムに言って、アビーの泊まるホテルへ向かった。

Val:
夫が娘の部屋にいるのに熟睡してるなんて、どうかしている
Abby:
何を言っているの?
Val:
レイプされていたってことよ。性的虐待と暴力...加害者はパパで被害者はわたしよ。まだしらばっくれる気?
Abby:
よくもそんな事を!
Val:
やっぱり。死人をかばうんだ。私はどうだっていいのね!
Abby:
欠点もあったがいい人だった...あんたは問題を起こしてばかりだった。
Val:
あいつも腐り切っていたけど、ママはあいつ以上 あいつは私の部屋へ来るのを止めなかった ひらて
Abby:
恥知らずっ
Val:
辱められてきた...11歳の時からずっと!
バレリーな泣きながら部屋を出ていき、真実を聞かされたアビーは驚いた。

アビーは深夜クラブにいるトムを訪ね、「バレリーを頼む」と言うと言葉につまって背中を向けた。そして、「バレリーに嫌われていた理由がやっとわかった」と呟いた。本当に何も知らなかったアビー。なぜバレリーは自分に話さなかったのだろうか....とトムに訊ねると、後ろからやってきたバレリーが、「言えば夕べみたいな態度をとると思ったからよ」と言った。バレリーから相談を受けたトムはビクターを殺そうとしたが、バレリーが警察へ訴えれば殺さないという条件をビクターに出し、家を出るかセラピーを受けなければ警察へ通報すると言ってやったという。ビクターが自殺したのは、その夜のことだった。バレリーは「それで自分を責めているのではく、ビクターが死んで嬉しかったと思う自分を責めているのだ...あんな奴死んでよかった」と、涙を浮かべながら言った。

バレリーが再びホテルを訪れると、アビーは帰る支度をしていた。「考えを改め書類にサインすることにした。過去を忘れることにしたの」と申し出たが、アビーは家を売ることにすると答えた。もう一つ言っておきたいことがあるというバレリーに、これ以上言われて耐えられるかわからないと、アビーは涙を流しながら言った。しかし、バレリーの口から出たのは「ママを信じる」だった。二人は抱き合い、アビーは辛い思いをさせたことを謝りバレリーも詫びた。

ホテルから戻ったバレリーは、深夜クラブにいるトムの元へやってきた。そして、あの事は記憶から消し去りたい...トムの事は大好きだけど、トムの目を見るたびに忌まわしい過去を思い出してしまうと呟いた。トムはいずれ時が解決してくれるだろうと言って、二人は別れの乾杯した。

【ドナ、デビッド、クロエ】
スティーブ達とサンタモニカ・ピアにやって来たドナとクリフ。「楽しんでいるかい?」とキスをするクリフに、ドナは「デビッドとは終わっていないし、軽い気持ちで付き合って傷つけたくないのよ」と言うが、クリフは「軽い気持ちではない」と言って再びキス。ドナも今度はそれに応じた。

その頃、ドナに電話をかけていたデビッドは、出ない電話に「きっと消防士と出かけているのだろう」と想像し、デモテープを作りに来ていたクロエに愚痴をこぼした。クロエは、ドナが浮気しているなら別れればいいのにと言うが、デビッドは「浮気ではないし、寝ていないのは確かだ」と自信を持っている。ドナがバージンだと知ったクロエは驚き、それでも好きだから...というデビッドに、「デビッドを尊重しているようには見えない」と言った。

深夜クラブでライブを行ったルーサーに、自分のデモテープを送ったクロエ。デビッドと一緒にN.Y.へ来ないかと誘われたと報告するが、デビッドはクロエの誘いを断った。クロエは「浮気症のドナさんに振り回される方が楽しいもんね」とデビッドを責め、デビッドはデビューには時間をかけると約束したのに!と言い返した。「待つのに疲れた。ビッグになりましょう」と言いながら迫まるクロエだが、自分にとって体が全てではないと拒絶されてしまった。「一人でN.Y.へ行くがそれでいいのか?」とクロエが念を押している所に、ドナがやってきた。デビッドはベッドルームに隠れているようクロエに指示をして、玄関のドアを開けた。ところが、ドナが「ちゃんと話し合った方がいいと思って来たの」と部屋へ入ろうとした瞬間、クロエが下着姿で登場。ドナは「話し合う必要はないわねっ」と言って出て行った。

【スティーブ、ランディ】
ランディから初デートの相談を受けたスティーブは、パーティのあと「サンタモニカ・ピア」で合流しようと提案。ランディとケイティは上手くいっていた。ランディはスティーブを呼び止めて、コンドームを持っているか訊ねた。「コンドームは貸し借りできるもんじゃなねぇんだ。返されても困るだろ」と冗談を言いつつ、明晩から旅行へ行ってしまうというケイティの家で...というランディを励ました。ランディは、今夜のうちに予習をすんだ!と張り切っていた。
クレアは「10代の子に頑張れよと言って、コンドームを渡すだけでいいのか!」とスティーブに忠告し、そこへやってきたライアンにも「SEXの知識はある?ポルノ雑誌の記事はあてにならないよぉ。大半の女の子は、初対面の男といきなりシャワーなんか浴びたりしないからねっ」と言いだした。仕方なく、自分からランディに話すようにするから...とスティーブがクレアを説得し、クレアの機嫌は直った。

何と切り出してよいものかと、スティーブはしどろもどろしていた。ランディは、自分はなぜこんなに不安なのかがわからないと言い、たった一度しかデートしてない相手ならとりあえず「待つ...てことも...あり???」と口にした。結局は待つことになったようだ。


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